尼崎市

日本の兵庫県の市
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尼崎市(あまがさきし)は、兵庫県の南東部に位置する人口451,308人、218,879世帯(2020年令和2年]3月1日現在)。1916年大正5年)に市制施行。中核市に指定されている。

あまがさきし
尼崎市
Amagasaki Castle Tenshu 20181125.jpg
尼崎城復元天守閣
尼崎市旗 尼崎市章
尼崎市旗
1936年制定
尼崎市章
1936年8月4日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
市町村コード 28202-2
法人番号 1000020282022 ウィキデータを編集
面積 50.72km2
総人口 451,805[編集]
推計人口、2020年8月1日)
人口密度 8,908人/km2
隣接自治体 伊丹市西宮市
大阪府大阪市豊中市
市の木 ハナミズキ
市の花 キョウチクトウ
市の草花 ベゴニア
尼崎市役所
市長 稲村和美
所在地 660-8501
兵庫県尼崎市東七松町一丁目23番1号
北緯34度44分1.8秒東経135度24分22.8秒座標: 北緯34度44分1.8秒 東経135度24分22.8秒
市庁舎位置

尼崎市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

尼崎市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町

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概要編集

兵庫県の南東端に位置する。大阪府自治体を除いて大阪市に隣接する唯一の自治体で、市外局番も大阪市と同じ「06」である(後述)。

尼崎藩城下町を中心に工業都市へと発展を遂げ、中核市の指定を受ける以前の1948年から保健所政令市に指定されている。神戸市姫路市西宮市に次いで兵庫県下第4位の規模の人口を有しており、2018年には9年振りに人口増加に転じた。

沿岸部および名神高速道路JR西日本福知山線沿いの工業地域、阪神尼崎駅JR尼崎駅周辺の商業地域の他は住宅地が大半を占め、兵庫県の自治体のうち人口密度が最も高い。ただし、大阪市への通勤率は20.9%(2010年[平成22年]国勢調査)にとどまり、昼間人口率は96.3%(2015年[平成27年]国勢調査)と阪神間の自治体の中では最も高くなっていて、ベッドタウンと産業都市の両面の性格をあわせ持つ。

近年は、JR西日本阪神沿線を中心に、高層マンション群やショッピングセンター・巨大物流施設がみられるようになった。JR尼崎駅北側では大規模な再開発地域(アミング潮江あまがさき緑遊新都心)が整備されている。また昭和初期以降、工場の地下水汲み上げによる地盤沈下で市域の3分の1が海抜ゼロメートル地帯となり、高潮による浸水被害に見舞われたが、その対策で1954年に建設された防潮堤は、東日本大震災後から補強工事が行われている。

地理編集

 
尼崎市中心部周辺の空中写真。1985年撮影の18枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

南は大阪湾に面し、西は西宮市、北は伊丹市、北東は豊中市、東は大阪市西淀川区及び淀川区)に接しており、市域は大阪平野に含まれる。

隣接する自治体・行政区

河川

歴史編集

尼崎は、猪名川神崎川の河口に12世紀頃形成された砂州が陸地化した土地である(地名にも「長洲(ながす)」や「杭瀬(くいせ)」という地名があることからもそれは伺える)。市域の大半は摂津国川辺郡で、武庫川左岸地域が武庫郡となる。神崎が水陸交通の要所として、大物浦が海上交通の拠点として古くから栄え、江戸時代には戸田氏鉄によって大物浦に隣接する地に尼崎城下が整備された。なお、城下の東端を流れ、大阪府との府県境となっている左門殿川は、左門と通称された氏鉄が河川改修を手掛けたことによる。

年表

行政区画の変遷

地域編集

市内には御園町(中央地区)と御園(園田地区)という似た地名がある。

人口

かつては神戸市に次いで県下2位であったが、人口減により姫路市および西宮市に抜かれた。ただし人口密度は兵庫県内の市町村で最も高く、日本国内においても30位以内に入る。

1971年度の554,155人から減少を続けていたが、徐々に減少傾向は緩やかになり、2008年は37年ぶりに人口増加に転じた。

2010年(平成22年)国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、1.95%減の453,608人であり、増減率は県下41市町中18位、49行政区域中24位。

 
尼崎市と全国の年齢別人口分布(2005年) 尼崎市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 尼崎市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

