NHK広島放送局

中国地方のNHK放送局
画像提供依頼:旧局舎の画像提供をお願いします。2010年10月

NHK広島放送局(エヌエイチケイひろしまほうそうきょく)は、広島県放送対象地域とする日本放送協会(NHK)の地域放送局

NHK広島放送局
NHK logo 2020.svg
NHK広島放送局01.jpg
NHK広島放送センタービル
放送対象地域 広島県
所在地 730-8672
総合テレビ
開局日 1956年3月21日
コールサイン JOFK-DTV
親局 広島 14ch (キーID 1)
Eテレ
コールサイン JOFB-DTV
親局 広島 15ch (キーID 2)
ラジオ第1
開局日 1928年7月6日
コールサイン JOFK
親局 広島 1071kHz
ラジオ第2
コールサイン JOFB
親局 広島 702kHz
FM
コールサイン JOFK-FM
親局 88.3MHz
主な中継局
アナログテレビ
尾道:総合1ch、教育7ch
福山:総合5ch、教育3ch
デジタルテレビ
呉・佐東•可部:総合14ch、教育15ch
福山:総合42ch、教育44ch
ラジオ
ラジオ第1
福山999kHz、庄原1161kHz、三次1584kHz
ラジオ第2
三次1035kHz、庄原1359KHz、福山1602kHz
FM放送
豊栄81.9MHz、三次84.5MHz、福山84.8MHz
特記事項:
ラジオ第2放送は広島県と山口県東部を放送対象地域としている。
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概要編集

中国地方のNHKの拠点局として中国地方5県を統括している。

世界初の原子爆弾被爆都市にある放送局として、平和を考える番組の制作に意欲的に取り組み、世界へ発信。海外で賞を受けたものもある。

文化庁芸術祭テレビ部門では、2008年(平成20年)に『帽子』で優秀賞、2009年(平成21年)に『火の魚』で大賞を受賞している。

かつて、ラジオ第1放送は、山口県東部も放送対象地域だったが、岩国中継局(585 kHz)の新設後、山口県東部は放送対象地域から外れた。ラジオ第2放送は引き続き岩国市柳井市といった山口県東部をエリア対象としている。

2006年10月に広島地区で地上デジタル放送を開始した。

沿革編集

  • 1928年(昭和3年)7月6日 - 社団法人日本放送協会広島放送局開局。ラジオ放送開始。(呼出符号:JOFK)
  • 1934年(昭和9年)5月16日 - 中央放送局(広島中央放送局)に昇格。
  • 1945年(昭和20年)8月6日 - 原子爆弾投下により上流川町(現:中区幟町)の放送局舎(演奏所等)壊滅。約40名の職員が犠牲となった。生き残った職員は原放送所(当時、安佐郡祇園町)に集合し、予備演奏所を使用し翌日からローカル放送を再開。
    • 被爆直後から「大阪中央放送局へ呼びかけを行う、悲しげな女性の音声がラジオから流れた」という風説が流布した。これらは当初「このような状況下での呼びかけは困難」との見方が示されていたが、その後の取材や元職員らの証言により、実際に大阪中央放送局などの近隣の放送局に救援を求めていたことが明らかとなった。結局、原放送所への避難後も大阪中央放送局と交信することはできなかったが、岡山放送局と交信が取れ、同局から原爆投下の第一報が東京へ伝えられた[1][2]
  • 1945年(昭和20年)8月29日 - 同日夕方より本回線が復旧し、全国放送を本格的に再開[3]
  • 1945年(昭和20年)9月10日 - ラジオ第2放送開始。
  • 1950年(昭和25年)6月1日 - 放送法施行に伴い社団法人日本放送協会が解散、特殊法人としての日本放送協会が一切の権利義務を継承。
  • 1956年(昭和31年)3月21日 - 総合テレビジョン放送開始。
  • 1961年(昭和36年)1月8日 - 教育テレビジョン放送開始。
  • 1962年(昭和37年)9月17日 - FM実験放送開始。2年後実用化試験放送に移行し、1969年(昭和44年)3月1日本放送となった。
  • 2006年(平成18年)10月1日 - 広島地区で地上デジタル放送開始。
  • 2008年(平成20年)4月1日 - 開局80周年を迎え、広島局オリジナルキャラクターが登場。
  • 2011年(平成23年)7月24日 - 正午でアナログ放送終了。23時59分までに停波。

