黒崎博
来歴
編集1988年、岡山県立岡山朝日高等学校卒業[1]。京都大学文学部に入学し社会学を専攻。1992年、大学を卒業してNHKに入局。教育番組担当を経て、1996年にドラマ番組部に転ずる。
2010年、NHK広島放送局制作ドラマ『火の魚』の演出により、平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞放送部門、第36回放送文化基金賞演出賞、および東京ドラマアウォード2010演出賞を受賞。「大胆、簡潔でありながら同時に繊細で、二人の屈折した精神の奥深く踏み込んで描いている」と評される。
2011年、『冬の日』で初の映画監督を務め、『セカンドバージン』で長編映画に進出した。
2015年、『神の火』(Prometheus' Fire)でサンダンス・インスティテュート/NHK賞2015にてスペシャル・メンション賞(特別賞)を受賞[2]。『太陽の子』(GIFT OF FIRE)と改題し2020年にテレビドラマ化、2021年に映画化予定[3]。
受賞
編集主な作品
編集テレビドラマ
編集特記のないものはNHK作品(地方局制作は除く)。
- 浪花少年探偵団(2000年、NHK大阪)
- 金曜時代劇 はんなり菊太郎〜京・公事宿事件帳(2002年、NHK大阪)
- パパ トールド★ミー 大切な君へ(2003年、NHK大阪)
- 連続テレビ小説
- マチベン(2006年)※第61回文化庁芸術祭優秀賞
- ウォーカーズ〜迷子の大人たち(2006年)
- 帽子(2008年、NHK広島) ※第63回文化庁芸術祭優秀賞、第35回放送文化基金賞優秀賞
- 火の魚(2009年、NHK広島)※第64回文化庁芸術祭大賞、第36回放送文化基金賞優秀賞、第62回イタリア賞、第50回モンテカルロ・テレビ祭最優秀賞 ほか
- チェイス〜国税査察官〜(2010年)
- セカンドバージン(2010年)※東京ドラマアウォード2011優秀賞
- メイドインジャパン(2013年)※第68回文化庁芸術祭優秀賞、第39回放送文化基金賞優秀賞
- 実験刑事トトリ2(2013年)
- さよなら私(2014年)
- 逃げる女(2016年)
- NHKスペシャル「未解決事件 File.07 警察庁長官狙撃事件」 実録ドラマ 『容疑者Nと刑事の15年』(2018年)[5]
- 太陽の子(2020年)※作も担当 ※サンダンス・インスティテュート/NHK賞2015 スペシャル・メンション賞(特別賞)
- 大河ドラマ
- 青天を衝け(2021年)※チーフ演出
配信ドラマ
編集- さよならのつづき(2024年11月14日配信予定、Netflix)
映画
編集脚注
編集- ^ “■岡山県立岡山朝日高等学校ホームページ(岡山朝日高校Web)”. www.asahi.okayama-c.ed.jp. 2020年11月21日閲覧。
- ^ “「サンダンス・インスティテュート/NHK賞2015」 決定のお知らせ” (PDF). サンダンス・インスティテュート/NHK賞. 日本放送協会 (2015年2月2日). 2020年7月21日閲覧。
- ^ “「太陽の子」NHKドラマ版放送予定”. サンダンス・インスティテュート/NHK賞. 日本放送協会 (2020年7月20日). 2020年7月21日閲覧。
- ^ アーカイブ:大山勝美賞、放送人の会、2021年5月3日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “NHKスペシャル 未解決事件”. NHKスペシャル 未解決事件. 2018年9月8日閲覧。