麻生釣駅

かつて大分県九重町にあった日本国有鉄道の鉄道駅

麻生釣駅(あそづるえき)は、かつて大分県玖珠郡九重町大字菅原に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)宮原線廃駅)である。宮原線の廃止に伴い、1984年昭和59年)12月1日に廃駅となった[1]

麻生釣駅
駅銘板
あそづる
Asozuru
宝泉寺 (7.5 km)
(7.7 km) 北里
地図
所在地 大分県玖珠郡九重町大字菅原
北緯33度10分48.5秒 東経131度7分15.2秒 / 北緯33.180139度 東経131.120889度 / 33.180139; 131.120889座標: 北緯33度10分48.5秒 東経131度7分15.2秒 / 北緯33.180139度 東経131.120889度 / 33.180139; 131.120889
所属事業者 日本国有鉄道
所属路線 宮原線
キロ程 14.8 km(恵良起点)
電報略号 アソ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1954年昭和29年)3月15日[1]
廃止年月日 1984年(昭和59年)12月1日[1]
備考 無人駅
テンプレートを表示

歴史 編集

駅構造 編集

廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する無人駅であった。

利用状況 編集

廃止前の各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員[注釈 1]
1975年(昭和50年) [県統計 1]12
1980年(昭和55年) [県統計 2]16
1984年(昭和59年) [県統計 3][注釈 2]18

遺構 編集

駅跡は現在、自然回帰が進行しており、駅の痕跡を辿るのは困難を極める。近くを国道387号が通り、駅より100m程の場所の路側帯の隅に駅入り口の道が残っている。ただし、車では駅跡に行けない。

その他 編集

  • 映画『男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』(1978年公開)のロケ地として使用された[2]
  • 最寄りバス停の名称は「あそづる」である。
  • 1968年制作の『生活のなかの鉄道 〜ローカル線〜』で当駅の様子が紹介されている。 

隣の駅 編集

日本国有鉄道
宮原線
宝泉寺駅 - 麻生釣駅 - 北里駅

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 大分県統計年鑑には年間の数字が記載されているため、365または366により除して四捨五入により算定している。
  2. ^ 昭和59年度の数字は、昭和59年4月1日から昭和59年11月30日までの営業日の日数(244日)で数字を除している。

出典 編集

  1. ^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、743頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 『全国映画ドラマロケ地事典』p321 日外アソシエーツ編集(2011年)全国書誌番号:21946393
大分県統計年鑑

関連項目 編集