村本 大輔(むらもと だいすけ、1975年6月29日 - )は、日本の元競輪選手日本競輪選手会静岡支部所属。あだ名は「ゴルゴ」。

静岡市出身。日本競輪学校第77期卒業。師匠は伊藤勝也(54期)。初出走は1996年4月20日伊東温泉競輪場。初勝利も同レース。 静岡市葵区を流れる藁科川沿いをロード練習のコースとしている静岡所属の選手サークル「藁科軍団」のリーダー的存在であった。義理の息子(娘婿)は磯島康祐(105期、青森)[1]

来歴 編集

私立静岡北高等学校を経て日本競輪学校に入学し、デビュー後から順調にS級に昇級して全ての方向に動きの良い追込選手として売り出した。

あだ名の「ゴルゴ」はお笑い芸人TIMゴルゴ松本に似ているからであるが、このことでフジテレビ系列で放映されていた番組「力の限りゴーゴゴー!!」のコーナーにおいて本人と対面し、以降「競輪界のゴルゴ」と名乗ることが認められた。

その後2005年に特別競輪の高松宮記念杯競輪で優勝を果たし、その表彰式でゴルゴ松本の持ち芸である「命!」を行った。

レース中において選手がパフォーマンスを行うことは禁止されているが、村本大輔だけはスタート直前に何らかのポーズを取ることで有名になっている。このパフォーマンスは競輪場側の「姿勢」に左右されるところがあり、立川競輪場でのレースにおいて、選手入場時に一礼するところをわざと「命!」のように左足を僅かにあげるような仕草をしたりなど(ただし頭はきちんと下げている)、普段は「明らかにならない範囲においてそれとなく織り交ぜる」ことが多い。しかし寛容な競輪場では派手に行うこともあり、平塚競輪場において行われたKEIRINグランプリ05において、発走台の上でゴルゴ13のスナイプポーズを数秒間行った。

練習中の大怪我で、左手小指を切断してしまう。村本本人によると「十指揃ってなければならない」競輪の規定にそぐわなくなったため、S級2班格付けながら引退を余儀なくされた[2]2015年5月26日宇都宮記念(GIII)最終日第8レース(特選)で4着となったのが現役最後のレースとなり[3]2016年11月7日に静岡支部にて引退手続きを済また[4][5]

2016年11月15日、選手登録消除。通算成績は1588戦347勝、優勝37回(うちGI1回)。

現役引退後は、静岡市内でマッサージ店を経営している[6]

主な獲得タイトル 編集

競走スタイル 編集

最後の直線でダッシュをかける追込選手。選手としては一般的なスタイルであるが、前にどんな強い選手が走っていても最後ギリギリで逆転できる脚を持つ。

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集