雨川ダム(あめかわダム)は、長野県佐久市田口、信濃川水系雨川(あめかわ)に建設されたダムである。

雨川ダム
雨川ダム
雨川ダム
所在地 長野県佐久市田口
位置 北緯36度11分5秒 東経138度33分8秒 / 北緯36.18472度 東経138.55222度 / 36.18472; 138.55222座標: 北緯36度11分5秒 東経138度33分8秒 / 北緯36.18472度 東経138.55222度 / 36.18472; 138.55222
河川 信濃川水系雨川
ダム湖
ダム諸元
ダム型式 重力式コンクリートダム
砂防堰堤
堤高 28 m
堤頂長 126 m
堤体積 38,000
流域面積km²
湛水面積 8.9 ha
総貯水容量 800,000 m³
有効貯水容量 - m³
利用目的 砂防上水道かんがい
事業主体
電気事業者
発電所名
(認可出力)
施工業者
着手年/竣工年 ?/1974年
備考 計画貯砂量: 1,123,000m3
貯水池水深: 最大 28m
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概要 編集

雨川ダムは、長野県と群馬県との境近く、田口峠周辺を水源とし千曲川(長野県内における信濃川の別称)に注ぐ雨川に建設された、コンクリート堤体の砂防堰堤である。建設は1971年(昭和46年)度に着工し、1974年(昭和49年)11月30日に完成。ダム建設に伴い、建設地点の集落13が移転している。

砂防ダムは上流からの土石流をせき止めるために設けられる防災設備である。したがってを貯え、それを利用することはまれであるが、雨川ダムでは上水道および農業用水の水がめとして利用するため、およそ80万トンの水を湛えている。

雨川ダムは、千曲川への合流地点から上流7キロメートルの地点にある。長野県佐久市と群馬県南牧村(なんもくむら)を結ぶ群馬県道・長野県道93号下仁田臼田線がダム付近を通過している。ダム湖の上流にかつて不老温泉があった。さらに林道から遊歩道を進むと「日本で海岸線から一番遠い地点」(国土地理院調べ)にたどり着ける。

参考文献 編集

  • 佐久市「雨川ダムの案内」(現地案内板)
  • 長野県土木部砂防会・長野県治水砂防協会編集発行『長野県の砂防』1972年4月

関連項目 編集

外部リンク 編集