Wikipedia

道祖修二

道祖 修二（どうそ しゅうじ、1980年-）は、日本の音楽家・実業家。SHU DOSOとして音楽活動を行ない、MicroとともにWST（ダブスト）を結成[2]。ストリートカルチャー系音楽家、デザイナーなどクリエイターとして活動するほか、2004年に建物開発・管理事業を行う総合不動産会社2社を創業。

道祖 修二
向かって左が道祖 修二（Shu Doso）、右がMicro
基本情報
生誕 1980年（43 - 44歳）[1]
出身地 日本の旗 日本・東京都
職業 音楽家・実業家
活動期間 2004年-
公式サイト Shu Doso (do.shu.98) - Facebook
shu.doso (@shu.doso) - Instagram
Shu Doso (@ShuDoso) - X（旧Twitter）

バンズシティ株式会社代表取締役、株式会社インヴァランス創業者（旧：株式会社バンズ・インベスト・マネジメント）、株式会社アセット・ホールディングス代表取締役、バンズ保証株式会社代表取締役。

人物・略歴

編集

10代のころにストリートシーンの音楽に触れ、DJやソングライターとして活動。元大工[3]。23歳にして不動産デベロッパーやホテル事業などを手掛ける会社を設立。バンズシティ株式会社と株式会社インヴァランスの2社をそれぞれ売上100億円、総資産200億円の企業に育て上げる[2][4]。

音楽家として

編集

東京・渋谷で育ち、学校に行かずに毎日ストリートでスケボーに励んだ。サーフィンもしていたが、楽しいというわけではなく単に子供の頃からしていた延長に過ぎなかったのだという[5]。10代のころにストリートシーンの音楽に触れ、DJやソングライターとして活動したが、同級生でDef TechのMicroとWSTを結成。2人は同級生として出会い、ストリートとサーフィンという共通のカルチャーを共有する関係だった。コロナ禍が一段落した頃に、サーフィンの行き帰りの車中で社会の話題や共通の思いを語りあい一緒にやることになった。そこで、とりあえずWSTは、その年、12曲のデジタルシングルをデジタルリリースすることを決めた[6][1]。

WSTの曲作りは、Shuが時代の矛盾や、社会の不条理について書いた詩にMicroが音楽にはめていくスタイルである[6]。

また、2人は「日本一のマザコン」を自称し、2021年3月には、母を思う楽曲『親孝行』をリリース。2月リリースされた『WHY』は、コロナ禍について作った曲であった[6]。2023年には、「僕は経営者になって21年経つが、経済活動をしていくうえで、これまで社会の矛盾に対し相当ぶつかってきた。そのために社会に伝えたいメッセージがたくさんあったが、それを発散するきっかけがなくモヤモヤしていた。そこで自分でリリックに書いて伝えようという思いから始めた」と語った[5]。

実業家として

編集

2004年に不動産会社2社を創業し代表取締役に就任。東京23区と千葉県北エリアを中心に不動産開発とサービス業態の開発、運営及びディレクション業務を展開。2020年にはゴルフリゾート施設再生を目指し、レーサム子会社の代表取締役に就任。 施設のリニューアル及び経営の再建などを手掛ける。その他の事業として、複数のホテルや飲食店の運営など多彩な事業展開を行う。その他、アメリカ合衆国とオーストラリアにそれぞれ2つの関連会社を持つ。

2018年 6月には、千葉県南房総市千倉に、「"作って食べる"を楽しむキュイジーヌ（料理）リゾート。」をコンセプトとする「THE CHIKURA UMI BASE CAMP（ザ・チクラウミベースキャンプ）」を開業させ話題となる[7][8][9][10][11]。

2022年8月、中長期的戦略拠点として、沖縄県に進出。同県を今後の重要な戦略拠点として位置づけ、不動産開発及び飲食業、宿泊業を主体とした事業展開を行う方針を明らかにした[12]。

2023年12月号の『OCEANS』では、日々、楽しいと感じることは何もない。常に仕事のことで頭がいっぱいだ。「自分の自信のなさ」が原動力だ。「朝起きても会社には行きたくないし、外に出るのも怖い。しかし、やらないとそこで終わってしまう。この連続で、やりたくないことはどんどん削り落とされ、最終的に自分ができること、やりたいことをしている。その上で社会の役に立つことをするのが仕事だと思っている」などと語った。こうした道祖の姿勢を記者はまるで「俗世と隔絶した生活を送る僧侶のよう」と例えた。母親とは11歳までしか一緒に暮さなかったが、11年間とは思えないほど濃い時間であり、あんなファンキーな人は見たことがないと話した。道祖の人生観の根底には、この母親の影響が大きいのだという[5]。

