鬼の館

岩手県北上市にある博物館

鬼の館(おにのやかた)は、岩手県北上市にある博物館。同市民憲章に「あの高嶺すむ誇り」と謳われる鬼をテーマとしている。博物館法の登録博物館[1]である。

北上市立鬼の館
館内にある巨大な鬼面。左側に写っている人物は比較のため 地図
施設情報
正式名称 北上市立鬼の館
専門分野
事業主体 北上市
開館 1994年平成6年)6月1日
所在地 024-0321
岩手県北上市和賀町岩崎16地割131番地
位置 北緯39度16分32.5秒 東経141度2分43.7秒 / 北緯39.275694度 東経141.045472度 / 39.275694; 141.045472座標: 北緯39度16分32.5秒 東経141度2分43.7秒 / 北緯39.275694度 東経141.045472度 / 39.275694; 141.045472
アクセス JR北上駅より
バス : おに丸号 立花岩崎線で、「岩崎橋」下車。徒歩10分。
車 : 約20分。
東北自動車道北上江釣子ICより車で15分。
秋田自動車道北上西ICより車で15分。
外部リンク 公式サイト
プロジェクト:GLAM
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概要 編集

1994年平成6年)6月1日開館[2]。合併前の旧和賀町は鬼剣舞発祥の地であり、1988年昭和63年)に町が策定した第4次和賀町総合開発計画の重点プロジェクトに「鬼と平和のまちづくり事業」に盛り込まれ、ふるさと創生事業も取り入れてシンボル施設として「鬼の館」を建設することになった[2]。この計画を具体化するため高橋富雄を委員長とする「鬼と平和の里づくり推進委員会」が発足し、総事業費10億円をかけて1992年(平成4年)12月19日に着工した[2]。1994年(平成6年)4月1日に事業は和賀支所から北上市教育委員会に移管され、同年5月24日に落成式が行われ、落慶法要の儀礼である「屋固め式」が岩崎鬼剣舞の剣舞作法に則って行われた[2]

敷地(19,000m2)には庭園を配し、その中に白を基調とする蔵造り風の建物がある[2]。建物内には常設展示室の他、テーマと期間を設けて展示を行う企画展示室、展示ホールと展示スペース、収蔵庫等がある[2]。展示スペースには多数の変化に富んだ鬼面が設置されている。エントランスホールには『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する鬼太郎ねずみ男からかさ小僧等が展示されている。

2024年令和6年)には開館30周年の記念事業が行われ、エントランスホールにある巨大な鬼のモニュメント等がリニューアルされる[3]

常設展示室 編集

  • 鬼の門
  • 日本の鬼面 - 日本全国の祭りや芸能に登場する鬼面
  • 世界の鬼面 - タイネパールインドメキシコアジアを中心とした世界の様々な鬼面
  • 変化鬼面
  • よみがえる北の鬼
  • 鬼の百科・ビデオブース
  • 幻の鬼面

イベント 編集

同地の郷土芸能である鬼剣舞が頻繁に公演されている。

利用情報 編集

  • 開館時間 - 9時〜17時まで(入場は16時30分まで)
  • 休館日 - 12月から翌年3月までの月曜日、祝日の翌日。12月28日から1月4日。館内整理日(11月27日から30日)
  • 入館料 - 一般500円、高校生240円、小中学生170円。団体割引あり。

周辺施設 編集

脚注 編集

  1. ^ 文化庁博物館総合サイト
  2. ^ a b c d e f 北上市立鬼の館だより創刊号”. 北上市立鬼の館 (1994年11月20日). 2024年1月11日閲覧。
  3. ^ 岩手・北上の鬼の館、モニュメント刷新へ 市民らが制作に参加”. 岩手日報 (2024年1月12日). 2024年1月12日閲覧。

外部リンク 編集