2023年のNBAファイナル
2023年のNBAファイナル (英語: 2023 NBA Finals)とは、NBAの第77回NBAファイナル (前身のBAA時代を含む)。2022-23シーズンのレギュラーシーズン、プレーオフを勝ち抜いたデンバー・ナゲッツとマイアミ・ヒートが対戦し、4勝1敗でナゲッツが創設56年目で初の優勝を勝ち取った。NBAファイナル最優秀選手賞はナゲッツのニコラ・ヨキッチ。
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試合日程 | 6月1日-12日 | |||||||||
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MVP | ニコラ・ヨキッチ | |||||||||
イースタン・ファイナル | ヒートがボストン・セルティックスに4勝3敗で勝利 | |||||||||
ウェスタン・ファイナル | ナゲッツがロサンゼルス・レイカーズに4勝0敗で勝利 | |||||||||
背景
編集デンバー・ナゲッツ
編集ウェスタン・カンファレンスのナゲッツは53勝29敗 (勝率.646)でレギュラーシーズンを1位で終えた。プレーオフでは、1回戦で第8シードのミネソタ・ティンバーウルブズに4勝1敗、カンファレンスセミファイナルで第4シードのフェニックス・サンズに4勝2敗、カンファレンスファイナルで第7シードのロサンゼルス・レイカーズに4勝0敗でNBAファイナルに進出した (NBAでは初、ABA時代を含めると57年ぶり2回目)。カンファレンスファイナルMVPをニコラ・ヨキッチが受賞した。
マイアミ・ヒート
編集イースタン・カンファレンスのヒートは44勝38敗 (勝率.537)でレギュラーシーズンを7位で終えた。プレーイン・トーナメントでは、アトランタ・ホークスに敗れ、シカゴ・ブルズに勝った結果、第8シードとなった。プレーオフでは、1回戦で第1シードのミルウォーキー・バックスに4勝1敗、カンファレンスセミファイナルで第5シードのニューヨーク・ニックスに4勝2敗、カンファレンスファイナルで第2シードのボストン・セルティックスに4勝3敗でNBAファイナルに進出した (3年ぶり7回目、第8シードとしてはNBA史上24年ぶり2回目)。カンファレンスファイナルMVPをジミー・バトラーが受賞した。
レギュラーシーズンでの対戦
編集レギュラーシーズンではナゲッツがヒートに対して2勝0敗を記録した。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム |
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1 | 2022年11月30日 | ヒート | 119 - 124 | ナゲッツ |
2 | 2023年2月13日 | ナゲッツ | 112 - 108 | ヒート |
出場選手
編集この節の加筆が望まれています。 |
試合結果
編集試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム |
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1 | 6月1日 | ヒート | 93 - 104 | ナゲッツ |
2 | 6月4日 | ヒート | 111 - 108 | ナゲッツ |
3 | 6月7日 | ナゲッツ | 109 - 94 | ヒート |
4 | 6月9日 | ナゲッツ | 108 - 95 | ヒート |
5 | 6月12日 | ヒート | 89 - 94 | ナゲッツ |
第1戦
編集6月1日
20:30 |
ヒート | 93–104 | ナゲッツ |
クォーター・スコア: 20-29, 22-30, 21-25, 30-20 | ||
Pts: バム・アデバヨ 26 Rebs: バム・アデバヨ] 13 Asts: ジミー・バトラー 7 |
Pts: ニコラ・ヨキッチ 27 Rebs: マイケル・ポーター・ジュニア 13 Asts: ニコラ・ヨキッチ 14 | |
ナゲッツの1勝0敗 |
チーム成績
ナゲッツ | 項目 | ヒート |
---|---|---|
50.6 (40/79) | FG% | 40.6 (39/96) |
29.6 (8/27) | 3P% | 33.3 (13/39) |
80.0 (16/20) | FT% | 100.0 (2/2) |
45 (6) | リバウンド (オフェンス) | 43 (11) |
29 | アシスト | 26 |
4 | スティール | 5 |
4 | ブロック | 4 |
10 | ターンオーバー | 8 |
8 | パーソナルファウル | 15 |
- ヒートのフリースロー試投数の2は、NBAプレーオフ史上で1試合での最少であった。
第2戦
編集ABC
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6月4日
20:30 |
ヒート | 111–108 | ナゲッツ |
クォーター・スコア: 26-23, 25-34, 24-26, 36-25 | ||
Pts: ゲイブ・ビンセント 23 Rebs: ケビン・ラブ 10 Asts: ジミー・バトラー 9 |
