2007年世界水泳選手権
2007年世界水泳選手権(2007ねんすいえいせかいせんしゅけん)は、2007年3月17日から4月1日までオーストラリア・ビクトリア州・メルボルンで開催された第12回世界水泳選手権である。
概要
編集世界水泳選手権は7月の開催が通例であるが、この大会は南半球で行われるため3月から4月の開催となった。このためオリンピックの前年の夏に水泳の国際大会が開催されなくなる事情から、日本水泳連盟は同年8月に国際大会「インターナショナル・スイム・ミート2007(世界競泳2007 イン ジャパン)」を千葉県国際総合水泳場で開催した。
会場は競泳とシンクロナイズドスイミングが行われるのは全豪オープンテニスのセンターコートとして使われているメルボルン・パークのロッド・レーバー・アリーナ。2001年福岡大会同様、仮設プール(スージー・オニール・プール)を設けた。
競技結果
編集競泳
編集男子
編集女子
編集飛込競技
編集種目 | 金 | 銀 | 銅 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
男子 | ||||||
1m 板飛び込み | 羅玉通 中国 |
477.40 | 何衝 中国 |
469.85 | クリストファー・サッキン イタリア |
441.40 |
3m 板飛び込み | 秦凱 中国 |
545.35 | アレクサンダー・ディスパティエ カナダ |
518.65 | ドミトリー・サウティン ロシア |
517.10 |
10m 高飛び込み | グレプ・ガルペリン ロシア |
554.70 | 周呂鑫 中国 |
519.15 | 林躍 中国 |
513.70 |
3m シンクロ板飛び込み | 秦凱 王峰 中国 |
458.76 | アレクサンダー・ディスパティエ アルトゥーロ・ミランダ カナダ |
418.92 | トビアス・シェレンベルク アンドレアス・ウェルス ドイツ |
414.54 |
10m シンクロ高飛び込み | 火亮 林躍 中国 |
489.48 | グレプ・ガルペリン ドミトリー・ドブロスコク ロシア |
467.16 | デイビッド・ボウディア トーマス・フィンチャム アメリカ合衆国 |
463.56 |
女子 | ||||||
1m 板飛び込み | 何姿 中国 |
316.65 | ブライズ・ハートリー カナダ |
311.20 | ユリア・パハリナ ロシア |
304.60 |
3m 板飛び込み | 郭晶晶 中国 |
381.75 | 呉敏霞 中国 |
368.80 | タニア・カニョット イタリア |
341.70 |
10m 高飛び込み | 王鑫 中国 |
432.85 | 陳若琳 中国 |
410.30 | クリスティン・シュトイアー ドイツ |
386.85 |
3m シンクロ板飛び込み | 郭晶晶 呉敏霞 中国 |
355.80 | ディッテ・コツィアン ハイケ・フィッシャー ドイツ |
318.45 | シャラレーン・ストラットン ブリオニー・コール オーストラリア |
313.14 |
10m シンクロ高飛び込み | 賈童 陳若琳 中国 |
361.32 | ブリオニー・コール メリッサ・ウー オーストラリア |
324.00 | アネット・ガム ノーラ・スブシンスキー ドイツ |
306.63 |
シンクロナイズドスイミング
編集種目 | 金 | 銀 | 銅 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
フリールーティンコンビネーション | ロシア | 99.000 | 日本 | 97.833 | アメリカ合衆国 | 96.500 |
ソロ・テクニカルルーティン | ナタリア・イーシェンコ ロシア |
99.000 | ヘマ・メングアル スペイン |
98.000 | 原田早穂 日本 |
96.833 |
デュエット・テクニカルルーティン | アナスタシア・ダビドワ アナスタシア・エルマコワ ロシア |
98.833 | ヘマ・メングアル パオラ・ティラドス スペイン |
97.500 | 鈴木絵美子 原田早穂 日本 |
97.167 |
チーム・テクニカルルーティン | ロシア | 99.000 | 日本 | 97.833 | スペイン | 97.167 |
ソロ・フリールーティン | ヴィルジニー・デデュー フランス |
99.500 | ナタリア・イーシェンコ ロシア |
98.500 | ヘマ・メングアル スペイン |
