ニック・ホーンビィ(Nick Hornby, 1957年4月17日 - )は、イギリス小説家エッセイスト

ニック・ホーンビィ(2009年)
ニック・ホーンビィ(2009年)

来歴

編集

スポーツ(サッカー)、音楽に関する著作で知られる。

ケンブリッジ大学を卒業後、教員・会社員を経て、1992年にスポーツエッセイぼくのプレミア・ライフ』でデビューする。これまでにデビュー作、『ハイ・フィデリティ』、『アバウト・ア・ボーイ』の3作品が映画化されている。『ぼくのプレミア・ライフ』はイギリスとアメリカでそれぞれ映画化されたが、アメリカ版では主人公が情熱を傾けているスポーツがサッカーから野球に改変されている。またアメリカでは、2003年パトリック・デンプシー主演で『アバウト・ア・ボーイ』がテレビドラマ化されている。

2010年には、『17歳の肖像』で、米アカデミー賞の脚色賞にノミネートされた。

また2010年には、著作『ソング・ブック』などでファンだと公言していたアメリカ人シンガーのベン・フォールズと連名でアルバム『ロンリー・アヴェニュー』を発表している。このアルバムはホーンビィが書いた詞をベン・フォールズにメールで送り、その詞にフォールズが曲をつけるというスタイルで制作された。なお、このアルバムの訳詞は『ハイ・フィデリティ』や『アバウト・ア・ボーイ』などを翻訳した森田義信が担当している。

義兄弟に同じく作家、ジャーナリスト政治評論家ロバート・ハリスがいる。

著作

編集

小説

ノンフィクション

  • 『ぼくのプレミア・ライフ』 Fever Pitch (1992年)
  • 『ソングブック』 31 Songs (2003年)
  • The Polysyllabic Spree (2004年)

アンソロジー

  • 『サッカー狂時代』 My Favourite Year: A Collection of Football Writing (1993年)
  • The Picador Book of Sportswriting (1996年)
  • 『天使だけが聞いている12の物語』 Speaking with the Angel (2000年)

映画化作品

映画脚本

ディスコグラフィー

編集
  • 『ロンリー・アヴェニュー』 Lonely Avenue - ベン・フォールズ/ニックホーンビィ名義(2010年)

脚注

編集

外部リンク

編集