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キャメロン・ジェレル・ニュートンCameron Jerrell Newton1989年5月11日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州サバンナ出身のアメリカンフットボール選手。ポジションはクォーターバック(QB)。NFLカロライナ・パンサーズに所属。父のセシル・ニュートン・シニアも元NFL選手で、セイフティとしてダラス・カウボーイズでプレイしている。兄のセシル・ニュートン・ジュニアセンターとしてジャクソンビル・ジャガーズボルチモア・レイブンズに所属したNFL選手である[1]

No image.svg キャム・ニュートン American football pictogram.svg
Cam Newton
カロライナ・パンサーズ No.1
Cam newton 2016.jpg
基本情報
ポジション クォーターバック
生年月日 (1989-05-11) 1989年5月11日(30歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジョージア州の旗 ジョージア州サバンナ
身長 6' 5" =約195.6cm
体重 250 lb =約113.4kg
経歴
大学 オーバーン大学
NFLドラフト 2011年 / 1巡目全体1位
初出場年 2011年
初出場チーム カロライナ・パンサーズ
所属歴
2011- カロライナ・パンサーズ
受賞歴・記録
シーズンMVP(1回)
2015
プロボウル選出(3回)
2011・2013・2015
オールプロ選出(1回)
2015
その他受賞・記録
NFL オフェンスMVP:1回(2015)
バート・ベル賞:1回(2015)
NFL オフェンス新人王(2011)
NFL Top 100:7回(2012 - 2018)
NFL 通算成績
(2018年終了時点)
TD/INT 182回/107回
パス獲得ヤード 28,469ヤード
QBレイティング 86.4
ラン獲得ヤード 4,808ヤード
TDラン 58回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

身長196cmと大柄な体格ながら、スピードとパワーを兼ね備えたランに、強肩から放たれるパスも魅力的な選手である[2]

経歴編集

大学時代編集

 
左ニュートン、右ティーボウ

2007年フロリダ大学に入学。1学年上にはティム・ティーボウがいた。一年間は主に控えQBとして活動し、2008年2年生になると足首を負傷し、選手登録をしないレッドシャツとなったが、その間に学生寮からノートPCを盗み、なおかつ警察の捜査の際にそのノートPCを窓から投げ捨てて証拠隠滅を図ったとして窃盗容疑で逮捕された。このためニュートンは放校処分になり、テキサス州にあるコミュニティカレッジのブリン大学に編入。ブリン大学で1年間フットボールで活躍したことで、オーバーン大学に編入した。

オーバーン大ではエースQBとしてパスとランの両方でエース並みの活躍を する。12月にはハイズマン賞を受賞。1月にはオレゴン大学とのBCSナショナルチャンピオンシップゲームに勝利し、14戦全勝で全米王者に輝いた[3]

カロライナ・パンサーズ編集

2011年のNFLドラフトで、全体1位でカロライナ・パンサーズが指名。大学最終年にミシシッピ州立大学オーバーン大学とのリクルート不正疑惑が取り沙汰されたことや[4]、さらに過去の窃盗容疑や自身の軽はずみな発言なども重なり、ニュートンの素行の悪さなどが取り上げられ、ブライアン・ビリックなど過小評価する専門家が多かった[5]

2011年ルーキーイヤー、プレシーズンで今一つ活躍できなかったことで、前述の専門家らの評価を上げることはできなかったが、2011年シーズンが始まると、いきなりデビュー戦で422ヤード、3TDというチームの全得点を叩き出す内容を残した。開幕戦で新人のパス400ヤード越えはリーグ史上初の記録となった[6]。13週のタンパベイ・バッカニアーズ戦でTDランを3つ決め、QBとしてのシーズン最多TDラン記録を樹立。16週のバッカニアーズ戦ではペイトン・マニングが持っていた新人シーズン最多パス獲得ヤード記録を更新。最終的にパス4,051ヤード、21TDパス(14TDラン)、17INTの大活躍。この年の最優秀新人攻撃選手を受賞した。ニューヨーク・ジャイアンツのQBイーライ・マニングの代役としてだが、プロボウルにも選出された。

