鮎川十糸子
鮎川 十糸子(あゆかわ としこ、1922年5月28日[1] - 2007年4月6日)は、大阪府大阪市出身[1]の日本の女優。本名・西川寿美(にしかわ としみ)[1]。
来歴
編集大阪市東区(当時。現・中央区)生。四条畷高等女学院女学校を卒業[1]後、東宝京都撮影所に俳優養成所の生徒として入社。1941年東宝東京撮影所に移籍し[1]、石田民三監督作品「をり鶴七変化」[2]の主演に抜擢。以後も石田、並びにマキノ正博監督の作品を中心に活躍し、1943年に松竹京都撮影所に移籍。中でも1950年に上映された『七つの宝石』では大坂志郎とのベッドシーンで話題となった。
1958年松竹を退社した後は、テレビのドラマやアニメ『じゃりン子チエ』の竹本菊(おバァ)役などで活躍。舞台にも出演した。
2007年4月6日死去。84歳没。
後任
編集鮎川の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。
出演作品
編集映画
編集- 呪いの笛(お六)[3]
- 清水の佐太郎(お千代)[3]
- おしどり喧嘩笠(お峯)[3]
- 黒姫秘帖(お蘭の方)[3]
- 女難屋敷(お久)[3]
- 父と子と母(マダム)[3]
- 若き日の千葉周作(おせん)[3]
- 振袖剣法(姉お半)[3]
- 奥様多忙(バーのマダム)[3]
- 風雲日月双紙(お蘭の方)[3]
- 喧嘩奴(側室お貞の方)[3]
- 水戸黄門漫遊記 天晴れ浮世道中(お照の方)[3]
- 伝七補物帖 黄金弁天(みよ春)[3]
- 怪猫腰抜け大騒動(笹波)[3]
- 満月狸ばやし(お市の方)[3]
- 地獄への復讐(みさを)[3]
- 伝七捕物帖 刺青女難(おさだ)[3]
- 若旦那武勇伝(ひろ子)[3]
- 花吹雪御存じ七人男(お波)[3]
- 若き日の誘惑(祝水麗子)[3]
- 勢揃い 大江戸六人衆(お半)[3]
- 遊侠夫婦笠(下女おかね)[3]
- 若君逆襲す(腰元園)[3]
- あっぱれ五人男(忍)[3]
- ひばり姫 初夢道中(広野)[3]
- びっくり三銃士(富枝)[3]
- 柳生の兄弟(お兼)[3]
- 治郎吉格子(小半)[4]
- 歌くらべ青春三銃士(みどり)[3]
- 稲妻草紙(酌婦)[3]
- 薩摩飛脚(1951)(お蘭)[3]
- 大江戸五人男(町芸者かつ)[3]
- 吃七捕物帖 一番手柄(女中お杉)[3]
- 夏祭り三度笠(お君)[3]
- あゝ青春(ダンサー・ヘレン)[3]
- 感情旅行(ダンサー新子)[3]
- 嵐の姉妹(マダム夏子)[3]
- とんぼ返り道中 [4]
- 薔薇合戦(磯子)[3]
- 頓珍漢桃色騒動(千草)[3]
- 恋愛三羽烏(なつ江)[3]
- 夜の女たち(闇の女・安子)[2]
- 愉しき哉人生(娘・洋子)
テレビドラマ
編集- 女の劇場 純白の夜(1961年7月26日)
- 必殺シリーズ(ABC / 松竹)
- 必殺仕舞人 第3話「織姫悲しや群上節」(1981年) - 寂妙尼 役
- 必殺仕事人 第58話「暴れ技 田楽垂直刺し」(1980年7月4日) - 世津 役
- 新・必殺仕事人 第8話「主水端唄で泣く」(1981年) - のぶ 役
- 必殺仕事人V・風雲竜虎編 第9話「八百人目の恋は悲恋!」(1987年) - お福 役
- 土曜ワイド劇場 京都殺人案内15(1989年3月11日) - 千代 役
アニメ
編集- じゃりン子チエ(おバァ[5])
- チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ(おバァ[6])
脚注
編集- ^ a b c d e 河北新報 1982年3月16日夕刊 12面「登場」コーナー
- ^ a b 西川寿美 - 日本映画データベース、2024年9月3日閲覧
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am 鮎川十糸子 - KINENOTE、2024年9月3日閲覧
- ^ a b 鮎川十糸子 - 日本映画データベース、2024年9月3日閲覧
- ^ “じゃりン子チエ”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年5月19日閲覧。
- ^ “チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年5月19日閲覧。
外部リンク
編集- コトバンク・鮎川十糸子
- 鮎川十糸子 - KINENOTE
- 西川壽美 - 国立映画アーカイブ
- 西川寿美 - 国立映画アーカイブ
- 鮎川十糸子 - 国立映画アーカイブ
- 西川寿美 - 日本映画データベース
- 鮎川十糸子 - 日本映画データベース