所在地編集

現在の局への建て替えに際しては、NHKとしては珍しく、第一生命との共同建設により、一般企業のオフィススペースを設けた複合ビルとした。この方式は名古屋放送局の建て替えに際しても取り入れられ、横浜放送局公共施設神奈川芸術劇場と共同建築の形としている[注釈 1]

支局編集

支局

主なチャンネル・周波数編集

福山支局が放送局だった時代、初期には尾道放送局として尾道市に置かれていた経緯から、アナログTV放送では尾道市にある基幹中継局を「福山局」、福山市にある中継局は「福山蔵王局」としていた。
その後デジタル放送ではアナログ放送時代の福山局は「尾道局」、そして福山市にあるアナログ時代の福山西局の場所に新基幹中継局「福山局」を置いた。「福山蔵王局」はデジタル放送では2010年8月を目処に「福山南局」として置局された。
ラジオは、アナログTV放送と同様に尾道市にある基幹中継局を「福山局」、福山市にある中継局はFMは「福山蔵王局」、AMの第一・第二放送は「福山木之庄局」としている。

 
NHK総合のリモコンキーID
  • 基幹局では大阪局と同じく、リモコンIDが総合・教育ともに親局の番号を引き継がない(ただし、旧福山局の総合親局は1ch)。
  • 太字は親局、それ以外は全て中継局。
  • コールサインは総合系統がJOFK、教育系統がJOFB。またかつて備後地区に本局とは別に与えられていたコールサインは総合系統がJODP、教育系統がJODD

テレビ編集

  • 主として他に民放の置局が3局以上ある場所のみを抜粋。
  • ch番号の前にVが付いた局は垂直偏波

総合テレビ リモコンキーID:1

教育テレビ リモコンキーID:2

ラジオ編集

 
NHK比治山放送所

ラジオ第1放送


ラジオ第2放送


FM放送編集

周波数の前にVが付いた局は垂直偏波

アナログ放送概要編集

2011年7月24日停波時点

  • 主として他に民放の置局が3局以上ある場所のみを抜粋。
  • ch番号の前にVが付いた局は垂直偏波

総合テレビ

教育テレビ

主な広島局制作番組編集

現在の番組は2020年上期時点[4]

総合テレビ編集

全国放送
中国地方向け
広島県向け
  • ニュース(平日 12:15 - 12:20)
  • おはようひろしま(平日 7:45 - 8:00、7:51からは中国地方向け放送
  • お好みワイドひろしま(平日 18:10 - 19:00)
  • テッパン”話 仕入れました! 広島かたすみ食堂(不定期金曜日 19:30 - 19:55、再放送:不定期土曜日 7:30 - 7:55または10:55 - 11:20)
  • ひろしまニュース845(平日 20:45 - 21:00)
※2018年改編で土日祝・年末年始のニュース・気象情報は原則として選挙・災害時等を除き、終日中国地方向け放送に移行し、さらに2020年4月改編で『ひるまえ直送便』の広島県向け枠(2020年3月までは11:52 - 12:00)が火曜11:50 - 11:54に縮小され、月曜及び水曜 -金曜全編及び火曜11:30 - 11:50、11:54 - 12:00が中国地方向け放送となり、広島県向け放送は平日の『おはようひろしま』(7:45 - 7:51)・正午のニュース(12:15 - 12:20)・『お好みワイドひろしま』(18:10 - 19:00)・『ひろしまニュース845』(20:45 - 21:00)のみに縮小された[7]
過去の番組

BS1編集

  • NHKプロ野球(広島東洋カープ戦)

ラジオ第1放送編集

全国放送
  • NHKプロ野球(広島東洋カープ戦) - 木曜日・金曜日ナイター(中国地方向け)・週末デーゲーム(全国放送または中国地方向け)を放送。リーグ優勝が懸かる試合や一部クライマックスシリーズの中継は広島県向けで放送。
中国地方向け
広島県向け
  • ひろしま コイらじ[注釈 10](月曜日 - 木曜日 17:00 - 17:55)

補足編集

  • FM放送は、かつては土曜15時台から「FMリクエストアワー」平日18時台に「夕べのひと時」「ゆうナビ!」などの地域放送を行い、2010年度の「ゆうナビ!」金曜は対岸の四国地方との「瀬戸内海ブロックネット」(制作は1週おきに広島・松山が交互に担当)を行っていたが、2011年3月で「瀬戸内海ブロックネット」を含めて廃止となった。

