小山内宏
日本の著作者、軍事評論家
略歴
編集東京出身[2]。旧制成城高等学校卒業[2]。戦前、フィリピンの聖トマス大学に留学し[2]、同大学民族学科卒業[1]。
1941年にフィリピンから帰国、南洋協会に勤務[1]。1942年に応召、フィリピン軍政部付となったが、病気のため1945年5月帰還[1]。
戦後ジャーナリストとなり、1960年の安保闘争以後渡米、各地の戦略研究所などを歩いて軍事問題を研究[1]。また、1958年からベトナム、アメリカ、カナダなどを視察[1]。
著書
編集- 『ヴェトナム戦争 : このおそるべき真実』(講談社、ミリオン・ブックス) 1965
- 『軍国アメリカ : このおそるべき全貌』(講談社、ミリオン・ブックス) 1965
- 『怪獣画報』(円谷英二監修、大伴昌司共著、秋田書店、写真で見る世界シリーズ) 1966、のち復刻版 2012
- 『拳銃画報』(秋田書店、写真で見る世界シリーズ) 1967
- 『ヴェトナムはどうなる? : 戦争か平和か』(講談社、ミリオン・ブックス) 1967
- 『黒いアメリカ人』(東都書房) 1968
- 『沖縄 : この恐るべき歴史と現実』(講談社) 1969
- 『世界の軍艦』(秋田書店、写真で見る世界シリーズ) 1969
- 『科学戦争 : 兵器と文明』(新人物往来社、現代の戦争1) 1970
- 『図説・1970年 : 目で見る安保と沖縄の問題点』(講談社) 1970
- 『世界の秘密兵器』(境木康雄絵、秋田書店、写真で見る世界シリーズ) 1971
- 『都市ゲリラ : 日本で、いま何が始まろうとしているか』(主婦と生活社、21世紀ブックス) 1971
- 『第三次世界大戦 : もうきざしは始まっている』(日本文芸社) 1971
- 『沖縄から沖縄へ : 四次防下の琉球処分』(東洋経済新報社) 1971
- 『日本は再び戦争をするか』(エール出版社、Yell books) 1972
- 『徴兵制・これから日本になにが起こるか』(日本経営出版会、Qブックス) 1972
- 『現代戦略論 : しのび寄る破滅のゲーム』(産報、サンポウ・ピープルズ) 1972
- 『アメリカ点々ひとり旅』(ダイヤモンド社) 1972
- 『軍事学入門 : 核戦略からゲリラまで』(潮文社) 1973
- 『陸軍中野学校入門 : 一つの謀略が一個連隊の戦力に匹敵する諜者の養成機関をさぐる! 不滅の精神を植えつけたもの!』(日本文芸社) 1973
- 『中ソ戦争 : 中国の新戦略はなにをめざすか』(東京ジャーナルセンター) 1973
- 『謀略戦争 : 恐るべき国際スパイ暗躍の舞台』(産報、サンポウブックス) 1973
- 『これが自衛隊だ : 戦力・戦略のすべて』(ダイヤモンド社) 1974
- 『自衛隊図鑑 : ふくれあがる"戦力"そのベールをはぐ』(主婦と生活社、21世紀ブックス) 1974
- 『絵とき日本陸軍 : 軍隊・兵器・戦斗のすべて』(三恵書房) 1974
- 『絵とき日本海軍 : 艦艇・兵器・戦斗のすべて』(三恵書房) 1975
- 『絵とき日本航空隊 : 編成・装備・戦斗のすべて』(三恵書房) 1975
- 『拳銃百科 : 拳銃のすべてがわかる』(伊藤展安等え、秋田書店、カラー版ジュニア入門百科) 1975
- 『秘密結社 : 暗黒の帝国を解剖する』(石原豪人等え、講談社、ドラゴンブックス) 1975
- 『米ソ核戦略と日本の防衛』(毎日新聞社、エコノミスト選書) 1975
- 『ここまできた日本の核武装 : 具体的構想と計画』(ダイヤモンド社) 1975
- 『現代戦の構造 : 忍びよる危機』(潮文社) 1975
- 『地球破壊 : 宇宙戦争まで行く危機』(勁文社、エコーブックス) 1975
- 『安全保障とはなにか』(泰流社、泰流選書) 1976
- 『現代スパイ戦争 : スパイはあなたの身近にいる?!』(久保書店) 1976
- 『日本の防衛を考える』(泰流社、泰流選書) 1976
- 『中国軍事教本 人民戦争の軍事学』(『軍事基本知識』翻訳グループ訳、小山内宏解説、竜渓書舎) 1976
- 『見えない政府・CIA』(ベストブック社、ビッグバードのベストブックス) 1976
- 『ヨーロッパ縦横ひとり旅』(ダイヤモンド社) 1977
- 『世界の軍事情勢 : 大戦の危機と平和戦略』(社会思想社) 1978
- 『CIA : 悪の情報戦略』(ベストブック、Big birdのbest books) 1984
翻訳
編集- 『ナガサキ : 忘れられた原爆』(フランク・W・チンノック、新人物往来社) 1971
- 『原発はなぜ、どこが危険か』(ジョン・W・ゴフマン, アーサー・R・タンプリン、ダイヤモンド社) 1975