黄かん色
黄かん色(おうかんしょく、おうかんいろ)は、日本国有鉄道(国鉄)が定めた色名称の1つである。
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16進表記 | #CA6A1F |
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RGB | (202, 106, 31) |
マンセル値 | 4YR 5.5/11 |
出典 | 鉄道ジャーナル通巻217号 特集「鉄道車両 色彩の美学」 |
16進表記 | #DF7400 | |
マンセル値 | 5YR 6/13 | |
概要
編集この色はアメリカのグレート・ノーザン鉄道の車両塗装にヒントを得たもので、「ミカンの実の色にちなんだ色」という説は後からの理由付けによるものである。なお、後者の説から「みかん色」と呼ばれることもあるが、趣味者からは緑2号と組み合わせて「湘南色」と称されることが多い。
当初はかなり赤みが強い色で、その後何度か調色が変更されている。1956年に車両関係色見本帳が作成されるまでに現在の色となったが、色名称は「黄かん色」で変更されておらず、国鉄制定色では黒と共に「色名+○号」の呼称が使われていない。
直流近郊形・急行形電車の標準色として広く使用されたほか、コキ50000形貨車のうちの電磁ブレーキ化改造された車両にも使用されている。
使用車両
編集- 国鉄クモユニ74形・クモユニ82形・クモニ83形電車
- 国鉄80系電車
- 国鉄111系・113系電車
- 国鉄115系電車
- 国鉄クモユ141形電車(郵政省所有の郵便車)
- 国鉄143系電車(荷物車などのほか、事業用牽引車の一部にも使用)
- 国鉄153系・163系(サロ163形)電車
- 国鉄155系・159系電車
- 国鉄165系・167系・169系電車
- 国鉄コキ50000形貨車
- オヤ35形0番台 153系電車が瀬野八を通る際、連結器が異なる補機との間に挟んだ控車
- JR東日本(湘南色の帯色)
- JR東海(承継後に統一色に塗色変更された車両の帯色)
- JR四国(民営化前の投入当初の帯色)
- キハ32形気動車(松山地区向け)
- キハ54形気動車0番台
- 天竜浜名湖鉄道TH2100形気動車(2101号車)