原爆・戦争と平和に関する番組編集

※以下、主なもの。詳しくは局サイトトップから「核・平和特集」を選択。

  • 広島平和記念式典
    • 毎年8月6日8:00 - 8:35頃(ラジオは8:55まで) 広島市の平和記念公園などから中継。そのため、連続テレビ小説枠はこの日に限り、中国地方では7:45~8:00に繰上げ放送される(それ以外の地域は8:35~8:50に放送)[注釈 11]
    • 総合テレビ・衛星第2テレビ(2010年まで)・ラジオ第1のほか、NHKワールドのテレビ・ラジオでも放送される。テレビの放送では日本語と英語の2か国語放送(NHKワールドTVは英語主音声で同日録画放送もある)。
    • 2008年 広島県内のみ『』(連続テレビ小説)を休止し、式典の模様を最後まで放送した。
    • 2015年 中国ブロックは『まれ』(連続テレビ小説)を7:45まで繰り上げとし、式典の模様を最後まで放送した。他の局は8:35で終了。
  • ヒバクシャからの手紙
    • 2007年 8月5日23:45 - 6日1:00に放送。総合テレビの中国ブロック放送のほか、ラジオ第1で全国放送。さらにはNHKワールドのテレビ(ワールドTV/プレミアム)・ラジオでも全世界に向け放送された。テレビスタジオにラジオスタジオのセットを組む形で放送された。
    • 2008年 8月6日の0:10 - 2:00に放送。総合テレビの放送が全国に拡大された一方、NHKワールドのテレビ放送が放送体系の整理によりワールドプレミアムのみとなった。
    • 2009年・2010年 8月8日の23:30 - 9日1:00に放送。
    • 2012年 ロンドンオリンピック中継の兼ね合いからテレビでは、8月4日22:00-23:30にEテレで中国・九州・沖縄ブロック向け(中国ブロックは翌8月5日に総合テレビで再放送あり。8月6日にNHKワールド・プレミアムでも時差放送)の生放送にとどまった。なお、総合テレビ全国放送もロンドンオリンピック中継の兼ね合いから8月23日未明(22日深夜。中国・九州・沖縄ブロック以外の地域は初回放送扱い)の録画放送となったが、ラジオでの放送は今回行われなかった。
    • もともとは連続テレビ小説鳩子の海』の放送がきっかけとなって始まった『市民の手で原爆の絵を[8]というプロジェクトだった。しかし被爆者の高齢化が進み、原爆被災を確実に記憶している世代が絶滅に近付いてきた(2010年8月6日には胎内被爆者を除く被爆一世が全員高齢者となる)ことから、21世紀に入り、現在の被爆者から手紙を募集する形式に変わった。
  • 原爆投下・10秒の衝撃
    • 広島局制作の「NHKスペシャル」枠の単発番組。1998年8月6日20:00に放送。
  • 広島発 特集ドラマ「帽子」
    • 開局80周年記念として、2008年8月2日の21:00-22:30に全国放送。母胎内で被爆した「胎内被爆者」をテーマにしたテレビドラマ。
    • 平成20年度文化庁芸術祭テレビ部門優秀賞を受賞。
  • ラジオドラマ『放送を続けよ! 広島中央放送局の8月6日』
    • 開局80周年記念として、2008年8月6日夜にラジオ第1で全国放送。被爆当時における放送再開に向けた様々なドラマを描いた。
    • 平成20年度文化庁芸術祭ラジオ部門大賞を受賞。
    • 演出:出山知樹。ほか、気象予報士の資格を持つ遠藤亮ら広島局スタッフも多くかかわった。

アナウンサー・キャスター編集

アナウンサー編集

  • 氏名の後の*は、過去に広島局勤務経験があるアナウンサー。
氏名 前任地 主な担当番組 備考
男性
松尾剛 東京アナウンス室 お好みワイドひろしま
(キャスター)
比留木剛史 アナウンス専任部長 管理業務主体
出山知樹* 大阪 ラウンドちゅうごく
(キャスター)
中国地方のニュース
曽根優 G-media出向 中国地方のニュース
各種スポーツ中継
浅井僚馬
南波雅俊 大分
佐藤洋之 松山 大相撲中継ほかスポーツ中継
三平泰丈 富山 中国地方のニュース
テッパン”話 仕入れました!広島かたすみ食堂
漆原輝 徳島 おはようひろしま
(キャスター)
遠藤亮* 日本語センター出向 中国地方のニュース
村上真吾* 岡山
土方康* ラジオセンター
(ディレクター業務)
女性
杉浦圭子* 大阪 ひるまえ直送便 広島市安佐南区出身
豊島実季 福井 おはようひろしま
(キャスター)
シニアスタッフ
清川徹 元正職員アナウンサー
[注釈 12]
中国地方のニュース
(ラジオ)
広島県東広島市出身
周山制洋 中国地方のニュース

