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香港証券取引所(ホンコンしょうけんとりひきじょ、中国語:香港交易及結算所英語:Hong Kong Exchanges and Clearing)は、香港で唯一の証券取引所である。中国語では「香港交易所」(さらに略して「港交所」)、英語では"HKEx"の略称が用いられる。

香港交易及結算所有限公司
Hong Kong Exchanges and Clearing Limited
Hong Kong Exchange Trade Lobby 2007.jpg
種類 株式会社
市場情報
略称 香港交易所
本社所在地 香港の旗 香港
香港中環国際金融中心周松崗
業種 その他金融業
事業内容 有価証券の売買又は市場デリバティブ取引を行うための市場施設の提供、相場の公表及び有価証券の売買等の公正の確保その他の取引所金融商品市場の開設に係る業務、これらに附帯する業務
代表者 会長 周松崗
CEO 李小加
資本金 91億59百万香港ドル
売上高 73億57百万香港ドル
総資産 54億2百万香港ドル(2011年12月期)
決算期 12月末日
主要株主 Deutsche Bank Aktiengesellschaft(6.09%)
香港特別行政区政府 5.88%
関係する人物 夏佳理 (元会長)
外部リンク 公式サイト
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香港証券取引所
各種表記
繁体字 香港交易及結算所有限公司
英文 Hong Kong Exchanges and Clearing Limited
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概要編集

2000年3月6日に、「香港聯合交易所」(聯合証券取引所)、「香港期貨交易所」(先物取引所)、「香港中央結算有限公司」が合併して成立した。同6月27日に自らの株式を上場し、2006年9月11日からはハンセン指数の構成銘柄となっている。このうち香港聯合交易所は1980年に香港證券交易所(1947年設立)、遠東證券交易所(1969年12月17日設立)、金銀證券交易所(1971年3月15日)、九龍證券交易所(1972年1月5日設立)が合併したものである。

会長は周松崗(元: 香港鉄路有限公司社長)、CEO李小加 である。役員は財政司司長(香港政府財務長官)および株主がそれぞれ6名以内、合計12名を超えない範囲で任命する。

取引市場には、メインボード(主板)とグロース・エンタープライズ・マーケット(創業板)がある。グロース・エンタープライズ・マーケット(Growth Enterprise Market)は、新興企業向け市場とされており、略称で「GEM」とも称される。東証に例えると、それぞれ一部市場とマザーズに相当する。香港で登記した企業だけではなく、実質的に香港企業でありながら、ケイマン諸島等のタックス・ヘイヴンに登記した企業も上場されている。1993年7月15日青島ビールを皮切りに中国企業の株式上場(H株)も行われ、現在では株価総額の相当割合を占めるまでになっている。レッドチップは中国本土の資本による香港企業を指し、H株とは異なる。

2008年5月26日から公正な終値価格の形成及び大引けに注文が集中することによるシステムへの負担軽減の目的のため、クロージング・オークションセッションを導入した。終値の決定はプレ・オープニングセッションと同様の形式で行われる。

2012年、旧宗主国イギリスロンドン金属取引所英語版を買収した[1][2]

2014年11月17日、香港と上海証券取引所間の相互接続「滬港通(上海・香港ストック・コネクト)」が開始した。これにより、海外投資家は香港経由で中国市場に上場する株式の取引が可能になる一方、中国本土の投資家は香港市場に上場する株式の取引ができるようになった。また、2016年12月からは深セン証券取引所とも「深港通」(Shenzhen-Hong Kong Stock Connect)を開始した。

2017年10月17日、香港証券取引所は31年間使用してきた立会場を廃止した。証券取引の電子化の伸長に伴い、2000年には600人いた取引員は近年は約30人ほどになっていた[3]

2019年9月、イギリスの欧州連合離脱が進む中でロンドン証券取引所の買収を提案して注目されるもロンドン証取の拒否で翌10月に撤回された[4][5]

立会時間編集

  • プレオープニング・セッション 09:00~09:30(日本時間10:00~10:30)
  • 前場 9:30~12:00(同10:30~13:00)
  • 後場 13:00~16:00(同14:00~17:00)
  • クロージング・オークションセッション 16:00~16:10(日本時間17:00~17:10)[6]

日本企業の上場編集

上場している日本の企業は以下の通り。

プライマリー上場(株式の直接上場)

セカンダリー上場(香港預託証券(HDR)による上場)

プライマリー上場の企業は、本間ゴルフ以外はいずれもパチンコ店を経営する持株会社である。背景としては日本の証券取引所・証券会社のパチンコ店に対する厳しい姿勢などが挙げられる[12]

この他、SBIホールディングスが預託証券を上場していたが、2014年に上場を廃止した[13]

脚注編集

  1. ^ Sanderson, Henry (24 March 2017). "London Metal Exchange debates its future". Financial Times.
  2. ^ 香港取引所、ロンドン証取の買収断念”. ロイター (2019年10月8日). 2019年10月14日閲覧。
  3. ^ 香港証取、立会場廃止が示す「時代は変わる」”. ウォール・ストリート・ジャーナル (2017年8月29日). 2019年10月14日閲覧。
  4. ^ UPDATE 1-香港証取、ロンドン証取に予想外の買収案 390億ドル提示”. ロイター (2019年9月12日). 2019年9月12日閲覧。
  5. ^ 香港取引所、ロンドン証取への390億ドルの買収案を撤回”. 朝日新聞 (2019年10月14日). 2019年10月14日閲覧。
  6. ^ 2009年3月23日より一時休止
  7. ^ ダイナムジャパンが香港上場-IPO価格一時3.4%下回るブルームバーグ、2012年8月6日)
  8. ^ 郡山市のホール企業「ニラク」が新規株式公開(IPO)開始、来月上旬にも香港で上場(遊技通信、2015年3月24日)
  9. ^ 本間ゴルフが香港上場=168億円調達 時事ドットコム 2016年10月6日付
  10. ^ 長崎のホール企業「オークラホールディングス」が香港上場(遊技通信、2017年5月17日)
  11. ^ ファーストリテのHDRが香港上場、初日は5.6%高で終了ロイター、2014年3月6日)
  12. ^ 「パチンコホール初上場」、苦難の道のりを語る日経ビジネスオンライン、2012年9月28日)
  13. ^ 香港取引所における当社HDR(香港預託証券)の上場廃止に関するお知らせ(SBIホールディングス、2014年3月4日)
  10. 日清食品が上場(2017年12月11日)

外部リンク編集