竹下文子
竹下 文子(たけした ふみこ、1957年2月18日[1] - )は、日本の児童文学作家。
夫は画家の鈴木まもる。
来歴・人物
編集福岡県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。大学在学中より執筆を行う。
1978年「月売りの話」で日本童話会賞受賞。1979年『星とトランペット』で第17回野間児童文芸推奨作品賞受賞。1985年『むぎわらぼうし』で絵本にっぽん賞受賞。1994年『黒ねこサンゴロウ<1>旅のはじまり』『黒ねこサンゴロウ<2>キララの海へ』で路傍の石幼少年文学賞受賞。2009年『ひらけ!なんきんまめ』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。2020年『なまえのないねこ』で日本絵本賞、講談社絵本賞受賞。
著書
編集- 『星とトランペット』(講談社) 1978.10、のち青い鳥文庫、講談社文庫
- 『土曜日のシモン』(偕成社) 1979.9
- 『えかきうさぎ』(フレーベル館) 1979.10
- 『まほうつかいのカリンさん』(フレーベル館) 1980.7
- 『りくにあがったせんちょうさん』(講談社) 1980.9
- 『てがみ』(フレーベル館) 1982.3
- 『あのこはだあれ』(フレーベル館、タイニーシリーズ) 1982.7
- 『あおいほしをみなかった?』(フレーベル館) 1982.5
- 『ぼうしの好きな女の子』(フレーベル館) 1983.9
- 『星占師のいた街』(偕成社) 1984.5
- 『ポケットのはらでかくれんぼ』(文研出版) 1984.8
- 『しろいはんかち』(教育画劇、スピカのおはなしえほん) 1984.11
- 『むぎわらぼうし』(講談社) 1985.5
- 『あんしんポケット』(PHP研究所) 1985.6
- 『風時間のピエロたち おいでカーニバルへ!』(偕成社) 1985.9
- 『ふしぎなはなや』(フレーベル館) 1985.9
- 『ジャムくんのおてつだい』(偕成社) 1985.12
- 『風町通信 その町へ行くのに特別な切符や旅券はいらない。』(偕成社) 1986.10
- 「おてつだいねこ」シリーズ
- 「こいぬのチップの絵本」シリーズ
- 『こいぬのチップはおるすばん?』(講談社) 1986.11
- 『こいぬのチップうみへいく』(講談社) 1988.8
- 『こいぬのチップのおともだち』(講談社) 1989.12
- 『ペパーミントの季節』(ケイエス企画、モエノベルス・ジュニア) 1987.3
- 『ねこのトマによろしく』(PHP研究所) 1987.7
- 『ドーナツ三つかってきて』(偕成社) 1987.7
- 『あさごはんのまえに』(ひかりのくに) 1988.3
- 『ヘルシー家の料理絵本』(文化出版局) 1988.6
- 『みけねこレストラン』(偕成社) 1989.1
- 『ふたごの子猫ドッチとコッチ ちっちゃな写真日記』(偕成社) 1989.2
- 『なにがはいっているの?』(偕成社) 1989.6
- 『おたんじょうびに』(文研出版) 1989.7
- 『ちびねずみのひっこし』(教育画劇、スピカみんなのえほん) 1989.7
- 『木苺通信』(偕成社) 1989.12
- 『窓のそばで』(偕成社) 1990.6
- 『やさいばたけのパトロールたい』(偕成社) 1991.7
- 『いちごばたけのパトロールたい』(偕成社) 1992.7
- 「マミイ&ベビーしつけえほん」
- 『あーんぱくっ 食事のしつけ』(小学館) 1991.9
- 『だーれかな トイレのしつけ』(小学館) 1991.9
- 『わーいおふろだ 清潔のしつけ』(小学館) 1991.9
- 『できるもん 着脱のしつけ』(小学館) 1992.7
- 『なんていうの あいさつのしつけ』(小学館) 1992.7
- 『はぶらししゅっしゅっ 歯みがきのしつけ』(小学館) 1992.7
- 「乗り物」シリーズ
- 『クレーンクレーン』(偕成社) 1991.10
- 『ぼくのしょうぼうしゃ』(偕成社) 1993.11
- 『はしれ! たくはいびん』(偕成社) 2005.12
- 『がんばれ! パトカー』(偕成社) 2007.4
- 『ざっくん! ショベルカー』(偕成社) 2008.5
- 『みんなで! どうろこうじ』(偕成社) 2010.5
- 『ラッキーのひみつ』(偕成社) 1992.7
- 『つなわたりのすきなねこ』(佼成出版社) 1993.4