キャスター・リポーター編集

氏名 所属・前職等 主な担当番組 備考
FK専属
平井友莉 松山
(契約キャスター)
お好みワイドひろしま
(キャスター)
坂本有花 徳島
(契約キャスター)
加藤知紗 お好みワイドひろしま
(リポーター)
水野貴絵 呉市出身
小畠優花 ひるまえ直送便
矢田美沙希 新潟放送「マエカブナカシズカ」パートナー
安川侑希 前橋
(契約キャスター)
気象予報士
勝丸恭子 元広島民放局報道記者・中継ディレクター[9][10] お好みワイドひろしま
ひろしまニュース845
安芸郡海田町出身
岡田良昭 高知 おはようひろしま
ひるまえ直送便

マスコットキャラクター編集

2008年度に開局80周年を迎え、それを記念して広島局オリジナルキャラクターが登場した。これは、事前に視聴者によるデザイン公募により2つの候補が2つ出され、名前も視聴者公募により蝋燭型が「ぴーすくん」、しゃもじ型が「しゃもべぇ」と命名された。

ぴーすくん
白い蝋燭の姿をしたキャラクター。年齢、身長、体重は不明。

のんびりやだが心の動きによって炎の大きさが変わる。口はひろしまの『ひ』の形になっているが、しゃべらない。

しゃもべえ
頭がしゃもじ型をしたお侍で、両手にしゃもじを持っているので“二杓(にしゃく)流”の名手である。

地元に詳しいので広島弁で話し、若者の考えや悩みにも理解を示す。
見た目はほんわかしているが、中身は硬派(善悪に厳しい)で平和を愛している。
また地元のイベント会場に現れたり、どーもくんと一緒に地元プロスポーツチームの応援に参加することもある。
BSデジタル放送についての案内役の時は山口良一がしゃもべえの声を担当している。

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ 名古屋局建て替え以降、NHKの放送局の中には岡山放送局大分放送局のように、一般の複合ビルの中に入居するケースもあったり、放送局から転換して単独局舎を持っていた支局が一般のビルの一角に移転するケースもある。
  2. ^ ビジターゲームは、北海道地方(北海道日本ハムファイターズ)・東北地方(東北楽天ゴールデンイーグルス)・東海3県(中日ドラゴンズ)・近畿地方(阪神タイガースオリックス・バファローズ)・九州沖縄地方(福岡ソフトバンクホークス)と同時放送。2014年8月29日(金曜)には初めて対中日戦を中部地方と同時ネットで放送(山口松江鳥取岡山は各県別の番組に差し替え)カープのリーグ優勝がかかった2016年9月10日の対巨人戦(東京ドーム)は、広島地区で平均視聴率60.3%、瞬間最高視聴率は71.0%を記録した[5]
  3. ^ a b 18時台は広島県のみ放送、山口・松江・鳥取・岡山はローカルニュース終了後の18:59飛び乗り。
  4. ^ a b 2019年以降に山口・松江・鳥取・岡山では、木曜の『所さん!大変ですよ』(19:30 - 19:57)、『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』(19:57 - 20:42)及び金曜の各県別のローカル番組・『チコちゃんに叱られる!』(19:57 - 20:42)を優先する編成方針から同時ネットを見送る傾向がある。
  5. ^ a b c d e f NHKニュースおはよう日本』に内包。
  6. ^ a b c 鳥取のみ18:55からは鳥取県の気象情報に差し替え。
  7. ^ 毎年12月31日の大晦日を除く。
  8. ^ 『ひるまえ直送便』に内包。
  9. ^ ニュース シブ5時』に内包。
  10. ^ 2020年に新型コロナウィルスの感染拡大に伴う広島県の緊急事態宣言を受けて一旦は4月16日の放送を最後に休止していたが、2020年5月11日から番組名を「新型コロナウイルスに負けない!ひろしまコイらじ」とリニューアルして再開、5月11日から2週間は30分程度に縮小して放送した。
  11. ^ 2010年までは広島・岡山・松江・山口は8:50頃からの放送、鳥取のみ他地域と同じ8:35頃からの放送(式典の進行状況による繰下げあり)
  12. ^ 定年は過ぎたがアナウンサーの欄に記載

出典編集

外部リンク編集