黄龍士杯世界女子囲碁選手権(こうりゅうしはいせかいじょしいごせんしゅけん)は、囲碁の国際対抗棋戦清代において「棋聖」と呼ばれた黄龍士の故郷江蘇省姜堰市(2012年から泰州市姜堰区)がその名を冠して、2011年に中国韓国日本中華台北の4か国・地域による団体戦として黄龍士佳源杯世界女子囲棋団体選手権戦(黄龙士佳源杯世界女子围棋团体锦标赛)開催。2012年に黄龍士双登杯世界女子囲棋勝抜戦に改名して、中国、韓国、日本の3か国の団体勝抜き戦となる。2017年から2019年は黄竜士精鍛科技杯世界女子囲棋団体戦(黄龙士精锻科技杯世界女子围棋团体赛)[1]。2024年は中国姜堰黄竜士杯世界女子囲棋選手権(中国姜堰黄龙士杯世界女子围棋赛)として、中国、韓国、日本の3か国の選手の個人戦として実施[2]

  • 主催 (1-9回)中国棋院、姜堰市人民政府(泰州市姜堰区人民政府)、(10回)中国囲棋協会、泰州市体育局、姜堰区人民政府
  • 協力 (1-9回)江蘇棋院、姜堰市体育局(泰州市姜堰区体育局)、中国黄龍士研究会、(10回)姜堰区文体広電・旅遊局、溱湖文化旅遊集団有限公司
  • 後援 (1回)佳源集団、(2回)江蘇双登集団有限公司、江蘇太平洋精密科技鍛造有限公司
  • 優勝賞金 (1回)30万元、(2回)45万元、(3-4回)20万元、(5-9回)45万元、(10回)30万元

姜堰市では2009年に黄龍士研究会を設立し(江蘇棋院院長邵震中が会長)、2010年には黄龍士記念館を設立するなど、顕彰活動に努め、囲碁による文化、観光の振興を進めており、その一環としてこの大会を創設した。

方式

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  • 第1回は各3人のチームによる総当たりリーグ戦。第2-9回は各5人のチームによる勝抜き戦。第10回は選手8人の総当りリーグ戦。
  • 持時間は、第1回は各2時間、1分の秒読み5回。第2-9回は各1時間、1分の秒読み1回。第10回は各2時間、1分の秒読み5回。

過去の成績

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回次 年度 優勝 2位 3位 4位
1 2011 中国 3-0(7-2) 韓国 1-2(5-4) 日本 1-2(4-5) 中華台北 1-2(2-7)
2 2012 中国(9-1) 日本(2-5) 韓国(0-5)
3 2013 韓国(7-3) 中国(6-5) 日本(0-5)
4 2014 中国(7-4) 韓国(6-5) 日本(1-5)
5 2015 韓国(8-3) 中国(5-5) 日本(0-5)
6 2016 中国(5-4) 韓国(6-5) 日本(3-5)
7 2017 韓国(7-3) 中国(5-5) 日本(1-5)
8 2018 中国(7-4) 韓国(5-5) 日本(2-5)
9 2018 韓国(7-4) 中国(6-5) 日本(1-5)
回次 年度 優勝 準優勝
10 2024 周泓余(中国) 上野愛咲美(日本)

第1回

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1回戦(4/7)
2回戦(4/8)
3回戦(4/9)

第2回

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回次
1 吉田美香(日本) 崔精(韓国)
2 王晨星(中国) 吉田美香
3 王晨星 李瑟娥(韓国)
4 王晨星 向井千瑛(日本)
5 王晨星 朴志娟(韓国)
6 王晨星 矢代久美子(日本)
7 王晨星 金惠敏(韓国)
8 王晨星 万波奈穂(日本)
9 王晨星 朴鋕恩(韓国)
10 謝依旻(日本) 王晨星
11 於之瑩(中国) 謝依旻

(中国芮廼偉唐奕李赫は出番無し)

第3回

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回次
1 金彩瑛(韓国) 宋容慧(中国)
2 金彩瑛 大沢奈留美(日本)
3 金彩瑛 陳一鳴(中国)
4 金彩瑛 石井茜(日本)
5 於之瑩(中国) 金彩瑛
6 於之瑩 奥田あや(日本)
7 於之瑩 金惠臨(韓国)
8 於之瑩 向井千瑛(日本)
9 於之瑩 文度媛(韓国)
10 於之瑩 謝依旻(日本)
11 崔精(韓国) 於之瑩
12 崔精 李赫(中国)
13 崔精 王晨星(中国)

(韓国朴鋕恩は出番無し)

