Nimda Shoet装輪装甲車
Nimda Shoet装甲車は、イスラエルで開発・試作された装輪装甲車である。
基礎データ | |
---|---|
全長 | 6.64m |
全幅 | 2.20m |
全高 | 2.08m |
重量 | 9,700kg |
乗員数 | 12名 |
乗員配置 | クルー2名 + 搭乗兵士10名 |
装甲・武装 | |
装甲 | 8mmから14mm |
主武装 | M2重機関銃×1 |
副武装 | 7.62mm機関銃×4 |
機動力 | |
整地速度 | 90 km/h |
エンジン |
GMC 6気筒 V-53 ディーゼル 172 hp/ 128 kW |
懸架・駆動 | リーフスプリング式、6輪駆動 |
行動距離 | 400 km |
概要
編集Nimda Shoet 装甲車は、アチザリット歩兵突撃輸送車の開発で知られる、イスラエルのNIMDA社によって開発された、6輪駆動、オープントップの装輪装甲車(装甲兵員輸送車)である。イスラエル国防軍による評価試験を受け、試作車が生産されたが、量産には至らなかった。
Nimda Shoet のデザインは、ソビエト連邦製の装輪装甲車である、4輪のBTR-40、および6輪のBTR-152に強い類似性を感じさせるものとなっている。BTR-40、BTR-152はシリア軍やエジプト軍など、イスラエルの周辺のアラブ諸国で運用されており、イスラエル軍でも鹵獲して使用していた。Nimda Shoetは、ちょうど、BTR-40を6輪化したようなデザインになっている。つまり、各部分のデザインはBTR-40に類似し、全体のシルエットはBTR-152のそれに類似している。
Nimda Shoet は、8~14mmの装甲で防御されている。車体上には1廷のM2重機関銃および4廷の7.62mm機関銃(M1919もしくはFN MAG)を装備し、兵員の輸送だけでなく、接近戦に対応出来る様になっている。
Nimda Shoet の試作車は、2015年現在も、イスラエルのラトルン戦車博物館に展示されている。
画像
編集-
Nimda Shoet 車体前面
-
Nimda Shoet 車体後面
-
BTR-40の車体前面
-
BTR-152の車体側面