尼崎市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


地区・町名一覧
市内は旧町村域をもとにした6地区に分けられている。

中央地区
おおむね旧尼崎町域、かつては市役所があり、本庁地区とも称した。阪神尼崎駅を中心とした南中部。

  • 開明町
  • 神田北通
  • 神田中通:
  • 神田南通
  • 北城内
  • 北竹谷町
  • 北大物町
  • 北初島町
  • 玄番北之町
  • 玄番南之町
  • 汐町
  • 昭和通
  • 昭和南通
  • 竹谷町
  • 大物町(1丁目の一部を除く)
  • 建家町
  • 築地
  • 寺町
  • 中在家町
  • 西海岸町
  • 西桜木町
  • 西高洲町
  • 西大物町
  • 西難波町
  • 西本町
  • 西本町北通
  • 西松島町
  • 西御園町
  • 西向島町
  • 東海岸町
  • 東桜木町
  • 東高洲町
  • 東大物町(1丁目の一部を除く)
  • 東難波町
  • 東初島町
  • 東浜町
  • 東本町
  • 東松島町
  • 東御園町
  • 東向島西之町
  • 東向島東之町
  • 扶桑町
  • 船出(東海岸町地先より分離)
  • 御園町
  • 南城内
  • 南竹谷町
  • 南初島町
  • 宮内町
  • 蓬川荘園

小田地区
おおむね旧小田村域。JR尼崎駅を中心とした南東部。

  • 今福
  • 梶ケ島
  • 神崎町
  • 金楽寺町
  • 杭瀬北新町
  • 杭瀬寺島
  • 杭瀬本町
  • 杭瀬南新町
  • 久々知
  • 久々知西町
  • 潮江
  • 下坂部(4丁目の一部を除く)
  • 常光寺
  • 善法寺町
  • 高田町
  • 大物町(1丁目の一部)
  • 次屋
  • 長洲中通
  • 長洲西通
  • 長洲東通
  • 長洲本通
  • 西川
  • 西長洲町
  • 額田町
  • 東大物町(1丁目の一部)
  • 名神町(3丁目)
  • 弥生ケ丘町

大庄地区
おおむね旧大庄村域。武庫川駅などを含む南西部。

立花地区
おおむね旧立花村域。立花駅を中心とした北中部。現在の市役所は立花地区に所在。阪急塚口駅は北側が含まれる(南側は園田地区)。

  • 大西町
  • 尾浜町
  • 上ノ島町
  • 栗山町
  • 三反田町
  • 立花町
  • 塚口町
  • 塚口本町
  • 富松町
  • 七松町
  • 西立花町(1丁目全域と2・3丁目の一部)
  • 東七松町
  • 水堂町(4丁目の一部を除く)
  • 南塚口町(5・6丁目の一部と7・8丁目全域)
  • 南七松町
  • 南武庫之荘(2・3丁目)
  • 武庫之荘東(2丁目)
  • 武庫之荘本町(3丁目の一部)
  • 名神町(1・2丁目)

武庫地区
おおむね旧武庫村域。武庫之荘駅を中心とした北西部。

  • 常松
  • 常吉
  • 西昆陽
  • 水堂町(4丁目の一部)
  • 南武庫之荘(2・3丁目を除く)
  • 武庫町
  • 武庫の里
  • 武庫之荘
  • 武庫之荘西
  • 武庫之荘東(1丁目)
  • 武庫之荘本町(3丁目の一部を除く)
  • 武庫元町
  • 武庫豊町

園田地区
おおむね旧園田村域。園田駅から塚口駅にかけて広がる北東部。

難読地名編集

椎堂(しどう)、若王寺(なこうじ)、食満(けま)、昆陽(こや)、大物(だいもつ)

姉妹都市・提携都市編集

市のシンボル編集

 
初代の尼崎市章

市章・市旗
市制施行の翌年である1917年(大正6年)4月26日の市会において、尼崎藩の槍印を基に工業都市の「工」と片仮名の「アマ」を組み合わせた初代の市章が制定された[4]。隣接する大阪市の市章(澪標)とデザイン面の類似性が指摘されることがある。1936年(昭和11年)に小田村と新設合併した際、小田村の「小」を現すため左右に2つの点が加えられて現在の形となった。
市旗は白地に市章をマルーンで染め抜いたものが使用されている。

