ウィキペディアでは、いろいろな事情から管理者が、管理者またはインターフェース管理者以外の利用者がページを編集・移動または作成できない措置を取ることがあり、これを「保護」と呼んでいます。

保護にはいくつか種類があります。以下はその例です。

利用者グループ別の保護範囲

保護種別 管理者インターフェース管理者 管理者・インターフェース管理者以外の拡張承認された利用者 拡張承認されていない自動承認された利用者 新規利用者IP利用者
保護
(全保護)
編集できます 編集できません 編集できません 編集できません
拡張半保護 編集できます
半保護 編集できます
移動保護 移動できます 移動できません 移動できません 移動できません
移動拡張半保護 移動できます
作成保護
(白紙保護)
作成できます 作成できません 作成できません 作成できません
作成拡張半保護 作成できます
作成半保護 作成できます
アップロード保護 アップロードできます アップロードできません アップロードできません アップロードできません
アップロード拡張半保護 アップロードできます

保護の種類

全保護

全保護されたページは管理者およびインターフェース編集の権限をもつ利用者のみ編集することができます。管理者およびインターフェース管理者以外、すなわち自動承認された利用者新規利用者およびログインしていないIP利用者はページの編集ができなくなりますが、かわりに「ソースを表示」のタブが表示され、それをクリックすることでページの内容(ウィキテキスト)の表示が行えます。

全保護が施されると、保護記録には編集=管理者のみ許可が記録されます。

半永久的な保護

メインページウィキペディアの免責事項など編集されることで深刻な問題が起こりうるページなど、Wikipedia:保護の方針#半永久的な保護に基づいて保護されているページは、半永久的に全保護されます。

半永久的に保護されているページについてはWikipedia:保護されたページ#半永久的に保護されているページに記載されます。

半保護

半保護されたページは、管理者・インターフェース管理者および自動承認された利用者が編集することができます。新規利用者及びIP利用者は全保護と同様、編集することはできなくなりますが、かわりに「ソースを表示」のタブが表示され、それをクリックすることでページの内容(ウィキテキスト)の表示が行えます。

半保護が施されると、保護記録には編集=自動承認された利用者のみ許可が記録されます。

半永久的な半保護

影響が特に大きいテンプレートなど編集されることで大きな問題が起こりうるページなど、Wikipedia:半保護の方針#半永久的な半保護に基づいて半保護されているページは、半永久的に半保護されます。

拡張半保護

(2020年4月10日システム導入、2020年5月14日正式運用開始)

拡張半保護されたページは、管理者・インターフェース管理者および拡張承認された利用者が編集することができます。拡張承認された利用者になっていないログイン利用者とIP利用者は全保護や半保護と同様、編集することはできなくなりますが、かわりに「ソースを表示」のタブが表示され、それをクリックすることでページの内容(ウィキテキスト)の表示が行えます。

拡張半保護が施されると、保護記録には編集=拡張承認された利用者と管理者のみに許可が記録されます。

半永久的な拡張半保護

深刻な荒らしなどが原因で、半永久的な半保護での対応が困難な場合には、Wikipedia:拡張半保護の方針#半永久的な拡張半保護に基づいて拡張半保護されているページは、半永久的に拡張半保護されます。

移動保護と移動拡張半保護

移動合戦などによって移動保護されたページは管理者の権限をもつ利用者のみページの移動をすることができます。自動承認された利用者はページの移動はできなくなります。移動拡張半保護されたページは一部のログイン利用者(拡張承認された利用者)と管理者以外は移動できなくなります。

また、新規利用者及びIP利用者はシステムの設定上、管理者による保護操作が行われていなくても全てのページにおいて移動はできません(bugzilla:12071による)。すなわち、現状では全てのページにおいて移動半保護がかかっている状態となっています。

移動保護が施されると、保護記録には移動=管理者のみ許可が記録されます。

なお、全保護や拡張半保護がなされると、既定ではそれぞれの保護設定にあわせた移動保護も同時にかかります。

作成保護と作成半保護

同一ページの削除が複数回に及ぶなどした場合、そのページの新規作成を制限する作成保護が行われる場合があります。作成保護が施されると管理者のみ、作成半保護が施されると管理者と自動承認された利用者のみ、新たにページを作成することができます。

作成保護が施されると、保護記録には作成保護は作成=管理者のみ許可、作成半保護は作成=自動承認された利用者のみ許可が記録されます。

アップロード保護とアップロード拡張半保護

ファイルページで無用な上書きアップロードが繰り返される場合、編集や移動を制限せず上書きアップロードのみを制限するアップロード保護をかけることができます。新規利用者はシステムの設定上、管理者による保護操作が行われていなくてもファイルのアップロードを行うことができません(bugzilla:12556による)。

特別保護

特別保護 (superprotect) は、スタッフグローバルグループに所属しているウィキメディア財団の職員以外による編集ができない保護レベルとして過去に存在していました。 2014年8月10日から実装され、同日に発生したドイツ語版ウィキペディア全体に影響する JavaScript を設定するページ common.js での 管理者戦争を止めるために使われました。日本語版ウィキペディアでは使われていません。この保護区分は 2015年11月5日 にすべてのウィキメディアプロジェクトで廃止されました。

保護されたページのソースを表示する方法

保護されたページでは、「編集」のリンクの代わりに「ソースを表示」というリンクが現れます。これを選択すると、そのページのソースを表示させることができます。また、それ以外にも、たとえばメインページのソースは以下のいずれかの方法で得ることができます。

特別:Exportでは最新の更新に関するメタデータも含めたXMLファイルとして出力されます。タグに含まれる<や>は&lt;や&gt;に変換されて表示されます。空行もXMLのソースには含まれますが、あたかもないかのように表示されます。

関連項目