2012年、地区優勝最有力に挙げられるほど評価の高かったパンサーズだったが、序盤5連敗を含めチームは大きく負け越す結果となり、その責任をニュートンのリーダーシップの欠如が原因だと酷評を受けていた[7]。しかし、後半に入るとパンサーズらしい爆発的なオフェンス力を見事に復活させ、チームを建て直し地区2位でシーズンを終了した。ニュートン自身も去年同様ランで活躍する一方、INTを減らしパス成績も安定した数字を残した。

2013年、第11週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦では残り約1分に、テッド・ギン・ジュニアへ逆転TDパスを決めるなど3TDパスをあげて、24-20で勝利した[8]。第16週のニューオーリンズ・セインツ戦で残り23秒にドメニク・ヒクソンへの14ヤードの逆転TDパスを成功し勝利、パンサーズは2008年以来となるプレーオフ進出を決めた[9]

2015年、シーズンを通して好調で、チームも順調に勝ち星を積み重ねる。結果、ニュートン個人はシーズンMVPに選ばれ、チームは開幕14連勝などによりNFC第1シードを獲得し、プレーオフも勝ち、2003年以来2度目のスーパーボウル出場を果たした。第50回スーパーボウルではデンバー・ブロンコスペイトン・マニングと初のドラフト1位指名QB対決であったり、ボン・ミラーとの2011年ドラフト1位・2位対決など試合前から注目されていたものの10-24で敗退。このシーズンは、2015年3月から2016年2月の間で、ニュートンのグッズはNFLで7番目に売れた。

2016年デンバー・ブロンコスとの開幕戦でスティーブ・ヤングが持っていたQBのTDラン記録を更新する44回目のTDランをあげた。同じ試合でのTDラン、TDパスを記録した32試合目となり、こちらもヤングの記録を更新、NFL新記録となった。これにより、オットー・グレアムが持つプロフットボール記録にも並んだ。10月2日のアトランタ・ファルコンズ戦で2ポイントコンバージョンを狙った際、脳震盪を起こし、その試合中は試合に戻ることができず、翌週のタンパベイ・バッカニアーズ戦も欠場した。12月4日のシアトル・シーホークス戦はドレスコード違反のため、最初の攻撃シリーズをベンチで過ごした。ニュートンが途中出場したのは、2011年の入団以来初めてのことであった。この年19TDパス、14INT、パス成功率は自己最低の52.9%に終わった。チームも6勝10敗に終わったが、NFLトップ100の44位に評価された。

2017年3月30日、右肩の手術を受けた。10月4日の記者会見で女性を蔑視する発言を行い、その影響でダノンとのスポンサー契約が打ち切られた。第10週のマイアミ・ドルフィンズとのマンデーナイトゲームでパス254ヤード、ラン95ヤード、合計4タッチダウンをあげて、その週のNFC最優秀攻撃選手に選ばれた。この年パス3302ヤード、22TD、16INT、ランでは自己最高の754ヤードを走った。チームはプレーオフに第5シードで進出、ニューオーリンズ・セインツとの@プレーオフではパス40回中24回成功、349ヤード、2TDをあげたがチームは26-31で敗れた。シーズン終了後、NFLトップ100の25位に評価された。

2018年、第7週のフィラデルフィア・イーグルス戦では0-17とリードされて第4Qを迎えたが、第4Qにパス22回中16回成功、201ヤード、2TDパスの活躍で21-17と逆転勝利、この週のNFC最優秀攻撃選手に選ばれた。チームは開幕から8試合で6勝2敗の成績をあげたが、その後ニュートンの肩の怪我もあり6連敗、シーズン終盤は、テイラー・ハイニッケカイル・アレンが先発QBを務めた。  

人物編集

タッチダウン・セレブレーション英語版で、スーパーマン・セレブレーションを行っている[10]

2012年11月、マイクロソフトWindows Phone 8のCMに登場した[11]

