露の新治

大阪府大阪市生野区生まれの落語家
露の新次から転送)

露の 新治(つゆの しんじ、1951年昭和26年〉1月8日[1] - )は、大阪府大阪市生野区生まれの落語家。本名∶前川 弘行出囃子は『金毘羅船々』。

つゆ新治しんじ
露(つゆ)の 新治(しんじ)
中陰桔梗は、露の五郎兵衛一門定紋である
本名 前川 弘行
生年月日 (1951-01-08) 1951年1月8日(73歳)
出生地 日本の旗 日本大阪府大阪市生野区
師匠 三代目林家染三
二代目露の五郎兵衛
弟子 露の新幸
名跡 1. 林家しん三
(1976年 - 1977年)
2. 林家さん二
(1977年 - 1982年)
3. 露の新次
(1982年 - 1991年)
4. 露の新治
(1991年 - )
出囃子 金比羅船々
活動期間 1976年 -
活動内容 上方落語
所属 フリー
公式サイト まいどおおきに 露の新治です
備考
上方落語協会会員

来歴 編集

 元来、落語家になりたかったが、「芸人は堅気(かたぎ)の仕事ではない」とのこだわりから、サラリーマンやら家業の手伝いをする。しかし、奈良県夜間中学設立運動に関わり「やりたいことをやるべきだ」と教えられ、落語家となる。

 また、夜間中学設立運動に関わる中で学んだ人権感覚を生かし、人権講演会の講師としても有名。こちらは敢えて「人権落語」とは言わずに「新ちゃんのお笑い人権高座」と呼んでいる。

 2012年より、鈴本演芸場の8月中席夜の部に出演し、東京でも認知度が高まっている。

 2015年、人権高座の功績が認められ第6回奈良人権文化選奨受賞。同じく2015年、「露の新治寄席」の成果により第70回文化庁芸術祭賞優秀賞受賞。「狭山パンフを読む会」会員。

  • 大阪府立生野高等学校を経て、大阪市立大学文学部中国文学科卒業。
  • 1975年林家染三に入門、林家しん三となる
  • 1977年に「林家さん二」に改名
  • 1982年:露の五郎門下に移り、露の新次となる。
  • 1991年:「露の新次」から「露の新治」に改名。
  • 2012年 鈴本演芸場の六月中席昼の部で仲入り前を務める。
  • 2013年 鈴本演芸場のお盆興行、八月中席夜の部で仲入り前を務める。上方落語家としては初の快挙。主任は柳家さん喬柳家権太楼が交互で務める人気企画。
  • 2014年 鈴本演芸場のお盆興行、八月中席夜の部で仲入り前を2年連続で務める。
  • 2015年 文化庁芸術祭優秀賞受賞。

得意ネタ 編集

弟子 編集

出演番組 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c 『DJ名鑑 1987』三才ブックス、1987年2月15日、108頁。NDLJP:12276264/55 

関連項目 編集

外部リンク 編集