2024年国際連合安全保障理事会非常任理事国選挙
2024年国際連合安全保障理事会非常任理事国選挙(2024ねんこくさいれんごうあんぜんほしょうりかいひじょうにんりじこくせんきょ)は、2024年6月6日に国際連合で行われた国際連合安全保障理事会非常任理事国の選挙である。
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概要
編集ニューヨーク市の国連本部で開催された第78回国連総会の会期中に行われた。この選挙は、2025年1月1日から2年間の任期で[1]、国連安全保障理事会の非常任理事国のうち2024年に任期を終える5議席をめぐるものである。 国連安保理の10の非常任理事国が、伝統的に投票と代表の目的で分割する様々な地域ブロック間で持ち回りで参加する安保理のローテーション規則に従い、5議席が割り当てられる[1]。
選挙データ
編集投票日
編集- 2024年6月6日
改選数
編集- 5
選挙制度
編集国際連合総会における選挙で行われる。毎年半数を改選し、投票は加盟国の無記名投票による。選出には3分の2の賛成が必要[注 1]。
選挙権・被選挙権
編集- 加盟国
地域グループ | 改選数 | 非常任 理事国 |
常任 理事国 |
加盟国 |
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アジア太平洋グループ | 1 | 2 | 1 | 53 |
アフリカグループ[2] | 1 | 3 | 0 | 54 |
西ヨーロッパ・その他グループ[注 2] | 2 | 2 | 3 | 28+1 |
ラテンアメリカ・カリブ海グループ | 1 | 2 | 0 | 33 |
東ヨーロッパグループ | 0 | 1 | 1 | 23 |
無所属 | 0 | 0 | 0 | 1 |
総計 | 5 | 10 | 5 | 193 |
候補国
編集アジア太平洋グループ
編集アフリカグループ
編集西ヨーロッパ・その他グループ
編集ラテンアメリカ・カリブ海グループ
編集選挙結果
編集立候補した6か国のうち、デンマーク、ギリシャ、パキスタン、パナマ、ソマリアは、いずれも総会で必要な3分の2以上の賛成票を得て選出された[1]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c “安保理、理事国にデンマークなど 日本は年末に任期終了”. 日本経済新聞 (2024年6月7日). 2024年7月1日閲覧。
- ^ "Asian group of nations at UN changes its name to Asia-Pacific group", Radio New Zealand International, 2011-08-31.
- ^ “Candidature Chart of the Commonwealth Countries”. Commonwealth of Nations (20 February 2014). 1 November 2015閲覧。[リンク切れ]
- ^ “Somalia candidature in UN Security Council”. Somali Dispatch (11 January 2022). 2024年6月27日閲覧。
- ^ “75 ANS DE l'ONU – ANNONCE DU PREMIER MINISTRE : Maurice candidate pour un siège au Conseil de sécurité en 2024” (29 October 2020). 2024年6月27日閲覧。
- ^ “Switzerland's candidature for a non-permanent seat on the United Nations Security Council for the 2023-2024 term”. Swiss Federal Council (5 June 2015). 1 November 2015閲覧。
- ^ “Denmark launches its bid for seat on the UN Security Council, 2025-26 | News from the Ministry of Foreign Affairs of Denmark” (デンマーク語). via.ritzau.dk. 2022年9月25日閲覧。
- ^ “Candidatures - the Permanent Mission”. 2024年6月27日閲覧。
- ^ “PANAMA TO THE UN SECURITY COUNCIL=7 December 2023” (7 December 2023). 2024年6月27日閲覧。