市歌

初代の市歌は1926年(大正15年)に歌詞を一般公募して制定された[5]。作詞・福武周夫、作曲・小部卯八。
現行の2代目市歌は小田村との新設合併後、1940年(昭和15年)の皇紀2600年記念事業の一環で作詞を土井晩翠、作曲を東京音楽学校に依頼して制定され、タイヘイレコードSP盤(M1730)を製造した[6]。大時代的な歌詞だが、戦後もしばらく歌詞の一部を省略して小学校の運動会などの行事において演奏されていた[5]
この他、1969年(昭和44年)に市政広報番組の主題歌として作成された「きょうちくとうの願い」、1986年(昭和61年)に市制70周年を記念して作成された「ああ尼崎市民家族」[7]、地元の女性デュオあまゆーずが制作した2015年(平成27年)発表の市制100周年記念PRソング「あまがすき」[8] などの愛唱歌が存在する。

木・花など
市の木はハナミズキ、市の花はキョウチクトウ、市の草花はベゴニアが選定されている。市の花は1952年(昭和27年)選定で、市の木と草花は1991年(平成3年)に選定された[9]。市の鳥は選定されていない。

行政編集

政策編集

 
庄下川。対岸は都ホテル 尼崎(左側)と総合文化センター(中央、命名権契約前)
 
まちかどチャーミング賞

都市美化と景観への取り組み

かつては阪神工業地帯の中核を担う工業都市として「工都」と号し、立ち並ぶ煙突が町の誇りとされる一方、公害の都市として有名であった。近年では、工業用排水・生活排水による汚染が著しかった市の中心部を流れる庄下川が、魚の住める状態にまで改善されたとして、2000年度の建設大臣賞「蘇る水100選」を受賞するなど、美化事業に力を入れている。
2010年まで行われた、NGO主催の「持続可能な地域社会をつくる日本の環境首都コンテスト」には2001年開催の第1回より毎年参加しており、特に2004年開催の第4回においては総合で4位、人口規模別で1位、地球温暖化防止部門の人口規模別で1位[10] となるなど、総合ランキングでトップ10の常連として名を連ねた。2013年には国により環境モデル都市に選定されている。
また、尼崎市では1986年(昭和61年)から、景観に対する優れた取り組みを表彰する「まちかどチャーミング賞」を実施している。歴史的建造物の保存のみならず、新規建造物も対象としており、2016年(平成28年)まで計9回行われた[11]

尼崎21世紀の森構想

尼崎市内の国道43号以南の約1,000ha を対象区域とし、21世紀を時間軸とした長期的な取り組みで行なう一大プロジェクトとして、兵庫県は、水と緑豊かな自然環境の創出による環境共生型のまちづくりをめざして、平成14年3月に「尼崎21世紀の森」構想を策定した。市民をはじめあらゆる主体の参画と協働により尼崎21世紀の森づくりを進めるために、2002年(平成14年)8月に「尼崎21世紀の森づくり協議会」が設置されている[12] ほか、パイロットプロジェクトとして尼崎の森中央緑地(わんがんの森)の整備が進められている。また、構想区域内にある尼崎運河は、国土交通省が支援する「運河の魅力再発見プロジェクト」の第1次認定を受けている。

中核市移行

尼崎市は2007年(平成19年)5月21日、正式に中核市への移行を表明し、同5月23日に白井市長を本部長とする第1回中核市推進本部会議を開催した。
過去、人口要件は満たしていたものの、市域面積が約50km2と要件(人口50万人に達していない都市は面積100km2以上)に満たなかったが、第28次地方制度調査会で「面積要件については廃止することが適当」とされ、2006年(平成18年)6月7日に地方自治法の改正・施行により正式に中核市都市候補となった。のちに2008年(平成20年)10月16日付けの官報により政令公布がなされ、2009年(平成21年)4月1日に中核市となった。
隣接する西宮市は2008年4月1日に中核市に移行しており、兵庫県下では姫路市と合わせ3市が中核市である。中核市への移行で県から多くの権限が委譲されたことに伴い、2014年(平成26年)には兵庫県の出先機関である阪神南県民局(尼崎市・西宮市・芦屋市を管轄)が規模を縮小した阪神南県民センターに改組された。

