ふたりが眺めた窓の向こう

財津和夫のアルバム

ふたりが眺めた窓の向こう』(ふたりがながめたまどのむこう)は、財津和夫の通算11枚目のアルバム。2009年10月28日発売。

『ふたりが眺めた窓の向こう』
財津和夫スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
チャート最高順位
財津和夫 アルバム 年表
サボテンの花〜grown up〜
2004年
ふたりが眺めた窓の向こう
2009年
財津和夫の曲たちI 〜究極!財津和夫の名曲ここに集結!!ソロベスト〜
財津和夫の曲たちII 〜たくさんのアーティストへの提供曲集〜
(2009年)
テンプレートを表示

概要

編集

キャッチフレーズは、「これは財津のもうひとつの『青春の影』だ」

チューリップの活動に大きな区切りをつけ、ソロ活動へと比重を置いた中で制作されたアルバムである。

「手作り感のあるアルバム」をテーマに制作し[1]、仕上がりも生音っぽさを重視したものになっている。

また、久々に財津自身以外のミュージシャンが手掛けた楽曲を収録しており、その様子を含めた制作過程がNHKの音楽番組「SONGS」で放送された。

なお、このアルバムを最後にオリジナル・アルバムの制作は途絶えている(新曲自体は制作されている)。

収録曲

編集

全曲作詞・作曲:財津和夫(特記以外)

  1. 愛の力
  2. 幸せは始まっていたのに
  3. こもれび
    • 伊豆田洋之がコーラスに参加。
  4. 風のみえる部屋
  5. クイズ
  6. 今 君を抱くから
  7. 窓の中のふたり
  8. 不器用な男
    • 伊豆田洋之がコーラスに参加。
  9. 手紙にかえて
    • 作詞・作曲:小田和正
    • 楽曲依頼のきっかけは、ライブで訪れた京都で宿泊したホテルに、偶然同じ日に小田が宿泊していたことだった。 予定が合わず対面は出来なかったが、代わりに手紙のやりとりをしたことが、曲名にも投影されている。
    • 依頼の際には、映画『ONCE ダブリンの街角で』内で用いられる『Falling Slowly』のイメージでと伝えられていた。
    • 小田は「クリスマスの約束2017」でセルフカバーしている。 演奏前に小田は「財津君は時々、思い出したように手紙をくれた。その手紙はいつも嬉しくなるようなもの。この曲はその手紙に返事をするようなつもりで書いた」とコメントしている。2017年の6月、財津は大腸癌により一時療養に入っていたが、この番組にナレーションで参加。演奏後には「音楽の返信、確かに受け取りました。いつまでも大切にします。ありがとうございます」とコメントした。
  10. 愛していたい
    • 作曲・コーラスアレンジ:ASKA
    • ASKAがハーモニカとコーラスに参加。ASKAがコーラスアレンジに悩む様子がNHKの「SONGS」内でも放映された。
  11. バイバイロマンス
    • 作詞:富田京子
    • 伊豆田洋之がコーラスに参加。
  12. 昨日からのメッセージ
  13. 世界一好き(bonus track)

演奏者

編集
  • Drums:田中徹(M-2 & M-10)
  • Bass:山中和義(M-2 & M-10)
  • Acoustic Guitar:柳沢二三男(M-2 & M-10)
  • Piano:清水俊也(M-2 & M-10)・上甲ひとみ(M-13)
  • Synthesizer:清水俊也(M-2)・上甲ひとみ(M-5 & M-13)
  • Chorus:伊豆田浩之(M-2, M-3, M-8 & M-11)・金城綾乃(M-4)・ASKA(M-10)・麻布7(M-12)
  • Tambourine:田中徹(M-2)
  • Flute:山内和義(M-2)
  • Harmonica:ASKA(M-10)

脚注

編集