アーロン・クローマー

アメリカンフットボールコーチ

アーロン・クローマー(Aaron Kromer 1967年4月30日 - )は、オハイオ州サンダスキー英語版出身アメリカンフットボールコーチ。現在NFLロサンゼルス・ラムズでアシスタントコーチをしている。ニューオーリンズ・セインツで暫定ヘッドコーチ、シカゴ・ベアーズで攻撃コーディネーターを務めた。

アーロン・クローマー
Aaron Kromer
生年月日 (1967-04-30) 1967年4月30日(56歳)
生誕地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国オハイオ州サンダスキー英語版
大学 マイアミ大学
レギュラーシーズン: 2-4
コーチ成績 Pro Football Reference
所属チーム(選手)
所属チーム(コーチ/管理職)
1990-1998
1999-2000
2001-2004
2005-2007
2008-2011
2012
2013-2014
2015-2016
2017
マイアミ大学(アシスタントコーチ)
ノースウェスタン大学(アシスタントコーチ)
オークランド・レイダース(アシスタントコーチ)
タンパベイ・バッカニアーズ(アシスタントコーチ)
ニューオーリンズ・セインツ(アシスタントコーチ)
ニューオーリンズ・セインツ(暫定HC)
シカゴ・ベアーズ(OC)
バッファロー・ビルズ(アシスタントコーチ)
ロサンゼルス・ラムズ(アシスタントコーチ)

経歴 編集

選手時代 編集

1987年から1989年までマイアミ大学タックルとしてプレーした。

カレッジコーチ時代 編集

大学卒業後、マイアミ大学、ノースウェスタン大学のアシスタントコーチを務めた。

オークランド・レイダース 編集

2001年NFLオークランド・レイダースのアシスタントラインコーチに就任、2002年から2004年までオフェンスラインコーチを務めた[1]。その間チームの第37回スーパーボウル出場に貢献した[2]

タンパベイ・バッカニアーズ 編集

2005年から2007年まではタンパベイ・バッカニアーズのアシスタントコーチを務めた。

ニューオーリンズ・セインツ 編集

2008年ニューオーリンズ・セインツランニングバックコーチに就任、2009年から2011年まではオフェンスラインコーチを務めた。彼がオフェンスラインを指導した3シーズンのうち、2009年と2011年、セインツのオフェンスラインはマッデン・最優秀プロテクター賞( (Madden Most Valuable Protectors Award)を受賞した。セインツは、2009年トータルオフェンスで1位となり、第44回スーパーボウルで優勝した[2]2012年に、違法な報奨金問題英語版のため、ショーン・ペイトンヘッドコーチが1年間、ジョー・ビット攻撃コーディネーターが開幕から6試合出場停止となった際は、暫定ヘッドコーチを務めた[3]。開幕から4試合はいずれも8得点以下に終わりチームは4連敗、2勝4敗となったところで、ビットに暫定ヘッドコーチを引き継いだ。

シカゴ・ベアーズ 編集

2013年1月16日、マーク・トレストマンが新ヘッドコーチに就任したシカゴ・ベアーズの攻撃コーディネーターに就任することが発表された。2013年、ベアーズのオフェンスはNFL2位の445得点をあげて、パス獲得ヤードでNFL5位の4,281ヤードを獲得した。トータルオフェンスでもチーム記録を更新する6,109ヤード、TDパス32回、ファーストダウン344回の記録を作った。

2014年12月にベアーズから解雇された[4]。ベアーズ時代は、カイル・ロングが2年連続でプロボウルに選ばれた。ベアーズのオフェンスラインマンがプロボウルに選ばれるのは7年ぶりであった[2]

バッファロー・ビルズ 編集

2015年1月17日、バッファロー・ビルズのオフェンスラインコーチに就任した。この年シーズン開幕前、フロリダ州の海岸で釣りをしていた際、少年たちと口論になり、1人の少年を倒した後、殴打し、警察に通報したら家族を殺すと脅したため、7月12日に軽暴行罪で逮捕された[5]。7月31日に不起訴処分となったが、ビルズから6試合の出場停止処分を受けた[6]2016年、ビルズではルショーン・マッコイが1,267ヤード、タイロッド・テイラーが580ヤード、マイク・ギリスリーが577ヤードを走った。3人の選手がランで500ヤード以上走ったのは、1962年以来であった[2]

ロサンゼルス・ラムズ 編集

2017年ロサンゼルス・ラムズのオフェンスラインコーチに就任するとチームのトータルオフェンス32位から10位以内に改善された[2]2018年1月30日、マット・ラフルールが退団した後、ランゲームコーディネーターも務めるようになった。2018年ラムズのオフェンスラインは、全16試合で同じ5人が先発出場、ラムズのラン攻撃は、TDランでNFL2位、ランでのファーストダウン回数NFL2位タイ、ラン獲得ヤードでNFL3位となった。またエースRBのトッド・ガーリーは最優秀攻撃選手に選ばれた[2]。チームは第53回スーパーボウル出場を果たした。

脚注 編集

  1. ^ Butch Wagner (2019年1月28日). “Rams' Kromer has 'best job in the world'”. sanduskyregister.com. 2019年12月24日閲覧。
  2. ^ a b c d e f Biography”. therams.com. 2019年12月24日閲覧。
  3. ^ Pat Yasinskas (2012年4月13日). “Aaron Kromer logical fit as interim II coach”. ESPN. 2019年12月24日閲覧。
  4. ^ Dan Gartland (2015年8月2日). “Bills suspend OL coach Aaron Kromer for six games after off-season arrest”. スポーツ・イラストレイテッド. 2019年12月24日閲覧。
  5. ^ 米アメフトコーチ 少年への暴力で裁判所から出頭命令出される”. スポーツニッポン (2015年7月16日). 2019年12月24日閲覧。
  6. ^ ビルズのクローマー攻撃ラインコーチ 暴力事件で 6試合出場停止”. TSPスポーツ (2015年8月2日). 2019年12月24日閲覧。

外部リンク 編集

先代
ショーン・ペイトン
ニューオーリンズ・セインツ
ヘッドコーチ
2012年(暫定)
次代
ジョー・ビット
(暫定)