酒井憲二
日本の国語学者・国文学者
来歴・業績
編集1928年、酒井與蔵・美世里の長男として、福井県今立郡北中山村川島(現鯖江市川島町)に生まれる。北中山尋常高等小学校(北中山村国民学校)・福井師範学校・日本大学文学部国文学科(二部)を首席で卒業。文学博士(日本大学)。鯖江市中央中学校、東京都墨田区立言問小学校、都立小松川高校・上野高校(いずれも定時制)教諭、山梨県立女子短期大学(現山梨県立大学)講師、図書館短期大学助教授(図書館大学(仮称)創設準備室委員)、図書館情報大学(現筑波大学図書館情報メディア研究科)教授(大学院担当科目は書誌学特論1、および、日本大学文理学部にて国語学演習)、平成4年(1992)定年退官。調布学園女子短期大学(現田園調布学園大学短期大学部、日本語日本文化学科)教授・学長(8年間、調布学園短期大学人間福祉学科一期生の卒業と共に退任)、平成12年(2000)退職。田園調布大学名誉教授。東洋文庫研究員。『新明解国語辞典』編集委員。平成24年(2012)11月28日死去。
平成2年(1990)「『甲陽軍鑑』の成立と資料性」で日大文学博士。平成7年(1995)『甲陽軍鑑大成』(全4巻)の刊行により、『甲陽軍鑑』の偽書説を覆した。
受賞歴・叙勲歴
編集著書
編集単著
編集- 『老国語教師の「喜の字の落穂拾い」』笠間書院,2004.7.
編著
編集- 『うた丶ね 本文および索引』次田香澄共著.笠間書院,1976.
- 『甲陽軍鑑大成』全4巻 編著.汲古書院,1994-95
- 『甲陽軍鑑大成」第5-7巻(影印篇)』汲古書院,1997-98
- 『実語教童子教 研究と影印』編著.三省堂,1999.2.
- 『新明解国語辞典』第6版.山田忠雄, 柴田武,倉持保男, 山田明雄共編.三省堂,2005.5.
- 『甲陽軍鑑校注. 序冊』編著.勉誠出版,2013.1.