藤井睦子

日本の地方公務員。大阪府健康医療部長

藤井 睦子(ふじい むつこ、1962年昭和37年〉 - )は日本の公務員2020年令和2年)現在、大阪府庁健康医療部の部長として、新型コロナウイルス感染症対策「大阪モデル」などの指揮を執っている。京都大学iPS細胞研究所名誉所長(教授)の山中伸弥自由民主党(自民党)参議院幹事長の世耕弘成は、国立大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎の同級生。

ふじい むつこ

藤井 睦子
生誕 1962年????
日本の旗 日本 大阪府
国籍 日本の旗 日本
教育 学術修士埼玉大学 1990年4月)[1]
出身校 国立大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎
京都大学教育学部
職業 大阪府庁
活動期間 1986年昭和61年) -
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略歴 編集

大阪府出身、国立大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎卒業[2]1986年昭和61年)3月、京都大学教育学部を卒業[1]。翌4月、大阪府庁に入庁。主に総務財務の業務に従事し、大阪府教育委員会教育次長、財務部次長など歴任。2015年平成27年)4月、地方独立行政法人大阪府立病院機構出向し、理事兼事務局長。2017年4月、大阪府庁に戻り健康医療部長[3]

年譜 編集

人物 編集

福祉教育に携わる仕事を志望」して男女雇用機会均等法の施行された最初の年に大阪府庁に入庁した女性1995年平成7年)1月と1998年10月には、産前・産後休暇や育児休業を取得し子ども2人を出産。復帰後、朝4時起きの「超早起き作戦」で子育てと両立した[4]

世耕弘成経済産業大臣自由民主党参議院幹事長)や山中伸弥京都大学iPS細胞研究所名誉所長・教授は附属高天王寺の同級生で、2012年平成24年)10月、京都大学再生医科学研究所教授の山中に人工多能性幹 (iPS) 細胞に関してノーベル生理学・医学賞授与が決まった際、藤井は「ただただうれしい。(山中)本人はいつものように淡々としているかもしれないが、こちらは浮かれてしまう」と、産経新聞の取材に答えている[5]

浮かれやすい性格について「私、せっかちなんです」。一方で2020年令和2年)現在、健康医療部の部長として新型コロナウイルス感染症流行対策で、せっかちな性格が幸いしたのか特別班250人に迅速な指揮を執り「私は一貫して行政の人間で、この(医療分野の)仕事もまだ5年目。そういう意味では慣習、慣例にうといんだと思います」と述べている。

なお、「自分の力はいくつになっても伸びると思っているんですね。だからいくつになってもチャレンジする」といい、50歳を過ぎて、未経験の医療分野の部署に異動した際、持ち前のせっかちさで本を読みあさり「もの凄く勉強した」という[6]

脚注 編集

  1. ^ a b c 藤井睦子 主な経歴” (PDF). 大阪大学医学部附属病院長候補者選考会議委員名簿. 大阪大学 (2021年6月16日). 2022年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月20日閲覧。
  2. ^ 産経新聞2012年平成24年)10月9日朝刊 「誇り」「よくやった」患者団体、同級生ら喜び
  3. ^ セミナー - 医療・介護総合EXPO2018 [大阪]
  4. ^ a b 大阪府/キャリアパス紹介
  5. ^ 産経新聞2012年10月9日朝刊 「誇り」「よくやった」患者団体、同級生ら喜び
  6. ^ 吉村府知事の“名参謀”大阪のコロナ対策支えるスーパーウーマンは - スポーツニッポン2020年令和2年)6月7日

関連項目 編集

外部リンク 編集