暴力団排除活動支援

市内に指定暴力団の本部事務所などがあることから、2019年、市は独自に「市暴力団排除活動支援基金条例」を制定。同年、暴力団追放兵庫県民センターが、暴力団事務所の使用差し止め請求を神戸地方裁判所に行った際に、条例による基金から一部援助を行った[13]

市長編集

稲村和美(2010年12月12日 - 現任(現在3期目))

歴代市長

  • 官選
  1. 櫻井忠剛(旧・尼崎町長、1916年8月11日〜1922年5月18日)
  2. 上村盛治(1922年6月20日〜1928年1月22日)
  3. 櫻井忠剛(1928年2月2日〜1934年10月15日)
  4. 有吉實(1935年6月11日〜1936年3月31日)
  5. 有吉實(1936年6月3日〜1943年3月17日)
  6. 八木林作(1943年7月12日〜1946年11月20日)
  • 公選
  1. 六島誠之助(1947年4月6日〜1951年4月4日)
  2. 阪本勝(1951年4月25日〜1954年11月13日)
  3. 薄井一哉(1954年12月14日〜1966年12月11日)
  4. 篠田隆義(1966年12月12日〜1978年12月11日)
  5. 野草平十郎(1978年12月12日〜1990年12月11日)
  6. 二代目・六島誠之助(1990年12月12日〜1994年12月11日)
  7. 宮田良雄(1994年12月12日〜2002年12月11日)
  8. 白井文(2002年12月12日〜2010年12月11日)
  9. 稲村和美(2010年12月12日〜)
  • 市長職代理者
  1. 櫻井忠剛(市長臨時代理者、1916年4月1日〜1916年8月10日)
  2. 古城林(市長職務管掌地方事務官、1936年4月1日〜1936年6月2日)
  3. 寺畑春雄(市長職務代行者市事務吏員、1954年11月14日〜1954年12月13日)

警察編集

市内に兵庫県警尼崎北尼崎東尼崎南の3警察署が置かれている。

消防編集

尼崎市消防局が管理する。中・東・西・北の4消防署と、中署に三和分署、東署に常光寺出張所、西署に武庫分署と大庄出張所、北署に園田分署と塚口出張所がある。

水道編集

尼崎市公営企業局が管理する。市役所近くに別の庁舎を設けている。

ゴミ編集

尼崎市経済環境局環境部の管理で、市湾岸部に2つの清掃工場(クリーンセンター)を設置し、処理を行っている。

2002年より家庭系ごみでは指定袋制を採用している。指定ゴミ袋制度の4つの根拠は次のようなものである。

  • 中身の見える袋に統一して、分別の徹底を図る。
  • ごみ減量・リサイクルのシンボルと位置づけ、その促進を図る。
  • 家庭系ごみと事業系ごみの区分の明確化を図る。
  • 収集・処理作業中の事故防止。

ゴムや皮革類・プラスチック類を含む「燃やすごみ」、主に食品系の缶を含む「びん・缶・ペットボトル」、「紙類・衣類」、小型家電・刃物類・ガラス類・スプレー缶などを含む「金属製小型ごみ」、みぞのどろ、し尿などの区分があり、地区ごとに設定された指定日に戸別収集が行われる。動物の死体や、大型家電などリサイクルシステムのないごみの収集は、別途の申し込みと処理にあたっての処理券の購入が必要である。クリーンセンターへの持ち込みも可能。

国の機関編集

兵庫県の機関編集

議会編集

市議会編集

会派名 議席数 党派名
公明党 12 公明党
あまがさき志誠の会 8 自由民主党無所属
維新の会 7 日本維新の会
日本共産党議員団 6 日本共産党
緑のかけはし 4 無所属
市民グリーンクラブ 4 国民民主党、無所属
無所属 1 NHKから国民を守る党

※ 2020年(令和2年)7月8日現在

兵庫県議会(尼崎市選挙区)編集

氏名 会派名 当選回数
小泉ひろき 公明党・県民会議 1
谷井いさお 公明党・県民会議 4
丸尾牧 無所属(緑の党) 4
徳安淳子 維新の会 4
庄本えつこ 日本共産党 2
黒川治 自由民主党 5
大谷かんすけ 自由民主党 4

