扇田昭彦
日本の新聞記者、演劇評論家 (1940-2015)
人物・来歴
編集東京生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。1964年に朝日新聞に入社。1968年より学芸部に配属され、長く演劇記者として活動した。1960年代以降の小劇場運動を高く評価し、積極的に紹介し続けた。1989年に『現代演劇の航海』で芸術選奨新人賞受賞[1]。1997年以降、NHK衛星第二放送の深夜番組「80年代演劇大全集」「20世紀演劇カーテンコール」「新世紀演劇パレード」で長く司会を務めた。2003 - 2006年までAICT国際演劇評論家協会日本センター会長。静岡文化芸術大学文化政策学部特任教授。
2015年5月22日、悪性リンパ腫のため死去[3]。74歳没[4]。送る会には串田和美や野田秀樹をはじめ600人が列席した[5]。
著書
編集- 『開かれた劇場』晶文社 1976
- 『劇的ルネッサンス 現代演劇は語る』(編)リブロポート 1983
- 『世界は喜劇に傾斜する』沖積舎 1985
- 『現代演劇の航海』リブロポート 1988
- 『ビバ!ミュージカル!』朝日新聞社 1994
- 『日本の現代演劇』岩波新書 1995
- 『ミュージカルの時代 魅惑の舞台を解き明かす』キネマ旬報社(キネ旬ムック)2000
- 『劇談 現代演劇の潮流』小学館 2001
- 『舞台は語る 現代演劇とミュージカルの見方』集英社新書 2002
- 『才能の森 現代演劇の創り手たち』朝日選書 2005
- 『唐十郎の劇世界』右文書院 2007
- 『蜷川幸雄の劇世界』朝日新聞出版 2010
- 共編
脚注
編集- ^ “演劇評論家の扇田昭彦さん死去 現代演劇の最前線紹介”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2015年5月23日) 2015年7月9日閲覧。
- ^ “演劇評論家の扇田昭彦氏死去”. 時事ドットコム (時事通信社). (2015年5月23日) 2015年7月9日閲覧。
- ^ 演劇評論家 扇田昭彦氏が急逝 デイリースポーツ 2015年5月23日閲覧
- ^ “演劇評論家の扇田昭彦氏が悪性リンパ腫のため死去”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2015年5月24日) 2015年7月9日閲覧。
- ^ 増田愛子 (2015年7月6日). “演劇評論家・故扇田昭彦さんを送る会、600人が列席”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社) 2015年7月9日閲覧。
外部リンク
編集- 扇田昭彦教授 - 静岡文化芸術大学 文化政策学部 芸術文化学科