長楽寺 (名古屋市)

名古屋市南区の曹洞宗寺院

長楽寺(ちょうらくじ)は、愛知県名古屋市南区にある曹洞宗山号は稲荷山。

長楽寺
所在地 愛知県名古屋市南区呼続4丁目13-18
位置 北緯35度06分21.08秒 東経136度55分54.76秒 / 北緯35.1058556度 東経136.9318778度 / 35.1058556; 136.9318778
山号 稲荷山(いなりさん)
宗派 曹洞宗
本尊 十一面観世音菩薩
創建年 (伝) 弘仁12年
開基 空海
正式名 稲荷山 長楽寺
札所等 尾張三十三観音4番
法人番号 8180005001670 ウィキデータを編集
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歴史 編集

寺伝によれば、弘仁12年(821年)に空海が巡礼に訪れた際に見た夢のお告げで、呼続の浜に七堂伽藍を創建。真言宗戸部道場寛蔵寺と命名して「鎮守清水叱枳眞天」を安置したという。

その後、寺は一山十二坊を有するまでになったが、やがて寺勢も衰えた。それを文明年間(1470年頃)に義山禅師が再興し、永正5年(1508年)に今川氏が諸堂を再建。この頃に曹洞宗の寺となり、明谷禅師が寺号を長楽寺と改めた。

慶長8年(1603年清洲城松平忠吉が、当時境内にあった素盞鳴尊を祀る祠に病の平癒を祈願し回復した事から、慶長11年にこの祠を東に移して富部神社とするとともに、書院、客殿等の諸堂を建てたとも伝わる。

境内には、戦国時代に織田と今川両家の国境線であった谷が残っている。

山号にもあるように境内の一角には稲荷神を祭る清水稲荷が置かれ、神仏習合となっている。また、盲導犬サーブの墓もここにあり、近年はいわゆるペット供養の方面が有名である[1]

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アクセス 編集

脚注 編集

関連項目 編集

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