アナウサギ (ラテン語名: Oryctolagus cuniculus) は、哺乳綱ウサギ目ウサギ科アナウサギ属に分類されるウサギ。本種のみでアナウサギ属を構成する。

アナウサギ
アナウサギ
保全状況評価[a 1]
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 NT.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ウサギ目 Lagomorpha
: ウサギ科 Leporidae
: アナウサギ属 Oryctolagus
: アナウサギ O. cuniculus
学名
Oryctolagus cuniculus
(Linnaeus, 1758)
和名
アナウサギ (穴兎)
英名
European rabbit
Oryctolagus cuniculus distribution Map.png
生息地域

分布編集

スペインポルトガルフランス西部、モロッコ北部、アルジェリア北部。

人為的にヨーロッパ各地を含め、オーストラリアニュージーランド日本などへ移入もされている。

形態編集

体長35ー50センチメートル。尾長4.5ー7.5センチメートル。体重1.5ー3キログラム。背面の毛衣は灰色で、体毛の先端は黒や赤褐色。腹面の毛衣は明灰色。

耳介の長さは6.5ー8.5センチメートル。

出産直後の幼獣は体毛がなく、眼が閉じている。

生態編集

地中に複雑な巣穴を掘って生活する。危険を感じると巣穴の中へ逃げ込む。

食性は植物食で、、樹皮、根などを食べる。

繁殖形態は胎生。妊娠期間は28ー33日。1度に5,6頭、最大12頭の幼獣を産む。

雌 (メス) は共同体の中心に位置し母系制である[1]

アナウサギは、ヒト、あるいは他の高等ほ乳類と同じく気分の動物である。アナウサギはその感じる印象に極端なほど敏感で、跳び跳ねるウサギ仲間には生きる楽しみを誇示して応える (アナウサギは同じことをしたがる)。また、性的活動に極度の興味を示す。それで性的にふるまうよう刺激もされる。好奇心に満ちて観察し、もし勝てるようであれば自身で戦う気になり、負ける恐れがあると戦うふりをして、それから逃げさえする[2]

人との関係編集

主に毛皮をとるために家畜化されてきた。肉も食用になる。 近年では愛玩用・観賞用のペットとしても飼育され (カイウサギ)、様々な品種が作出されている。

食用やペット用、狩猟用に移入されている。移入先 (オーストラリアなど) での植生の破壊や在来種との競合が問題となり、世界の侵略的外来種ワースト100 (IUCN) に選ばれている。

脚注編集

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出典編集

  1. ^ 『アナウサギの生活』(1973年) 写真1、添文
  2. ^ 『アナウサギの生活』(1973年) 122頁

参考文献編集

  • 『動物大百科5 小型草食獣』今泉吉典 監修、D.W.マクドナルド 編、平凡社1986年。136ー137、140ー141頁
  • 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館2002年。175頁
  • 『アナウサギの生活』ロックレイ 著、立川賢一 訳、思索社、1973年11月。ISBN 1045ー0024ー3326 (無効)

関連項目編集

外部リンク編集

  1. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • Smith, A.T. & Boyer, A.F. 2008. Oryctolagus cuniculus. In: IUCN 2013. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2013.1.