衆議院編集

選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
兵庫県第8区(尼崎市) 中野洋昌 公明党 3 選挙区

裁判所編集

交通編集

市内は鉄道網・道路網ともに充実しており、港湾も有するほか、近隣には空港も立地している。

鉄道編集

西日本旅客鉄道(JR西日本)
  • 尼崎駅
阪急電鉄(阪急)
  • 塚口駅
阪神電気鉄道(阪神)
  • 尼崎駅 - 大物駅
  • 市の中心駅:JR尼崎駅・阪神尼崎駅

この他、市の北部を山陽新幹線が通り抜けているが駅はない。新大阪駅が最寄駅となる。

道路編集

 
国道2号線
(十間交差点の歩道橋より大阪方面を望む)

バス編集

  • 阪神バス[注釈 3]:かつては尼崎市営バスが市内全域を運行していたが2016年(平成28年)3月19日に廃止され、残存路線は譲渡先の阪神バスが翌3月20日より尼崎市内線として運行。その他、阪神線と呼ばれる路線網が阪神国道(国道2号)、尼宝線(県道42号)を中心に、宝塚市西宮市方面へ運行している。
  • 尼崎交通事業振興阪急塚口駅阪神尼崎駅発着の一部路線を運行。阪神バス尼崎市内線との共同運行または管理受託路線を担当。尼崎市の外郭団体。
  • 阪急バス伊丹営業所が阪神電車 - 阪急電車間の連絡路線や、尼崎市内から川西能勢口伊丹方面を運行する主に縦断路線で、大阪府池田市石橋営業所が西昆陽地区の国道171号上の池田市の石橋[注釈 4]西宮を結ぶ路線を担当する。豊中市豊中営業所は、阪急園田駅から豊中市内を経由して大阪市梅田)方面へ向かう路線を担当する。吹田市吹田営業所は、阪急園田駅から豊中市内を経由して江坂駅前JR南吹田を経由してJR吹田へ向かう路線を担当する[注釈 5]。かつては「尼崎営業所」として市内に営業所を持っていたが、県立尼崎稲園高校の開校を受けて1979年8月に伊丹市に移転して伊丹営業所となった。
  • 伊丹市営バス:伊丹市域より阪急塚口駅またはJR猪名寺駅に乗り入れる路線を運行。
    阪神バス尼崎市内線・尼崎交通事業振興・伊丹市営バスは乗降方式が「前乗り後降り・料金先払い」[注釈 6]、阪急バス・阪神バス(尼崎市内線を除く阪神線)は「後乗り前降り・後払い」である。市内の停留所は同じ箇所でも事業者で異なる場合も見られたが、2009年(平成21年)に一部停留所の名称統一を行うなど改善を行った。

港湾編集

空港編集

隣接する伊丹市豊中市大阪国際空港を擁する。尼崎市は空港地元自治体連合の大阪国際空港周辺都市対策協議会(10市協)の一員である。

ただし、市内からの交通アクセスは、阪急伊丹線やJR宝塚線で阪急伊丹駅JR伊丹駅まで移動して空港行の伊丹市営バスに乗車するか、阪急電車で大阪市内の十三を経て蛍池まで行き大阪モノレールで空港に入る大回りを強いられるなど、全般に不便である。一時期、JR尼崎・阪神尼崎と空港を結ぶリムジンバスもあったが廃止された。リムジンバス利用の場合は、甲子園駅西宮北口駅(いずれも西宮市)または大阪駅(梅田)まで出る必要がある。

なお、関西国際空港へはJR尼崎駅・阪神尼崎駅から直通のリムジンバスがある。

経済編集

市場編集

商店街編集

  • 尼崎中央・三和・出屋敷商店街
  • 尾浜商店街
  • 立花商店街
  • 杭瀬商店街
  • 武庫元町商店街
  • 塚口商店街
  • 園田商店街
  • 武庫川中市場
  • 新浜田市場
  • 大和市場
  • 西ナニワ商店街
  • 武庫之荘一丁目 本通り商店街
  • 上坂部商店街
  • 長栄市場