- 「黒ねこサンゴロウ」シリーズ
- 『旅のはじまり』(偕成社、黒ねこサンゴロウ1) 1994.7
- 『キララの海へ』(偕成社、黒ねこサンゴロウ2) 1994.7
- 『やまねこの島』(偕成社、黒ねこサンゴロウ3) 1994.10
- 『黒い海賊船』(偕成社、黒ねこサンゴロウ4) 1994.10
- 『霧の灯台』(偕成社、黒ねこサンゴロウ5) 1994.12
- 『ケンとミリ』(偕成社、黒ねこサンゴロウ旅のつづき1) 1996.3
- 『青いジョーカー』(偕成社、黒ねこサンゴロウ旅のつづき2) 1996.3
- 『ほのおをこえて』(偕成社、黒ねこサンゴロウ旅のつづき3) 1996.4
- 『金の波銀の風』(偕成社、黒ねこサンゴロウ旅のつづき4) 1996.4
- 『最後の手紙』(偕成社、黒ねこサンゴロウ旅のつづき5) 1996.4
- 「かおるとみんな」シリーズ
- 『のはらでド・レ・ミ』(小峰書店) 1994.6
- 『きょうりゅう一ぴきください』(偕成社) 1994.7
- 『アイヴォリー』(理論社) 1994.12
- 『おばあちゃんおみまいだよ』(偕成社) 1995.3
- 『みなみかぜのヒュー』(佼成出版社) 1995.3
- 『とりかえっこないしょでね』(偕成社) 1995.5
- 『アップルおばさんのアップルパイ』(フレーベル館) 1995.11
- 『おたんじょうびにきてください』(フレーベル館) 1996.4
- 『あめのさんぽ』(リブロポート) 1996.5
- 「ピン・ポン・バス」シリーズ
- 『ピン・ポン・バス』(偕成社) 1996.10
- 『うみへいくピン・ポン・バス』(偕成社) 2004.7
- 『電車にのって』(岩崎書店) 1997.4
- 『ペンギンじるしれいぞうこ』(金の星社) 1997.6、のちフォア文庫
- 『ぼくのベッドはおつきさま』(教育画劇) 1997.8
- 『ねこのごんのすけ』(ひかりのくに) 1997.11
- 『ときめる森のおくりもの』(小峰書店) 1997.12
- 『シナモン・トリー』(パロル舎、貘の図書館) 1997.10
- 『金色のやどかり』(あかね書房) 1998.4
- 『ちきゅうのうえのピクニック』(PHP研究所) 1998.5
- 『きいちごを摘みに』(詩歌文学刊行会) 1998.5
- 『スターズ』(パロル舎、貘の図書館) 1998.10
- 『かなちゃんがいっぱい』(教育画劇) 1999.11
- 『たんじょうびのライオン』(金の星社) 2000.1
- 『お日さまのにおい』(あかね書房、おはなし8つ) 2000.4
- 『雨ふりマウス』(アリス館) 2000.5
- 『もしもし…』(偕成社) 2000.9
- 『つりがねそうとおばあさん』(フレーベル館) 2000.10
- 『月夜にいらっしゃい』(金の星社、キッズ童話館) 2000.11
- 『お月さまのさんぽ』(あかね書房、おはなし8つ) 2000.11
- 『風のゆうびんやさん』(あかね書房、おはなし8つ) 2001.4
- 『スターハイツ0号室』(フレーベル館) 2001.6
- 『アパートのまど』(フレーベル館) 2002.4
- 『ぴいすけとぷうすけのおはなし』(あかね書房) 2002.4
- 「ドルフィン・エクスプレス」シリーズ
- 『ドルフィン・エクスプレス』(岩崎書店、わくわく読み物コレクション1) 2002.5
- 『三日月ジョリー ドルフィン・エクスプレス』(岩崎書店) 2003.4
- 『流れ星レース ドルフィン・エクスプレス』(岩崎書店) 2004.7
- 『波のパラダイス ドルフィン・エクスプレス』(岩崎書店) 2006.2
- 『光のカケラ ドルフィン・エクスプレス』(岩崎書店) 2007.10
- 『こぎつねキックのおはなし』(あかね書房、よみきかせぶっく) 2002.9
- 『うみのべっそう』(佼成出版社、おはなしわくわくシリーズ) 2002.10
- 『なぞなぞポケット』(フレーベル館、げんきわくわくえほん) 2003.1
- 『大きなおなべのレストラン』(国土社) 2003.2
- 『カリンクリンコリンのおはなし』(あかね書房、よみきかせぶっく) 2003.4
- 『せんろはつづく』(金の星社) 2003.10
- 「ないしょだけどほんとだよ」
- 『アフリカないしょだけどほんとだよ』(ポプラ社) 2003.10
- 『うみのないしょだけどほんとだよ』(ポプラ社) 2005.7
- 「クッキーのおうさま」シリーズ
