小野寺 史宜(おのでら ふみのり、1968年[1] - )は、日本小説家千葉県生まれ[2]。千葉市立真砂第三小学校卒業。千葉市立真砂第一中学校卒業。千葉市立稲毛高等学校卒業。法政大学文学部英文学科卒業。

2006年、短編「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞[1]乾ルカと同時受賞)。2008年、『ROCKER』でポプラ社主催の第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞し同作で単行本デビュー[1]

2019年、『ひと』が第16回本屋大賞で第2位にランクイン[3]。2022年には同作で第3回宮崎本大賞を受賞する[4]

作品リスト

編集

単行本

編集
2000年代
2010年代
  • 転がる空に雨は降らない(2012年7月 新潮社
  • 牛丼愛 ビーフボウル・ラヴ(2014年1月 実業之日本社
  • それは甘くないかなあ、森くん。(2014年7月 ポプラ社)
    • 【改題】東京放浪(2016年8月 ポプラ文庫)
  • 片見里なまぐさグッジョブ(2014年9月 幻冬舎
    • 【改題】片見里、二代目坊主と草食男子の不器用リベンジ(2016年6月 幻冬舎文庫
  • ホケツ!(2015年2月 祥伝社 / 祥伝社文庫 2018年9月)
  • その愛の程度(2015年6月 講談社 / 2019年9月 講談社文庫
  • ひりつく夜の音(2015年9月 新潮社 / 2019年9月 新潮文庫
  • 近いはずの人(2016年2月 講談社 / 2020年1月 講談社文庫)
  • 家族のシナリオ(2016年6月 祥伝社 / 2019年7月 祥伝社文庫)
  • 太郎とさくら(2017年1月 ポプラ社 / 2020年3月 ポプラ文庫
  • 本日も教官なり(2017年9月 KADOKAWA / 2020年9月 角川文庫
  • それ自体が奇跡(2018年1月 講談社
  • ひと(2018年4月 祥伝社 / 2021年4月 祥伝社文庫)
  • 夜の側に立つ(2018年8月 新潮社
  • 縁 (2019年9月 講談社 / 2021年9月 講談社文庫)
  • まち(2019年11月 祥伝社 / 2021年2月 誰でも文庫、大活字文化普及協会)
2020年代
  • 今日も町の隅で(2020年2月 KADOKAWA / 2023年2月 角川文庫)
  • 食っちゃ寝て書いて(2020年5月 KADOKAWA / 2023年12月 角川文庫)
  • 今夜(2020年11月 新潮社)
  • 天使と悪魔のシネマ(2021年2月 ポプラ社)
  • 片見里荒川コネクション(2021年5月 幻冬舎 / 2023年4月 幻冬舎文庫)
  • 夜の側に立つ(2021年5月 新潮文庫)
  • ライフ(2021年7月 ポプラ文庫)
  • とにもかくにもごはん(2021年8月 講談社 / 2023年9月 講談社文庫)
  • ミニシアターの六人(2021年11月 小学館
  • 奇跡集(2022年5月 集英社
  • レジデンス(2022年8月 KADOKAWA)
  • 君に光射す(2023年2月 双葉社)
  • みつばの泉ちゃん(2023年5月 ポプラ社)
  • 夫妻集(2023年8月 講談社)
  • 町なか番外地(2024年5月 ポプラ社)
  • モノ(2024年8月 実業之日本社)

みつばの郵便屋さんシリーズ

編集
  1. みつばの郵便屋さん(2012年5月 ポプラ社 / 2014年7月 ポプラ文庫)
  2. みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙(2015年2月 ポプラ文庫)
  3. みつばの郵便屋さん 二代目も配達中(2015年11月 ポプラ文庫)
  4. みつばの郵便屋さん 幸せの公園(2017年10月 ポプラ文庫)
  5. みつばの郵便屋さん 奇蹟がめぐる町(2018年11月 ポプラ文庫)
  6. みつばの郵便屋さん 階下の君は(2020年11月 ポプラ文庫)
  7. みつばの郵便屋さん あなたを祝う人(2022年6月 ポプラ文庫)

タクジョ!シリーズ

編集
  1. タクジョ!(2020年8月 実業之日本社 / 2022年10月 実業之日本社文庫)
  2. タクジョ! みんなのみち(2022年11月 実業之日本社)

アンソロジー

編集

「」内が小野寺史宜の作品

  • 君と過ごす季節 秋から冬へ、12の暦物語(2012年12月 ポプラ文庫)「寒露」
  • 黒猫を飼い始めた(2023年2月 講談社)「猫飼人」

エッセイ

編集
  • 銀座に住むのはまだ早い(2023年1月 柏書房)

雑誌等掲載短編

編集
  • 裏へ走り蹴り込め (『オール讀物』2006年5月号)
  • 十年後の二羽 (『小説新潮』2016年3月号)
  • ハナダソフ (『小説すばる』2016年10月号)
  • ハグは十五秒 (『小説すばる』2017年3月号)
  • 十キロ空走る (『小説すばる』2017年10月号)
  • 梅雨明けヤジオ (『小説すばる』2018年4月号)
  • カートおじさん (『小説すばる』2018年9月号)
  • 猫飼人(「Mephisto Readers Club」2022年5月23日)

脚注

編集
  1. ^ a b c 著者情報”. 実業之日本社. 2018年7月3日閲覧。
  2. ^ 小野寺史宜|新潮社
  3. ^ ひと特設ページ”. 2023年2月10日閲覧。
  4. ^ 【第3回宮崎本大賞受賞】小野寺史宜『ひと』”. 2023年2月10日閲覧。

外部リンク

編集