ショッピングセンター編集

寺社・旧跡・文化遺産編集

文化施設・スポーツ施設編集

博物館・史料館編集

ホール・宿泊施設編集

図書館編集

上記2館のほか、市内の各生涯学習プラザに図書室が設置されている。

公園・緑地編集

スポーツ施設編集

公営競技場編集

企業編集

金融

指定金融機関:三井住友銀行

尼崎市に本社を置く企業

尼崎市に事業所を置く企業

尼崎市に縁のある企業

外郭団体など

マスメディア編集

教育編集

2004年(平成16年)に尼崎計算教育特区(そろばん特区)の認定を受けた。

大学編集

 
関西国際大学尼崎キャンパス

短期大学編集

高等学校編集

中学・高等併設学校編集

中学校編集

小学校編集

特別支援学校編集

医療編集

文化編集

 
ちっちゃいおっさん
  • 近松門左衛門人形浄瑠璃) - 近松が摂津国、現在の尼崎市にあった広済寺の再興に際し寄進したゆかりをもつ。近松の町として様々な活動を行っている。
  • 近松賞 - 近松門左衛門を記念して尼崎市が主催している公募脚本
  • 新人お笑い尼崎大賞 - エフエムあまがさきが主催しているお笑いコンクール。
  • 尼いも(尼崎市で栽培される農作物)
  • ゆるキャラ
    • あまっこ - もとは尼崎市交通局(市バス)のキャラクターであったが、交通局廃止に伴い尼崎市シティープロモーションマスコットになった[18]
    • ちっちゃいおっさん - 市は非公認だが、大阪弁をしゃべるゆるキャラとして人気上昇。様々なメディアに出演する。
    • ガサキングα - 混沌とした三和市場のシャッターを破壊する為に生まれたゆるくないゆるキャラ。
  • 落第忍者乱太郎(忍たま乱太郎) - 原作者の尼子騒兵衛が尼崎出身で、登場人物名が尼崎の地名に由来する。
  • 薪能 - 大物ゆかりの船弁慶や富松薪能が毎年行われている。
  • 市民まつり - 毎年十月に行われる市内最大のお祭り。
  • みんなのサマーセミナー - 参加者がセンセイにもセイトにもなれる学校ごっこの催し。

尼崎市出身の人物編集

難波七姓

室町時代川辺郡南部の尼崎を拠点として西摂津を支配した赤松氏が配下とした武士団を「難波七姓」と称した。7家の数え方は文献により若干相違があるが、概ね小寺氏広岡氏奥島氏高岡氏加島氏木島氏大江氏上村氏行本氏等のことをいう。江戸時代を通して同地域に勢力を保つ尼崎市の旧家である。

出身人物

政治・経済・法曹

文化・芸術

芸能・マスコミ

スポーツ

ゆかりの人物

市外局番編集

兵庫県に属するが、市全域が大阪市、豊中市吹田市守口市などと同じ、市外局番「06」になっていて、通話料金も大阪府扱いである。ただし、西日本電信電話の事業区域では兵庫県扱いになっている。

この理由は、大阪市との経済的な結びつきが強い尼崎市が、1954年昭和29年)に市外局番が適用された際に、尼崎市も大阪市内と同じ通話料金で利用できるようにとの配慮で、尼崎市が日本電信電話公社に、工事費の一部として約2億円の電信電話債券を引き受け、大阪市と同じ市外局番になったという経緯がある。当時は市外局番が同じ場所へ通話をする際の料金(市内通話)が、市外局番が違う場所の半分で済んでいたことから、尼崎市は大きな恩恵を受けた[20]

また、かつて大阪市までしか通っていなかった電話を、どうしても尼崎まで通してほしいということで、有限責任尼崎紡績会社(現在のユニチカ)が1890年に自費で尼崎市まで電話線をひいたという逸話もある[21]

このため、兵庫県下では隣接の伊丹市川西市川辺郡猪名川町(これらは殆ど072だが伊丹市の一部は06)と明石市(全域が078)とともに市外局番に079または079Xを採用していない自治体でもある。

ナンバープレート編集

  • 尼崎市は、神戸ナンバー(兵庫運輸支局)を割り当てられている。割り当て地域は以下の通り。
    • 神戸市・尼崎市・明石市・西宮市・洲本市・芦屋市・伊丹市・西脇市・宝塚市・三木市・川西市・小野市・三田市・丹波篠山市・丹波市・南あわじ市・淡路市・加東市・川辺郡・多可郡