第4回

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回次
1 宋容慧(中国) 李玟眞(韓国)
2 宋容慧 吉田美香(日本)
3 宋容慧 宋容慧(韓国)
4 藤沢里菜(日本) 宋容慧
5 金惠敏(韓国) 藤沢里菜
6 金惠敏 魯佳(中国)
7 金惠敏 奥田あや(日本)
8 金惠敏 曹又尹(中国)
9 金惠敏 大沢奈留美(日本)
10 於之瑩(中国) 金惠敏
11 於之瑩 謝依旻
12 於之瑩 崔精(韓国)
13 朴鋕恩(韓国) 於之瑩
14 王晨星(中国) 朴鋕恩

第5回

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2015年3/1-4/10に北京で開催。

回次
1 呉政娥(韓国) 奥田あや(日本)
2 呉政娥 李赫(中国)
3 呉政娥 木部夏生(日本)
4 呉政娥 王晨星(中国)
5 呉政娥 藤沢里菜(日本)
6 宋容慧(中国) 呉政娥
7 宋容慧 星合志保(日本)
8 宋容慧 呉侑珍(韓国)
9 宋容慧 謝依旻(日本)
10 宋容慧 金彩瑛(韓国)
11 崔精(韓国) 宋容慧
12 崔精 曹又尹(中国)
13 崔精 於之瑩(中国)

(韓国金惠敏は出番無し)

第6回

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2016年4/7-6/10に江蘇省泰州市で開催。

回次
1 金彩瑛(韓国) 木部夏生(日本)
2 金彩瑛 王祥雲(中国)
3 金彩瑛 青木喜久代(日本)
4 金彩瑛 宋容慧(中国)
5 謝依旻(日本) 金彩瑛
6 謝依旻 魯佳(中国)
7 朴志娟(韓国) 謝依旻
8 王晨星(中国) 朴志娟
9 王晨星 王景怡(日本)
10 王晨星 金惠敏(韓国)
11 藤沢里菜(日本) 王晨星
12 呉侑珍(韓国) 藤沢里菜
13 於之瑩(中国) 呉侑珍
14 於之瑩 崔精(韓国)

第7回

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2017年4/20-6/6に江蘇省泰州市で開催。

回次
1 周泓余(中国) 宋彗領(韓国)
2 牛栄子(日本) 周泓余
3 金侖英(韓国) 牛栄子
4 陸敏全(中国) 金侖英
5 陸敏全 王景怡(日本)
6 呉政娥(韓国) 陸敏全
7 呉政娥 向井千瑛(日本)
8 呉政娥 魯佳(中国)
9 呉政娥 藤沢里菜(日本)
10 李赫(中国) 呉政娥
11 李赫 謝依旻(日本)
12 呉侑珍(韓国) 李赫
13 呉侑珍 於之瑩(中国)

(韓国崔精は出番なし)

第8回

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2018年4/9-6/8に江蘇省泰州市で開催。中国の李赫が5人抜きを果たした。

回次
1 牛栄子(日本) 呉政娥(韓国)
2 李赫(中国) 牛栄子
3 李赫 金美里(韓国)
4 李赫 謝依旻(日本)
5 李赫 金多瑛(韓国)
6 李赫 王景怡(日本)
7 呉侑珍(韓国) 李赫
8 呉侑珍 上野愛咲美(日本)
9 周泓余(中国) 呉侑珍
10 藤沢里菜(日本) 周泓余
11 崔精(韓国) 藤沢里菜
12 崔精 芮迺偉(中国)
13 崔精 王晨星(中国)
14 於之瑩(中国) 崔精

第9回

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2018年4/20-6/12に江蘇省姜堰区で開催。

回次
1 高星(中国) 曺承亞(韓国)
2 高星 謝依旻(日本)
3 高星 呉政娥(韓国)
4 万波奈穂(日本) 高星
5 金彩瑛(韓国) 万波奈穂
6 周泓余(中国) 金彩瑛
7 周泓余 藤沢里菜(日本)
8 呉侑珍(韓国) 周泓余
9 呉侑珍 牛栄子(日本)
10 呉侑珍 李赫(中国)
11 呉侑珍 上野愛咲美(日本)
12 陸敏全(中国) 呉侑珍
13 崔精(韓国) 陸敏全
14 崔精 於之瑩(中国)

第10回

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2024年6/20-27に泰州市姜堰区で開催。

出場者 / 相手
上野
李赫
李小
藤沢
勝点
相手勝計
順位
周泓余(中国) × 12 1
上野愛咲美(日本) × × 10 2
李赫(中国) × × × 8 22 3
李小渓(中国) × × × 8 20 4
許瑞玹(韓国) × × × × 6 18 5
藤沢里菜(日本) × × × × 6 14 6
陸敏全(中国) × × × × × 4 7
崔精(韓国) × × × × × × 2 8

*勝者は勝点2。勝点同数の場合は勝った相手の勝点の合計で順位を決める。[3]

外部リンク

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