藤倉 皓一郎(ふじくら こういちろう、1934年5月18日 - )は、日本法学者英米法民法)。東京大学名誉教授アマースト大学名誉法学博士。純粋の私立大学出身者としては初めての東京大学法学部教授。

来歴 編集

大阪府出身。東京大学教授、早稲田大学教授、同志社大学法学研究科教授、帝塚山大学法政策学部教授などを歴任。1980年の伊藤正己教授の最高裁判事就任により、その後任に招かれ、純粋の私立大学出身者(学部は私学出身で大学院のみ東大出身の前例としては経済法松下満雄教授がいる)としては初めての東京大学法学部教授となった。

なおアメリカ留学時代に環境法を学び、それが後に東京大学教授に招かれる一因となったと言われる。 

経歴 編集

学歴 編集

職歴 編集

その他の職歴 編集

  • 1976年04月 - ハーバード・ロー・スクール客員教授(1978年3月まで)
  • 1978年04月 - 同志社大学評議員(1980年3月まで)
  • 1983年03月 - カリフォルニア大学バークレー校ロー・スクール客員教授(1983年6月まで)
  • 1985年08月 - デューク大学ロー・スクール客員教授(1985年10月まで)
  • 1988年09月 - ミシガン大学ロー・スクール客員教授(1988年10月まで)
  • 1990年08月 - デューク大学ロー・スクール客員教授(1990年10月まで)
  • 1992年08月 - デューク大学ロー・スクール客員教授(1992年10月まで)
  • 1994年08月 - デューク大学ロー・スクール客員教授(1994年10月まで)
  • 1994年10月 - ニューヨーク大学ロー・スクール客員教授(1994年12月まで)
  • 1995年03月 - ニューヨーク大学ロー・スクール客員教授(1995年4月まで)
  • 1995年08月 - デューク大学ロー・スクール客員教授(1995年9月まで)
  • 1996年06月 - 学校法人同志社評議員(1999年5月まで)
  • 2001年02月 - デューク大学ロー・スクール客員教授(2001年4月まで)
  • 2002年06月 - 学校法人同志社評議員(現任)
  • 2010年09月 - デューク大学ロー・スクール客員教授(2010年11月まで)

刊行 編集

  • E・N・グリズウォルド『現代のアメリカ法』法律文化社、1967年
  • ロン・フラー『法と人間生活―現代法理論の常識』ブリタニカ、1968年
  • ジョン・マクフィー『ボイドン校長物語 アメリカン・プレップスクールの名物校長伝』ナカニシヤ出版、2014年[1]

脚注 編集

  1. ^ 他は米国法の編著での刊行

関連項目 編集