根井 雅弘(ねい まさひろ、1962年9月16日 - )は、日本経済学者。専門は、経済思想社会思想史。学位は、経済学博士京都大学1990年)。京都大学教授。宮崎県出身。

略歴

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学歴

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職歴

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恩師

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恩師に永田良(早稲田大学教授)、菱山泉(元京都大学名誉教授)、伊東光晴(京都大学名誉教授)がいる。

著作

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根井自身はいわゆる「主流派」に対して批判的で、著作でもその傾向が顕れている。

単著

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  • 『現代イギリス経済学の群像:正統から異端へ』(岩波書店 1989年、新版1995年)
  • マーシャルからケインズへ:経済学における権威と反逆』(名古屋大学出版会 1989年)
  • 『ケインズから現代へ:20世紀経済学の系譜』(日本評論社 1990年)
  • 『ケインズの悲劇』(日本経済新聞社 1990年)
  • 『ケインズ革命の群像:現代経済学の課題』(中央公論社<中公新書> 1991年)
  • 『現代アメリカ経済学:その栄光と苦悩』(岩波書店 1992年)
  • 『現代経済学の生誕』(名古屋大学出版会 1992年)
  • 『現代経済学講義』(筑摩書房 1994年)
  • 『現代の経済学:ケインズ主義の再検討』(講談社学術文庫 1994年)
  • 『近代経済学の誕生―マーシャルからケインズへ』(筑摩書房<ちくま学芸文庫> 1994年)
  • 『現代経済学への招待』(丸善ライブラリー 1994年)
  • 『二十世紀の経済学:古典から現代へ』(講談社学術文庫 1995年)
  • 『異端の経済学』(筑摩書房 1995年)
  • ガルブレイス:制度的真実への挑戦』(丸善ライブラリー 1995年)
  • 『ケインズを学ぶ:経済学とは何か』(講談社現代新書 1996年)
  • 『経済学のたそがれ』(講談社 1996年)
  • 『経済学の歴史』(筑摩書房 1998年/講談社学術文庫 2005年)
  • 21世紀の経済学:市場主義を超えて』(講談社現代新書 1999年)
  • シュンペーター:企業者精神・新結合・創造的破壊とは何か』(講談社 2001年/講談社学術文庫(改訂版) 2006年)
  • 『経済学のことば』(講談社現代新書 2004年)
  • 物語 現代経済学:多様な経済思想の世界へ』(中央公論新社<中公新書> 2006年)
  • 『経済学の教養』(NTT出版 2006年)
  • 『ケインズとシュンペーター:現代経済学への遺産』(NTT出版、2007年)
  • 『経済学とは何か』(中央公論新社 2008年)
  • 『経済学はこう考える』(筑摩書房<ちくまプリマー新書> 2009年)
  • 『市場主義のたそがれ:新自由主義の光と影』(中央公論新社<中公新書> 2009年)
  • 『入門経済学の歴史』(筑摩書房<ちくま新書> 2010年)
  • 『20世紀をつくった経済学:シュンペーター、ハイエク、ケインズ』(筑摩書房<ちくまプリマー新書> 2011年)
  • 『時代を読む経済学者の本棚』(NTT出版 2011年)
  • 『サムエルソン『経済学』の時代』(中央公論新社<中公選書> 2012年/中公文庫 2018年)
  • 『経済学の3つの基本:経済成長、バブル、競争』(筑摩書房<ちくまプリマー新書> 2013年)
  • 『経済学再入門』(講談社学術文庫 2014年)
  • 『経済を読む:ケネーからピケティまで』(日本経済評論社 2015年)
  • 『ガルブレイス:異端派経済学者の肖像』(白水社 2016年)
  • 『企業家精神とは何か:シュンペーターを超えて』(平凡社新書 2016年)
  • 『ケインズを読み直す:入門現代経済思想』(白水社 2017年)
  • アダム・スミスの影』(日本経済評論社 2017年)
  • 『英語原典で読む経済学史』(白水社 2018年)
  • 『経済学者はこう考えてきた:古典からのアプローチ』(平凡社 2018年)
  • 『経済学者の勉強術:いかに読み、いかに書くか』(人文書院 2019年)
  • 『資本主義はいかに衰退するのか:ミーゼス、ハイエク、そしてシュンペーター』(NHK出版 2019年)
  • 『定本現代イギリス経済学の群像:正統から異端へ』(白水社 2019年)
  • 『ものがたりで学ぶ経済学入門』(中央経済社 2019年)

共著

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編著

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共編著

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  • 西村周三)『現代経済学の再検討』(日本評論社 1992年)

脚注

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外部リンク

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