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ 駅の約半分は西宮市にかかっている。
  2. ^ 尼崎駅と大物駅の間は本線との重複区間。
  3. ^ 2006年6月14日阪神電鉄より分離して開業。2009年4月1日に阪神電鉄のバス事業を統合し、完全分社化された。
  4. ^ 朝1便のみ豊中始発あり。
  5. ^ 2020年10月5日のダイヤ改正・路線改編までは江坂駅前までの路線で、担当も豊中営業所だった。詳細はこちらを参照。
  6. ^ 東京都営バス横浜市営バスなど首都圏の均一運賃地域で主流の方式。関西では他に南海バスの堺シャトルや奈良交通の奈良市内、京都市バスの一部路線などで見られるが、均一運賃を取り入れている大阪シティバス神戸市バス(後者は区間制運賃の路線もあり)は「後乗り前降り・後払い」である。
  7. ^ 過去には阪神浜田球場が尼崎市内にあり、西宮市の阪神鳴尾浜球場へ移転する1994年まで二軍本拠地であったため、実現すれば約30年ぶりに二軍本拠地が尼崎市に戻ることになる。
  8. ^ 現本社は神戸市にあるが実質的な本社・工場。創業も尼崎市。
  9. ^ 現在もセレッソの下部組織が練習に使っている
  10. ^ 元は近鉄系のエーエム・ピーエム・近鉄→カッパ・クリエイト系。2011年4月ファミリーマートと経営統合し、法人格解消。以後am/pmの店舗は順次ファミリーマートへ転換。

出典編集

  1. ^ apedia 尼崎市章
  2. ^ 図典 日本の市町村章 p158
  3. ^ 尼崎市と西宮市の間で市域の一部を交換をしたことがあると聞いている。いつごろ、どういう理由で、どの土地を交換したのか? レファレンス協同データベース、2013年7月20日(2016年3月5日閲覧)。
  4. ^ 尼崎市章
  5. ^ a b 尼崎100周年記念新聞』1面「歴史の音符♪」。
  6. ^ 特集:尼崎の歌 ザ・ベストテン 第6位〜第10位 - 『南部再生』第30号、尼崎南部再生研究室、2008年。
  7. ^ 「きょうちくとうの願い」という曲の楽譜を探している。国立国会図書館・レファレンス協同データベース)
  8. ^ あまがさき100年会議(資料①) プレ記念期間の取組みについて、尼崎市、2015年12月25日、2頁。
  9. ^ 市の木、市の花、市の草花
  10. ^ 第4回の結果概要 - 環境首都コンテスト全国ネットワーク
  11. ^ まちかどチャーミング賞 - 尼崎市
  12. ^ 尼崎21世紀の森づくりの記録
  13. ^ 任侠山口組傘下組織事務所 使用差し止め申し立て”. 神戸新聞 (2019年10月31日). 2019年11月2日閲覧。
  14. ^ 尼崎市尼崎市尼崎市
  15. ^ 尼崎市尼崎市
  16. ^ “【阪神】2軍の本拠地を鳴尾浜から尼崎に移転検討 2025年の完成を目指す”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2020年10月2日). https://hochi.news/articles/20201002-OHT1T50171.html 2020年10月7日閲覧。 
  17. ^ “新・虎の穴計画!阪神2軍本拠地に尼崎・大物が候補、手狭な鳴尾浜から移転”. サンケイスポーツ (産経新聞社). (2020年10月2日). https://www.sanspo.com/baseball/news/20191002/tig19100205050011-n2.html 2020年10月7日閲覧。 
  18. ^ 尼崎市シティープロモーションマスコット あまっこ”. 尼崎市 (2018年5月10日). 2018年7月16日閲覧。
  19. ^ 「尼崎市市制 100 周年PR大使」委嘱式の実施について (PDF, 尼崎市2016年6月15日)
  20. ^ “大阪じゃないのに…尼崎の市外局番「06」の理由 巨額費用で編入”. 朝日新聞社. withnews. (2015年10月12日). http://withnews.jp/article/f0151012001qq000000000000000G0010201qq000012605A 2015年10月12日閲覧。 
  21. ^ 序章 わが国綿業の近代化と尼崎紡績の創立(~明治45年) (PDF)”. ユニチカ百年史. ユニチカ (1991年6月1日). 2012年12月11日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集

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