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アート・オブ・ノイズ

略歴編集

イタリア未来派の画家、作曲家、楽器発明家である ルイージ・ルッソロの論文「騒音芸術(Art Of Noises)」をグループ名の由来とするアート・オブ・ノイズ[2]は、トレヴァー・ホーンが立ち上げたZTTレコーズのサウンドエンジニアからなる、正体不明のユニットとして結成された。ZTTレコーズからチャイナ・レコードへ移籍した際に、アン・ダドリー(キーボード担当)、J.J.ジェクザリック(サンプリング担当)、ゲーリー・ランガン(ミキシング担当)、ポール・モーリーのメンバー名が公表された。[3][4]

1982年、アート・オブ・ノイズの原型となるマルコム・マクラーレンのアルバム「Duck Rock」では[4]、トレヴァー・ホーンがプロデュースを手掛け、アン・ダドリーとゲーリー・ランガンが全トラックの作曲、演奏、ミキシング、プログラミングを担当した[5]ヒップホップに影響を受け、スクラッチの導入を試みた「Buffalo Gals」がシングルカットされ全英チャート9位(Music Week)を記録した[4][6]

1983年に発表されたイエスのアルバム「ロンリー・ハート」(原題:「90125」)でも、トレヴァー・ホーンがプロデュースを手掛け、J.J.ジェクザリックとゲーリー・ランガンの2人が、エンジニアリング、及びキーボード・プログラミングを担当した。また、シングルカットされた「ロンリー・ハート」は、全米チャート(Billboard Hot 100)1位を記録した[4][7][8]

1983年にミニアルバム「Into Battle With The Art Of Noise」[9]を発表後、1984年にデビューアルバム「誰がアート・オブ・ノイズを…」[10]をリリースした。1stシングルの「Beat Box」は、映画「ブレイクダンス」の劇中で使用され[11]、2ndシングルの「Close」は、全英チャート8位を記録した[12]。また、3rdシングルの「Moments In Love」は、マドンナイビサで結婚式を挙げた際にBGMとして使用された。[13][14]

1986年、チャイナ・レコードへ移籍し2ndアルバム「In Visible Silence」を発表した。デュアン・エディ をゲストに迎えたシングル「Peter Gunn」は、全英チャート8位を記録し、1987年にグラミー賞ベスト・ロック・インストルメンタルを受賞した。テレビ番組のキャラクターであるマックス・ヘッドルームとのコラボレーションで話題となった「Paranoimia」は、全英チャート12位を記録した。[2]

1987年、3rdアルバム「In No Sense? Nonsense!」[15]からシングルカットされた「Dragnet(Danger Ahead/Dragnet March)」[16]は、映画「ドラグネット 正義一直線」のテーマ曲としてサウンドトラックにも収録された[17]

1988年、トム・ジョーンズをボーカルに迎えたプリンスのカバー曲「Kiss」は、全英チャート5位を記録しグループ最大のヒットとなった。[2]

1999年、アン・ダドリー、トレヴァー・ホーン、ポール・モーリー、ロル・クレームによって再結成され、ZTTレコーズに復帰しアルバム「ドビュッシーの誘惑」を発表し [18]、ヒップホップ・アーティストのラキムをゲストに迎えた「Metaforce」がシングルカットされた[19]

2017年、累計で100万枚以上のセールスを記録した2ndアルバム「In Visible Silence」のリリース30周年を記念して、リブート・ツアーが行われた。[20]アン・ダドリーによるアート・オブ・ノイズのセルフ・カバー・アルバム「Anne Dudley Plays The Art Of Noise」を発表した。[21]

出演編集

1986年MTV Video Music Awardsの表彰式にて、ギタリストのデュアン・エディと共に「Peter Gunn」のスタジオライブを行った。来日時の1986年[4]8月6日には、フジテレビの番組「夜のヒットスタジオ」に出演し「Paranoimia」を披露している。(日本青年館にて東京公演が行われた。)また、本国イギリスでは1988年10月27日にBBCの人気テレビ番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」へトム・ジョーンズと共に出演し、プリンスの原曲で知られる「Kiss」のカバーバージョンを披露した。[22]

作品編集

シングル編集

  • "Beat Box" (1983)
  • "Moments In Love" (1983) and (1985)
  • "Close (To the Edit)" (1984)
  • "Legs" (1985) - 「Mr.マリックのテーマ」として知られる。[23]
  • "Paranoimia", featuring Max Headroom (1986)
  • "Peter Gunn", featuring Duane Eddy (1986)
  • "Legacy" (1986)
  • "Dragnet" (1987)
  • "Kiss", featuring Tom Jones (1988)
  • "Yebo!", featuring Mahlathini and Mahotella Queens (1989)
  • "Art of Love"
  • "Shades of Paranoimia"
  • "Dreaming in Colour" (1998)
  • "Metaforce", featuring Rakim (1999)

アルバム編集

コンピレーション&リミックスアルバム編集

参考文献・脚注編集

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  1. ^ a b c d Stephen Thomas Erlewine. “The Art of Noise Biography”. AllMusic. All Media Network. 2018年9月13日閲覧。
  2. ^ a b c [1]「The Art of Noise Online」History
  3. ^ 「The Best Of The Art Of Noise」Wea Japan. 日本盤ライナーノーツ
  4. ^ a b c d e 「Daft」Wea Japan. 日本盤ライナーノーツ
  5. ^ [2]Discogs Malcolm McLaren - Duck Rock
  6. ^ [3]Malcolm McLaren And The World's Famous Supreme Team - Buffalo Gals
  7. ^ [4]Discogs Yes - 90125
  8. ^ [5]Billboard Chart Data base Yes - Owner Of A Lonely Heart
  9. ^ [6]Art of Noise -Into Battle With The Art Of Noise
  10. ^ [7]The Art Of Noise ‎– Who's Afraid Of The Art Of Noise
  11. ^ [8]IMDB - Breakin' Soundtrack
  12. ^ [9]Art of Noise - Close (To The Edit)
  13. ^ [10]ZTT JAPAN Art Of Noise
  14. ^ BRUTUS (ブルータス) 2008年 8/15号 マガジンハウス
  15. ^ [11]Discogs - Art of Noise - In No Sense? Nonsense!
  16. ^ [12]Discogs - Art of Noise - Dragnet
  17. ^ [13]IMDB - Dragnet Soundtrack
  18. ^ [14]Discogs Art Of Noise - The Seduction Of Claude Debussy
  19. ^ [15]Discogs Art Of Noise - Metaforce
  20. ^ [16]アート・オブ・ノイズ、『イン・ヴィジブル・サイレンス』リブート・ツアーで来日公演が決定 ビルボード・ジャパン
  21. ^ [17]Discogs - Art of Noise - Anne Dudley Plays The Art Of Noise
  22. ^ [18]Imdb Top of the Pops 1988.10.27
  23. ^ [19]CD Journal「Mr.マリック、自身のテーマ曲をメインしたアルバムを発売に!」

外部リンク編集