Pts: ニコラ・ヨキッチ 41 Rebs: ニコラ・ヨキッチ 11 Asts: ジャマール・マレー 10 | |
1勝1敗 |
チーム成績
ナゲッツ | 項目 | ヒート |
---|---|---|
52.0 (39/75) | FG% | 48.7 (38/78) |
39.3 (11/28) | 3P% | 48.6 (17/35) |
86.4 (19/22) | FT% | 90.0 (18/20) |
38 (9) | リバウンド (オフェンス) | 31 (8) |
23 | アシスト | 28 |
7 | スティール | 5 |
2 | ブロック | 4 |
13 | ターンオーバー | 11 |
21 | パーソナルファウル | 22 |
第3戦
編集ABC
|
6月7日
20:30 |
' ナゲッツ | 109–94 | ヒート |
クォーター・スコア: 24-24, 29-24, 29-20, 27-26 | ||
Pts: ジャマール・マレー 34 Rebs: ニコラ・ヨキッチ 21 Asts: ヨキッチ、マレー 10 |
Pts: ジミー・バトラー 28 Rebs: バム・アデバヨ 17 Asts: カイル・ラウリー、マックス・ストゥルース 5 | |
ナゲッツの2勝1敗 |
チーム成績
ヒート | 項目 | ナゲッツ |
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37.0 (34/92) | FG% | 51.3 (41/80) |
31.4 (11/35) | 3P% | 27.8 (5/18) |
78.9 (15/19) | FT% | 81.5 (22/27) |
33 (10) | リバウンド (オフェンス) | 58 (13) |
20 | アシスト | 28 |
7 | スティール | 3 |
3 | ブロック | 5 |
4 | ターンオーバー | 13 |
22 | パーソナルファウル | 18 |
- ナゲッツのヨキッチによる30得点・20リバウンド・10アシスト以上でのトリプルダブルはNBAファイナル史上初の記録であった。
- ナゲッツのニコラ・ヨキッチとジャマール・マレーが共にトリプルダブルを記録したNBAファイナル史上初のコンビとなった[1]。
第4戦
編集ABC
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6月9日
20:30 |
ナゲッツ | 108–95 | ヒート |
クォーター・スコア: 20-21, 35-30, 31-22, 22-22 | ||
Pts: アーロン・ゴードン 27 Rebs: ニコラ・ヨキッチ 12 Asts: ジャマール・マレー 12 |
Pts: ジミー・バトラー 25 Rebs: バム・アデバヨ 11 Asts: バトラー、カイル・ラウリー 7 | |
ナゲッツの3勝1敗 |
チーム成績
ヒート | 項目 | ナゲッツ |
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44.9 (35/78) | FG% | 49.4 (39/79) |
32.0 (8/25) | 3P% | 50.0 (14/28) |
85.0 (17/25) | FT% | 76.2 (16/21) |
37 (8) | リバウンド (オフェンス) | 34 (5) |
23 | アシスト | 26 |
2 | スティール | 11 |
3 | ブロック | 7 |
14 | ターンオーバー | 6 |
19 | パーソナルファウル | 18 |
第5戦
編集ABC
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6月12日
20:30 |
ヒート | 89–94 | ナゲッツ |
クォーター・スコア: 24-22, 27-22, 20-36, 18-24 | ||
Pts: ジミー・バトラー 21 Rebs: バム・アデバヨ 12 Asts: ジミー・バトラー 15 |
Pts: ニコラ・ヨキッチ 28 Rebs: ニコラ・ヨキッチ 16 Asts: ジャマール・マレー 8 | |
ナゲッツの4勝1敗 |
チーム成績
ナゲッツ | 項目 | ヒート |
---|---|---|
57.5 (50/87) | FG% | 55.2 (48/87) |
50.0 (14/28) | 3P% | 68.4 (13/19) |
52.9 (9/17) | FT% | 90.9 (10/11) |
37 (11) | リバウンド (オフェンス) | 35 (8) |
26 | アシスト | 23 |
7 | スティール | 9 |
1 | ブロック | 5 |
11 | ターンオーバー | 8 |
17 | パーソナルファウル | 20 |
関連項目
編集- 第57回スーパーボウル (NFL・2月)
- 2023年のワールドシリーズ (MLB・10月)
- 2023年のスタンレー・カップ・ファイナル (NHL・6月)
脚注
編集- ^ “Nikola Jokic, Jamal Murray make triple-double history in Game 3 win” (英語). NBA.com (2023年6月8日). 2023年6月14日閲覧。