キンギンソウ(金銀草、学名:Goodyera procera )は、ラン科シュスラン属の地生の多年草[2][3][4][5]

キンギンソウ
東京都夢の島熱帯植物館 2014年4月
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: ラン科 Orchidaceae
: シュスラン属 Goodyera
: キンギンソウ G. procera
学名
Goodyera procera (Ker Gawl.) Hook.[1]
和名
キンギンソウ(金銀草)[2]

特徴

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は太く肉質で、直立して高さ30-80cmになり、下部は傾上し多数のを出す。は、茎の下半分にやや密に互生し、披針形で、少し多肉質でやわらかく、光沢があり、長さ8-15cm、幅2-6cmになり、先端は鋭尖頭、基部は鞘状の葉柄になって茎を抱く[2][3][4]

花期は3-5月。花序は直立し、白色のを多数つける。は卵状披針形で、花と同じ長さ。背萼片と側萼片は長さ3mmの卵形で、先端は鈍頭。側花弁は倒卵形で、萼片と同じ長さ。唇弁は広卵形で、長さ2mmになり、内面に2個の球状の突起と左右2列に並ぶ毛がある。蕊柱は長さ1mm、花粉塊は細長く黄色になる[2][3][4][5]

キンギンソウ(金銀草)の和名の由来は、開き始めた白い花とだんだんと黄色になる花が混じることから、そのようすを「金銀」にたとえたもの[2][4]

分布と生育環境

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日本では、屋久島琉球列島小笠原諸島に分布し、林縁の流れのわきなど、山地の湿った場所に希に生育する。国外では、中国大陸、台湾、インド、マレーシアに分布する[2][5]

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ キンギンソウ「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  2. ^ a b c d e f 『日本の野生植物 草本I 単子葉類』pp.211-212
  3. ^ a b c 『山溪カラー名鑑 日本の野草』p.575
  4. ^ a b c d 『新牧野日本植物圖鑑』p.1077
  5. ^ a b c 『日本ラン科植物図譜』p.118, p.331

参考文献

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