国際水泳連盟(こくさいすいえいれんめい、: Fédération Internationale de Natation、略称:FINA: International Swimming Federation)は、水泳競技の国際競技連盟(IF)であり、国際オリンピック委員会(IOC)承認団体のオリンピック夏季大会競技団体連合(ASOIF)、国際スポーツ連盟機構(GAISF)に加盟している。日本からは公益財団法人日本水泳連盟が加盟している。

国際水泳連盟
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略称 FINA
設立 1908年
本部 スイスの旗 スイスローザンヌ
会員数
208の国・地域
ウェブサイト fina.org
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世界水泳選手権世界短水路選手権を主催している。本部所在地はスイスローザンヌにある。1908年創立で、2008年に100周年を迎えた。

大陸連盟編集

2017年現在は209カ国・地域の協会が加盟されている。各大陸連盟は下記のとおりである。

  • アフリカ(52): アフリカ水泳連盟 (CANA)
  • アメリカ(45): アメリカアマチュア水泳連合 (ASUA)
  • アジア (45): アジア水泳連盟 (AASF)
  • ヨーロッパ(52): 欧州水泳連盟 (LEN)
  • オセアニア(15): オセアニア水泳協会 (OSA)

競泳水着規定編集

 
Jaked FINA認定競泳水着

国際水泳連盟は、公式大会に関して競泳の水着について細かい基準を定め、それらが全て満たされた条件で行われたレースに限り記録を公認している。

中でも近年重要な意味を持っているのが水着に関する規定で、日本水泳連盟を始め各国の水泳連盟が規定を準用しているが、2008年にレーザー・レーサーをめぐる騒動が起こって以降、この水着規定の変更とその運用に際して、数値の根拠に乏しい規定、不明瞭な水着承認プロセスなどで各国の水着メーカーを混乱状態に陥らせている。2009年4月から5月にかけて、その時点での世界記録を上回る記録を出したものの、着用していた水着が当時承認申請中であり、水着がのちに承認されなかったことで世界記録として公認されなかった事例が6件あった[1]

2009年の世界選手権期間中に行った総会で、水着に関する明確な基準を定め、公式大会における承認水着着用義務を設けた。公開されている概要は以下の通り[2][3]。(下記は競泳用水着の基準)

  • 男は上半身裸、水着は上限が臍の下、下限が膝の上。
  • 女は上限が肩、下限が膝の上だが、首・肩・腕を覆ってはいけない。
  • サポーター、ブラカップを含め重ね着は禁止。承認水着のみを着ること。
  • 体や水着へのテーピング禁止。絆創膏も剥がすこと。
  • 素材は織布に限る。細かい技術規定有り。
  • 認可した水着にはFINAが承認バーコード(通称:FINAマーク)を付与し、これを受けたら以後その水着にはいかなる手も加えてはならない(承認した時の状態のままで販売・使用する)。右の写真では左臀部にバーコードが見える。
  • 承認水着のデータベースはリストとして公開し、随時更新する。

なおFINAでは、その規約で「身に着けるもの全てにこの規定を当てはめる」としており、水着以外にもゴーグルとスイムキャップが審査対象となっている。但し運用の関係上当面は水着のみ先行してレースチェック対象としている。[4]

FINA承認コードブランド名一覧編集

コード ブランド
AP A3 Performance
AD アディダス (Adidas)
AG AgonSwim英語版
AK AKRON Srl
AU AQRACE
AL AQUA SPHIRE
AQ AQUA ZONE
OR AQUA ZONE
QA AQUADEUS
FA Aquafeel
AU AQUARAPID
RI AQUARIUS
QA AQUARIUS
AU AQUASIDE
AT AQUATAK
AR Arena
DE Arena
RG Argotess SRL
AS アシックス
AP Autric Sport
AX AXiS
MD AXiS
BE Beco Beermann
BL blueseventy
SI Chilliez
CR Crazy Swim
DA Dare2Tri
DF DELFINA
DE デサント
DI DIANA
ME DIAPOLO英語版
DO DOLFIN英語版
DR DRAPH
EL エレッセ
EN ENGINE
ES Essenuoto
FA Fashy
FE FEW
FI FINIS
FO フットマーク
WA Funkita英語版
WA Funky Trunks英語版
GI Gimer
HH HAMMERHEAD
HE HEAD英語版
HS HOSA
HU HUUB
IN INUS
JA Jaked
JL Jolyn
KF Kiefer
KO Kobayashi
SH KOZ
LA Lane 4
LE LEONIAN
LN LI-NING
MA MAD WAVE
MK MAKO
MN Manta Swim Collection
MR MARU
YA MATUSE
MT MERLIN
VA MERLIN
MY MIYATA
MI ミズノ
EF Mormaii
MO MOSCONI
AL MP
MS MULTISPORT
NJ Nabaiji
NI ナイキ
NS NOVA
OK OKEO
OC ORCA英語版
AL PHELPS
TL Protech
AQ Q SWIMWEAR
QS QSW
RS Rally
RO Rocket Science
RK ROKA
SA SAZAN
SC Scullings
SE Second Skins
SH SHIBRO
SP SPEEDO
SG swimgo
TL Technic
TF THE FINALS
TN TORNADO SPORTS
TS TOSWIM
TU TURBO
TR TURBO
TY TYR英語版
TR Tyron
VA VA project Co
RG VADOX
VR Vorgee
WA WAY FUNKY英語版
WI WINFCC CO
YI YINGFA
EU ZAOSU
ZA ZAOSU
ZO ZOGGS英語版
ZK ZOKE
ZN Zone3

[5]

歴代会長編集

FINA会長
名前 出身国 任期
G.W. Hearn   イギリス 1908–1924
Erik Bergvall   スウェーデン 1924–1928
E.G. Drigny   フランス 1928–1932
W. Binner   イギリス 1932–1936
H.E. Fern   イギリス 1936–1948 (*)
Rene de Raeve   ベルギー 1948–1952
M.L. Negri   アルゼンチン 1952–1956
Jan de Vries   オランダ 1956–1960
R.M. Ritter   アメリカ合衆国 1960–1964
W. Berge Phillips   オーストラリア 1964–1968
Javier Ostos   メキシコ 1968–1972
Dr. Harold Henning   アメリカ合衆国 1972–1976
Javier Ostos (2)   メキシコ 1976–1980
Ante Lambasa   ユーゴスラビア 1980–1984
Robert Helmick   アメリカ合衆国 1984–1988
Mustapha Larfaoui   アルジェリア 1988–2009
Julio C. Maglione   ウルグアイ 2009–present

FINA主催の大会編集

公式パートナー編集

公式サプライヤー編集

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ アーカイブされたコピー”. 2015年9月24日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2009年6月24日閲覧。
  2. ^ 水着の取り扱いについて<FINA規定の概要><国内規定>”. 一般社団法人 日本マスターズ水泳協会 (2012年4月1日). 2020年7月29日閲覧。
  3. ^ 【大切なことですから、本欄を読んで必ず守ってください】”. 公益財団法人 日本水泳連盟. 2020年7月29日閲覧。
  4. ^ @SWIMブログ「ゴーグル一問一答♪」”. arena by デサント (2010年12月21日). 2011年10月29日閲覧。
  5. ^ FINA Approved swimwear”. FINA. 2020年10月14日閲覧。

外部リンク編集