ペイトン・マニングトム・ブレイディのように寡黙にプレイするクォーターバックが多い中で、プレイ中に笑顔を見せることが多いのも特徴である。

詳細情報編集

年度別成績編集

レギュラーシーズン編集

年度 チーム

試合 パス ラン 記録
出場 先発 成功
回数
試投
回数
成功
確率
獲得
ヤード
平均
獲得
ヤード
TD インター
セプト
レイテ
ィング
試行
回数
獲得
ヤード
平均
獲得
ヤード
TD 先発出場
試合勝敗
2011 CAR 1 16 16 310 517 60.0 4,051 7.8 21 17 84.5 126 706 5.6 14 6-10
2012 16 16 280 485 57.7 3,869 8.0 19 12 86.2 127 741 5.8 8 7-9
2013 16 16 292 473 61.7 3,379 7.1 24 13 88.8 111 585 5.3 6 12-4
2014 14 14 262 448 58.5 3,127 7.0 18 12 82.1 103 539 5.2 5 5(1)8
2015 16 16 296 495 59.8 3,837 7.8 35 10 99.4 132 636 4.8 10 15-1
2016 15 14 270 510 52.9 3,509 6.9 19 14 75.8 90 359 4.0 5 6-8
2017 16 16 291 492 59.1 3,302 6.7 22 16 80.7 139 754 5.4 6 11-5
2018 14 14 320 471 67.5 3,395 7.2 24 13 94.2 101 488 4.8 4 6-8
NFL:8年 123 122 2,321 3,891 59.7 28,469 7.3 182 107 86.4 929 4,808 5.2 58 68(1)53
  • 2018年度シーズン終了時
  • 太字は自身最高記録
  • シーズンMVP受賞年

ポストシーズン編集

年度 チーム 試合 パス ラン 記録
出場 先発 成功
回数
試投
回数
成功
確率
獲得
ヤード
平均
獲得
ヤード
TD インター
セプト
レイテ
ィング
試行
回数
獲得
ヤード
平均
獲得
ヤード
TD 先発出場
試合勝敗
2013 CAR 1 1 16 25 64.0 267 10.7 1 2 79.9 10 54 5.4 0 1-0
2014 2 2 41 68 60.3 444 6.5 4 3 80.8 18 72 4.0 0 1-1
2015 3 3 53 91 58.2 761 8.4 3 2 87.3 27 95 3.5 2 2-1
2017 1 1 24 40 60.0 349 8.7 2 0 105.1 8 37 4.6 0 0-1
7 7 130 224 59.8 1,821 8.6 10 7 83.9 63 258 4.0 2 4-3

脚注編集

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  1. ^ セシル・ニュートン ”. NFL JAPAN. 2012年9月7日閲覧。
  2. ^ キャム・ニュートン Cameron Newton”. NFL JAPAN. 2012年9月7日閲覧。
  3. ^ オーバーン大 14戦全勝で全米王者!”. スポーツニッポン (2011年1月12日). 2012年9月7日閲覧。
  4. ^ プロで試されるカレッジのスター選手”. NFL JAPAN (2011年). 2013年12月23日閲覧。
  5. ^ 名将ビリック氏、ドラフト注目のQBニュートンに懐疑的”. NFL JAPAN (2011年2月25日). 2012年9月7日閲覧。
  6. ^ 注目QBニュートン3TD、逆転負けも鮮烈デビュー ”. NFL JAPAN (2011年9月12日). 2012年9月7日閲覧。
  7. ^ 2年目で苦戦のQBニュートン、求められるリーダーシップ”. NFL JAPAN (2012年10月27日). 2013年5月26日閲覧。
  8. ^ ニュートンの活躍でパンサーズがペイトリオッツ破る”. AFP (2013年11月19日). 2013年12月23日閲覧。
  9. ^ 抜群の粘り強さと勝負強さ、パンサーズ救ったQBニュートン”. NFL JAPAN (2013年12月23日). 2013=12-23閲覧。
  10. ^ QBニュートン、キャパニックからのパフォーマンス中傷に言及”. NFL JAPAN (2014年1月31日). 2014年2月1日閲覧。
  11. ^ Barry Janoff (2012年11月26日). “Quarterback Cam Newton Phones Home, Goes From Passer To 'Patissier'”. nysportsjournalism.com. 2013年12月23日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集

先代:
サム・ブラッドフォード
NFLドラフト全体1位指名選手
2011年
次代:
アンドリュー・ラック
先代:
ジェフ・オタ
カロライナ・パンサーズ
ドラフト1巡指名
2011年
次代:
ルーク・キークリー