- 『クッキーのおうさま』(あかね書房) 2004.2
- 『クッキーのおうさまそらをとぶ』(あかね書房) 2005.4
- 『クッキーのおうさまえんそくにいく』(あかね書房) 2007.3
- 『ねえだっこして』(金の星社) 2004.5
- 『つみきでとんとん』( 金の星社) 2005.1
- 『わすれんぼうのはりねずみ』(あかね書房) 2005.5
- 『そらとぶクレヨン』(金の星社) 2006.3
- 『ちょっとまってねるまえに』(ポプラ社) 2006.9
- 『やきいもやさん』(童心社、おひさまこんにちは) 2006.11
- 『ちいさいいすのはなし』(ハッピーオウル社) 2006.12
- 『おやつのケーキはひとつだけ?』(ポプラ社) 2006.12
- 『おまかせコックさん』(金の星社) 2007.5
- 『ハコちゃんのはこ』(岩崎書店) 2007.10
- 『しっぽ!』(学習研究社) 2007.10
- 『おすしのせかいりょこう』(金の星社) 2008.3
- 『あらいぐまのアリス』(童心社) 2008.6
- 『りんごのおじさん』(ハッピーオウル社) 2008.7
- 『そいつの名前はエメラルド』(金の星社) 2008.10
- 『ふしぎなはなや』(フレーベル館) 2008.10
- 『ひらけ! なんきんまめ』(小峰書店) 2008.11
- 『ゆきとくろねこ』(岩崎書店) 2008.12
- 『ポロポロゆうびん』(あかね書房) 2009.4
- 『せんろはつづくまだつづく』(金の星社) 2009.9
- 『まほうつかいトック』(童心社) 2009.12
- 『かえっておいでアホウドリ』(ハッピーオウル社) 2010.1
- 『アリクイにおまかせ』(小峰書店) 2010.5
翻訳
編集- 『ちいさなよるのおんがくかい』(リブシェ・パレチコバー、フレーベル館) 1981.11
- 『おどって! ターニャ』(パトリシア=リー=ガウチ、偕成社) 1989.12
- 『えんげいかになろう』(ヘレン・バーデン、偕成社、つくってあそぼうよ!) 1994.4
- 『コックさんになろう』(ジュディ・バスティラ、偕成社、つくってあそぼうよ!) 1994.4
- 『工作してあそぼう』(サリー・ヘウィット、偕成社、つくってあそぼうよ!) 1994.4
- 『くまにてがみをかきました』(ジョアナ・ハリスン、偕成社) 1996.9
- 『ぴよぴよとまじょ』(ニコレッタ・コスタ、学習研究社) 1997
- 『おとなりさんはだあれ』(マリー・ジョゼ・サクレ、学習研究社) 1997
- 『じょうずなわにのかぞえかた』(マーガレット・メイオ、偕成社) 1997
- 『ちいさいロボットピフ』(フランソワーズ・ビレー、学習研究社) 1998
- 『でんしゃがくるよ!』(シャーロット・ヴォーク、偕成社) 1998
- 『かかしのピーター』(ニコレッタ・コスタ、学習研究社) 1999
- 『人魚の島で』(シンシア・ライラント、偕成社) 1999.7
- 『ピルーはおうじさま』(ソフィー・ファトス、学習研究社) 2000
- 『ジャンニしまへいく』(ソフィー・ファトス、学習研究社) 2001
- 『きはうたうよ』(ルイジ・ダル・シン、学習研究社) 2001.11
- 『だいすき! はたらくくるま』(ファリマン・スタージェス、PHP研究所) 2001.1
- 『とべないドラゴンドット』(アンナ・M・クルティ、学習研究社) 2002、再刊 2009.7
- 『そらとぶばしゃ』(ソフィー・ファトス、学習研究社) 2002
- 『だいすき! はたらくきしゃ』(ファリマン・スタージェス、PHP研究所) 2002.5
- 『おとうさんだいすき』(ルイジ・ダル・シン、学習研究社) 2003
- 『ぼくだってできるよ』(イワン・ガンチェフ、学習研究社) 2004
- 『だいすき! そらとぶひこうき』(ファリマン・スタージェス、PHP研究所) 2004.2
- 『おにわでみつけた1・2・3』(ワード・シュメイカー、偕成社) 2004.3
- 『ゆめのさかな』(ルイジ・ダル・シン、学習研究社) 2006
- 『いたずらっことまじょ』(ニコレッタ・コスタ、学習研究社) 2006.10
- 『ぼくのしっぽどこ?』(ボリスラフ・ストエフ、学習研究社) 2007.6
- 『クリスマスのかね』(レイモンド・M・オールデン、教育画劇) 2009.11
脚注
編集- ^ 『読売年鑑』 2016年版、読売新聞東京本社、2016年3月、456頁。ISBN 9784643160017。