経歴

編集
  • 2004年 - 不動産会社2社を創業し代表取締役に就任。
  • 2018年 - 6月、千葉県南房総市千倉に新たなグランピングスタイルを提案する施設「THE CHIKURA UMI BASE CAMP（ザ・チクラウミベースキャンプ）」を開業させ話題となり、6月23日には、TBSテレビ「王様のブランチ」、8月18日にはテレビ東京「なないろ日和!」[13]、TBSテレビ 「Nスタ」[14]や、複数の雑誌など多くのメディアで紹介される[7][15][16][17]。
  • 2019年 - 9月1日、アート×アパートメント第一弾『ART APARTMENT IN TOKYO NORTH』（東京都足立区栗原3丁目2番5）が竣工・販売開始[18]。
  • 2020年
    • ゴルフリゾート施設再生を目指し、レーサム子会社の代表取締役に就任。
    • 浅草に複合施設、浅草九倶楽部HOTELの運営を開始[19]。
  • 2022年
    • 経営する不動産会社が、中長期的戦略拠点として、沖縄県に支店を開設[12]。
    • 7月15日、愛犬と一緒に泊まれる"ブティックホテル"「ART HOTELS SHIBUYA」を渋谷区本町にオープン[20][21][22]。

脚注

編集
[脚注の使い方]

出典

編集
  1. ^ a b 『Oceans』2021年5月号「西宮佑騎×道祖修二」
  2. ^ a b “「Def Tech」Microが新プロジェクト 実業家Shuと新ユニット「WST」結成 3カ月連続でシングルリリース”. 中日スポーツ. 中日新聞社 (2021年1月14日). 2023年8月16日閲覧。
  3. ^ “WST ダブスト Straight.Street I live in California. I used to be a carpenter.”. Shu Doso公式Twitter. 2023年8月22日閲覧。
  4. ^ “Company”. バンズシティ公式サイト. 2023年8月16日閲覧。
  5. ^ a b c 『OCEANS』2023年12月号「HOT PEOPLE’S FUN-TIME 道祖修二」
  6. ^ a b c “2021年5月マンスリーゲストは、WST（ダブスト）Microさん・Shu Dosoさん”. ラジオNIKKEI. 2023年8月16日閲覧。
  7. ^ a b “全長約8ｍ以上の超開放的なキッチンで、みんなで作って食べるを楽しむ、海のグランピング。千葉県南房総市千倉に、2018年6月オープン予定「 THE CHIKURA UMI BASE CAMP」”. 日刊工業新聞 (2023年6月6日). 2023年8月16日閲覧。
  8. ^ 『Safari』2019年1月号
  9. ^ 『Blue.』2018年10月号
  10. ^ 『OCEANS』2019年7月号
  11. ^ “利回りくん”. 利回りくん. 2023年8月16日閲覧。
  12. ^ a b “バンズシティ株式会社（東京都渋谷区　代表取締役　道祖修二）は、沖縄県での事業展開を目的として支店を開設いたしました。”. PRTIMES (2022年8月10日). 2023年8月16日閲覧。
  13. ^ “テレビ東京「なないろ日和！」で当社の新事業「THE CHIKURA UMI BASE CAMP」が紹介されました！”. バンズシティ公式サイト (2018年8月18日). 2023年8月16日閲覧。
  14. ^ “TBSテレビ 「Nスタ」にて、当社サービス「FOREST STAND SENGAKUJI」 が紹介されました！”. バンズシティ公式サイト (2018年8月31日). =2023-8-16閲覧。
  15. ^ “THE CHIKURA UMI BASE CAMP”. 南房総市観光協会. 2023年8月16日閲覧。
  16. ^ “海沿いに佇む大人の秘密基地「THE CHIKURA UMI BASE CAMP」で極上の休日を【千葉県・南房総市】”. OZmall. 2023年8月16日閲覧。
  17. ^ “TBSテレビ「王様のブランチ」で当社の新事業「THE CHIKURA UMI BASE CAMP」が紹介されました！”. 王様のブランチ. 2023年8月16日閲覧。
  18. ^ “グラフィティアート＋アパートメント。壁一面にアートが施された、アートを軸に融合する住まい。”. prtimes (2019年9月2日). 2023年8月16日閲覧。
  19. ^ “エンタテインメントの聖地・浅草に佇む『浅草九倶楽部』が“劇場一体型ホテル”としてリニューアルから2年を迎えます。”. prtimes. 2023年8月16日閲覧。
  20. ^ “『好きな時に、好きな使い方で。旅に、仕事に、住まいに、愛犬と一緒に。ブティックホテル「ART HOTELS SHIBUYA」が渋谷・初台にオープン！』”. prtimes (2022年6月25日). 2023年8月16日閲覧。
  21. ^ “バンズシティ株式会社がブティックホテル「ART HOTELS SHIBUYA」を渋谷・初台にオープン”. voixlife (2022年6月27日). 2023年8月16日閲覧。
  22. ^ “おしゃれカフェ&ショップが並ぶ初台にブティックホテルがオープン！“好きな時、好きに使える自由さ”が今っぽい”. isuta (2022年6月27日). 2023年8月16日閲覧。

外部リンク

編集
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=道祖修二&oldid=101218822」から取得