お笑いホープ大賞
お笑いホープ大賞(おわらいほーぷたいしょう)は、在京プロダクション一押し若手お笑い芸人がネタを競い、その年の一番の「ホープ」を決めるお笑いのコンテストである。
主催は、在京のプロダクション38社で構成される「お笑いコンベンション実行委員会」。
概要
編集既存のコンクールと異なる点として、
- お笑いコンベンション実行委員会に加盟しているプロダクションに所属していないと出場できない
- ピン芸、漫才、コント、パフォーマンス等一切のジャンルを問わない
- 1回戦から決勝に至るまで観客による採点が勝ち上がりに大きな比重を占める
在京民放局が協力しているコンテストだけに、ここで目立つ活躍をすることは全国ネットの番組に出演するチャンスが増えることを意味しており、第2回優勝のアンガールズはそれまで無名に近かったが、大賞受賞後飛躍的に仕事が増えている。
2007年の第5回大会では無名だった「小島義雄(出場時表記)」が、まったくのノーマークから決勝へ進出(敗者復活戦経由)。放送された小島のネタが動画アップロードサイトYouTubeにアップされ、驚異的な再生数を記録した。
2008年が最後の大会となり、新たな賞レースとして生まれ変わると発表された。また2008年大会には大賞とは別に「レッドカーペット賞」が新設された。
準決勝・決勝の模様はフジテレビ721で放送され(2008年はフジテレビCSHDでも)、決勝はフジテレビ地上波でも深夜に放送された。
2010年からはお笑いホープ大賞を引き継ぐ形で、お笑いハーベスト大賞が開催された。
大賞決定までの道のり・公式ルール
編集(以下はお笑いホープ大賞 THE FINAL からである)
- 予選
- 12組を1ブロックとしA〜Fの6ブロックを設定。
- 各組持ち時間を3分としネタを披露。持ち時間を1秒でもオーバーしたら失格。
- ジャンルは「漫才」「コント」「パフォーマンス」等、基本的に自由。
- 観客/招待審査員投票及びフジテレビバラエティー制作センター・事業センターによる審査で4組が勝ち上がりとして準決勝に進出(合計24組)。
- 準決勝
- 予選通過12組を1ブロックとし、A・Bの2ブロックを設定。
- 各組持ち時間を4分としネタを披露。持ち時間を1秒でもオーバーしたら失格。
- 観客/招待審査員投票及びフジテレビバラエティー制作センター・事業センターによる審査で5組が勝ち上がりとして決勝進出(合計10組)。
- 決勝
- 準決勝から勝ち上がった10組による決勝大会。
- 各組持ち時間を5分としネタを披露。持ち時間を1秒でもオーバーしたら失格。
- 観客/招待審査員投票、フジテレビ/特別審査員による審査で1組が「お笑いホープ大賞」に輝く。
歴代受賞者
編集- 第1回(2003年)
- 大賞:インスタントジョンソン(太田プロダクション)
- 第2回(2004年) 視聴率0.9%
- 大賞:アンガールズ(ワタナベエンターテインメント)
- 第3回(2005年)
- 大賞:キングオブコメディ(プロダクション人力舎)
- 第4回(2006年)
- 大賞:東京03(プロダクション人力舎)
- 第5回(2007年)
- 大賞:キャン×キャン(ヴィジョンファクトリー)
- THE FINAL(2008年)
関連項目
編集- 日本放送演芸大賞 - かつてフジテレビが主催したお笑い賞レース。末期には「最優秀ホープ賞」及び「ホープ賞」が設けられていた。
- お笑いハーベスト大賞
- ツギクル芸人グランプリ