98.000 |
デュエット・フリールーティン | アナスタシア・ダビドワ アナスタシア・エルマコワ ロシア |
99.333 | ヘマ・メングアル パオラ・ティラドス スペイン |
97.667 | 鈴木絵美子 松村亜矢子 日本 |
97.333 |
チーム・フリールーティン | ロシア | 99.000 | スペイン | 98.500 | 日本 | 97.334 |
水球
編集種目 | 金 | 銀 | 銅 |
---|---|---|---|
男子 | クロアチア | ハンガリー | スペイン |
女子 | アメリカ合衆国 | オーストラリア | ロシア |
オープンウォータースイミング
編集種目 | 金 | 銀 | 銅 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
男子 | ||||||
5km | トーマス・ルルツ ドイツ |
56分49秒6 | エフゲニー・ドラツェフ ロシア |
56分50秒7 | スピリドン・ヤニオティス ギリシャ |
56分56秒6 |
10km | ウラジーミル・ディヤチン ロシア |
1時間55分32秒52 | トーマス・ルルツ ドイツ |
1時間55分32秒52 | エフゲニー・ドラツェフ ロシア |
1時間55分47秒31 |
25km | ユーリー・クジノフ ロシア |
5時間16分45秒55 | マルコ・フォルメンティーニ イタリア |
5時間18分36秒80 | モハメド・ザナティ エジプト |
5時間19分23秒23 |
女子 | ||||||
5km | ラリーサ・イルチェンコ ロシア |
1時間0分41秒3 | エカテリーナ・セリベルストワ ロシア |
1時間0分43秒6 | ケイト・ブルックスピーターソン オーストラリア |
1時間0分47秒6 |
10km | ラリーサ・イルチェンコ ロシア |
2時間3分57秒9 | カサンドラ・パッテン イギリス |
2時間3分58秒9 | ケイト・ブルックスピーターソント オーストラリア |
2時間3分59秒5 |
25km | ブリッタ・カムラウコレスタイン ドイツ |
5時間37分11秒66 | ケイリン・ケラー アメリカ合衆国 |
5時間39分39秒62 | クセニア・ポポワ ロシア |
5時間39分51秒51 |
国別メダル受賞数
編集順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | アメリカ合衆国 | 21 | 14 | 5 | 40 |
2 | ロシア | 11 | 6 | 8 | 25 |
3 | オーストラリア | 9 | 9 | 8 | 26 |
4 | 中国 | 9 | 5 | 2 | 16 |
5 | フランス | 3 | 2 | 2 | 7 |
6 | ドイツ | 2 | 5 | 4 | 11 |
7 | ポーランド | 2 | 1 | 1 | 4 |
8 | 南アフリカ共和国 | 2 | 0 | 1 | 3 |
9 | 日本 | 1 | 4 | 8 | 13 |
10 | カナダ | 1 | 3 | 1 | 5 |
11 | イタリア | 1 | 2 | 6 | 9 |
12 | スウェーデン | 1 | 1 | 1 | 3 |
13 | 韓国 | 1 | 0 | 1 | 2 |
ウクライナ | 1 | 0 | 1 | 2 | |
15 | クロアチア | 1 | 0 | 0 | 1 |
16 | スペイン | 0 | 4 | 3 | 7 |
17 | オランダ | 0 | 2 | 3 | 5 |
イギリス | 0 | 2 | 3 | 5 | |
19 | ジンバブエ | 0 | 2 | 0 | 2 |
20 | ハンガリー | 0 | 1 | 1 | 2 |
21 | ベラルーシ | 0 | 1 | 0 | 1 |
スイス | 0 | 1 | 0 | 1 | |
23 | オーストリア | 0 | 0 | 1 | 1 |
デンマーク | 0 | 0 | 1 | 1 | |
エジプト | 0 | 0 | 1 | 1 | |
ギリシャ | 0 | 0 | 1 | 1 | |
ベネズエラ | 0 | 0 | 1 | 1 | |
合計 | 66 | 65 | 64 | 195 |
当初男子400m自由形で銀メダル、800m自由形で金メダルを獲得したのはチュニジアのウサマ・メルーリであったが、ドーピング検査で陽性となりメダルを剥奪され、以下の順位繰上げになった。