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震生湖(しんせいこ)は、大磯丘陵北部、神奈川県秦野市中井町にまたがる堰止湖秦野市観光協会が管理している。

震生湖
Lake.Shinseiko0.JPG

震生湖の位置(神奈川県内)
震生湖
震生湖 (神奈川県)
震生湖の位置(日本内)
震生湖
震生湖 (日本)
所在地 神奈川県
位置 北緯35度21分37秒 東経139度12分39秒 / 北緯35.36028度 東経139.21083度 / 35.36028; 139.21083座標: 北緯35度21分37秒 東経139度12分39秒 / 北緯35.36028度 東経139.21083度 / 35.36028; 139.21083
面積 0.013 km2
周囲長 1 km
最大水深 10 m
平均水深 4 m
貯水量 - km3
水面の標高 約155 m
成因 堰止湖
淡水・汽水 淡水
湖沼型 -
透明度 - m
Project.svg プロジェクト 地形
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目次

地理編集

1923年大正12年)9月1日の大正関東地震関東大震災)の際に形成された。地震動によって付近の丘陵が200mにわたって崩落し、市木沢(いちきさわ)最上部をせき止めたことから、その川筋と窪地が湖となったもの。流入河川・流出河川ともに存在せず、地下水脈で周囲の水系とつながっている。

滑りを生じた土壌は約6万6千年前に堆積した東京軽石層[1]で、風化が進行し粘土状鉱物のハロイサイトに変化した面が滑面となった[2]

水質編集

流入河川が無いため工場排水や家庭排水の影響は受けない[3]。1980年代の調査で、雨水(大気)由来のトルエンベンゼンアセトン四塩化炭素などの揮発性有機化合物が検出された報告されている[3]

利用編集

通年、ヘラブナ狙いの釣り人で賑わいを見せる。ヘラブナ釣りについては、桟橋は有料・岸釣りは無料。ブラックバス釣りについては、桟橋立ち入り禁止。

周囲(北側)には、震生湖公園が作られていて、湖の近辺では、休日になるとハイキング釣りをする人で賑わう。

生息する生き物編集

交通編集

名前の由来編集

 
湖畔の寺田寅彦歌碑

一般的に、震生湖の名は「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉を残した(とされる)物理学者寺田寅彦が名付けたとされる。湖畔には寅彦が詠んだ「山さけて成しける池や水すまし」の句碑も建っている。

しかし、彼が東大地震研究所の所員としてこの地に調査に来たのは1930年である。1928年発行の「神奈川県中郡南秦野村郷土誌」には既に震生湖の名前が出ており、寅彦が当地に来たときには既に震生湖の名称があったと考えられる。地元の人たちが考案した名が定着したというものである。(参考:『図説秦野の歴史』)

ちなみに寅彦の随筆集 「柿の種」(青空文庫)に収められている「震生湖より」(1930年10月)には、「山崩れのために生じた池、震生湖というのを見物および撮影に行った」とある。 「山裂けて…」と共に「穂芒(ほすすき)や地震(ない)に裂けたる山の腹」の句も出ている。

出典・脚注編集

  1. ^ 箱根火山テフラデータベース:新期カルデラ形成 神奈川県立生命の星・地球博物館
  2. ^ 千木良雅弘,笠間友博,鈴木毅彦,古木宏和、「1923年関東地震による震生湖地すべりの地質構造とその意義」 京都大学防災研究所年報 2017年 60巻 B号 p.417-430, hdl:2433/229384
  3. ^ a b 加藤龍夫,秋山賢一,河野妙子、「震生湖における有機汚染質の起源」 横浜国立大学環境科学研究センター紀要 1980年 1号 6巻 p.11-20 , hdl:10131/6808

関連項目編集

外部リンク編集