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ですぺら』は、月刊雑誌『アニメージュ』にてかつて連載されていた、SF小説である。アニメージュ連載時の内容と、公式本とで、若干の違いがみられる。

アニメージュ連載時ストーリー
1922年(大正11年)の日本を舞台に、『あいん』と呼ばれる不思議な少女と、彼女が作った『未来を覗く装置』、そして大正時代に生きた様々な人々を描く。
公式本「Roman Album 大正電脳ダダイズム絵巻 ですぺら」ストーリー
1922年(大正11年)の日本を舞台に、『あいん』と呼ばれる不思議な少女と、『未来を覗く装置』を作り未来の出来事を覗く謎の男『竹下』。二人を中心に、大正時代に生きた様々な人々、そして出来事を描く。

目次

概要編集

1998年に放映されたテレビアニメserial experiments lain』を手掛けた小中千昭安倍吉俊中村隆太郎が再集結し、描かれた作品である。

【『ですぺら』というタイトルは、大正時代のダダイストであり、詩人でもあった辻潤散文詩のタイトルからの引用であり、またDesperado(ならず者)という意味もある】(公式ブログより転載)

2009年 7月号から連載を始め、2010年7月号で連載を終了。以降は公式サイトで「現代文パート」と題し、小中自身の視点から描く後書きの様なものとなっている。

2010年 「ユリイカ 2010年10月号」にて小中が中村の体調不良について述べ、またこれによりアニメ化の企画は一時的に凍結となっていると記した。

2011年 本作の公式本である『Roman Album 大正電脳ダダイズム絵巻 ですぺら』には、諸処の事情によるアニメ化の無期限凍結が明記され、再開の目途はたっていない。小中はこの公式本にて、「ですぺらは一先ず終了」と語り、次の企画の準備を進めているとも述べている。また、安倍もアニメ化できなかったことを詫びる文を寄せている。

登場人物編集

※『アニメージュ』での連載時と、公式本での内容で、設定に若干の違いがみられる。

あいん
アニメージュ連載時
ヒロイン。頭に無理やり付けている黒いリボンが特徴。不思議な少女で、「未来を覗く装置」を作った。
公式本
ヒロイン。頭に無理やり付けている黒いリボン(安倍のコメントではカチューシャ)が特徴。竹下に十二階下(私娼窟)で発見され、大金で買われる。それ以来、竹下の世話係となり、十二階の地下で暮らす。
不思議な少女で、謎が多い。竹下でも理解不能な謎の機械人形「お父さん」を一人で製作している。また、戦車隊を相手に電磁波を腕から放ち対抗するなど、人間離れした能力を見せる。
アニメージュ連載時
主人公。本名不明。彼女が作った装置で未来を覗き、人々に未来について話したり、近い内に起こる悲劇を回避させようとする。
公式本
主人公。姓は竹下。本名かどうかは定かではない。浅草十二階の地下を根城にし、未来を覗く装置を作り、それから得た未来の情報を軍部や貴族に売りながら資金を稼いでいる。近い内に起こる悲劇を忠告するが、なかなか受け入れられない。
自身が奇抜な存在である事を自覚してか、基本的に他人とプライベートな関係を持とうとしない。感情に乏しく、基本的に無表情だが、あいんに対しては深い愛情のようなものを持っている。

制作編集

  • 脚本 - 小中千昭
  • キャラクターデザイン - 安倍吉俊
  • 演出 - 中村隆太郎
  • デザイン - 根津典彦

各話リスト編集

アニメージュ連載編集

  • 第〇話  序章 (2009年7月号)
  • 第一話  十二階下の少女 (2009年8月号)
  • 第二話  洋館の露西亜貴婦人 (2009年9月号)
  • 第三話  浅草異譚 (2009年10月号)
  • 第四話  電気娘対戦車隊 (2009年11月号)
  • 第五話  銀幕の彼方より(2009年12月号)
  • 第六話  三角二階の片隅にて(2010年1月号)
  • 第七話  十二階天塔の黒猫(2010年2月号)
  • 第八話  魔王(2010年3月号)
  • 第九話  空(2010年4月号)
  • 第拾話  離別 (2010年5月号)
  • 第拾一話 績かぬ悪夢(2010年6月号)
  • 第拾二話 邂逅(2010年7月号)

公式サイト連載編集

  • 現代文パート 第拾三話(2010年6月25日)
  • 現代文パート 第拾四話(2010年7月3日)
  • 現代文パート 第拾五話(2010年7月9日)

テレビアニメ編集

※2011年 現在、アニメ化の企画は無期限凍結とされている。

スタッフ編集

  • 脚本 - 小中千昭
  • キャラクター原案 - 安倍吉俊
  • 監督・演出 - 中村隆太郎

外部リンク編集