Wikipedia:編集フィルターのガイドライン

本文書では編集フィルターの使用にあたって技術以外で留意すべき点をまとめています。

「不許可」の対処操作は慎重に

緊急事態の場合を除き、新しい編集フィルターはまず対処操作なしで有効にし、テストとしてそのフィルターが一定数以上の編集に対して問題なく発動できることを確認してから対処操作を付与すべきです。「不許可」の対処操作を使うべき場合は、編集フィルターの誤検出率が極めて低く、かつ検出する編集が善意で行われたものではない場合に限られます。

編集フィルター以外の選択肢も検討する

編集フィルター編集者は編集フィルター以外の選択肢に対しても熟知すべきです。例えば、1記事でしか発生しない問題に対しては保護のほうが有効であり、記事名やスパムリンクへの対処にはタイトルブラックリストスパムブラックリストのほうが有効です。編集フィルターは全ての編集を検査するため、ごくまれにしか発動しないフィルターは推奨されません。

緊急事態での措置

コミュニティの審議を待たずに編集フィルターを作成しなければならない緊急事態のときは、編集者はフィルターを作成したとの事後報告を行い、コミュニティの追認を仰ぐべきです。また、そのようなフィルターを作成した編集者はログを定期に検査し、誤検出を最小限にとどめる義務があります。