クリスティーナ・オーバークフォル

クリスティーナ・オーバークフォル(Christina Obergföll、1981年8月22日 - )は、ドイツの陸上競技選手。2008年北京オリンピックの銀メダリストである。バーデン=ヴュルテンベルク州フライブルク県オルテナウ郡ラール出身。

クリスティーナ・オーバークフォル Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム クリスティーナ・オーバークフォル
国籍 ドイツの旗 ドイツ
種目 やり投
生年月日 (1981-08-22) 1981年8月22日(43歳)
生誕地 フライブルク県オルテナウ郡
身長 175cm
体重 78kg
自己ベスト やり投 : 70m20cm (2007年)
獲得メダル
ドイツの旗 ドイツ
陸上競技
オリンピック
2008 北京 女子 やり投
2012 ロンドン 女子 やり投
世界陸上選手権
2013 モスクワ 女子 やり投
2005 ヘルシンキ 女子 やり投
2007 大阪 女子 やり投
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経歴

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オーバークフォルは、ジュニアの時代からやり投の選手として活躍。2000年から2002年にかけて3年連続ドイツのジュニアチャンピオンに輝いている。また、2000年の世界ジュニア選手権では8位という成績を残している。2004年アテネオリンピックでは、予選で15位となり決勝進出を逃している。

国際大会で目立った活躍がなかったが、オリンピックの翌年の2005年、オーバークフォルはヘルシンキの世界選手権において、70m03のヨーロッパ新記録で銀メダルを獲得。この大会も優勝したキューバオスレイディス・メネンデスに次いで2人目の70mスローワーとなった。

2007年6月には、70m20の自己ベスト(ヨーロッパ新記録)を更新、同年のドイツ選手権で初めてドイツチャンピオンに輝くと、同年夏の大阪の世界選手権では、66m46で2大会連続の銀メダルを獲得した。

2008年は、7月にドイツ選手権を2連覇。北京オリンピックに出場し、66m13で、チェコバルボラ・シュポタコバロシアマリア・アバクモワに次いで3位となり銅メダルを獲得したが、2016年にマリア・アバクモワのドーピング違反が発覚し繰り上がりで銀メダル獲得となった[1]。なお、この試合、アバクモアは4投目に70m78、シュポタコバは6投目に71m42を記録し、ともにオーバークフォルの持っていたヨーロッパ記録を更新した。2013年世界陸上競技選手権大会では、念願の初優勝を果たし、シルバーコレクターの異名を返上した[2]

自己ベスト

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  • やり投 - 70m20 (2007年)

主な実績

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大会 場所 種目 結果 記録
2000 世界ジュニア陸上選手権 サンティアゴ(チリ) やり投 8位 50m23
2004 オリンピック アテネ(ギリシャ) やり投 15位(q) 60m41
2005 世界陸上選手権 ヘルシンキ(フィンランド) やり投 2位 70m03
2006 ヨーロッパ陸上選手権 ヨーテボリ(スウェーデン) やり投 4位 61m89
2007 世界陸上選手権 大阪(日本) やり投 2位 66m46
2007 IAAFワールドアスレチックファイナル シュトゥットガルト(ドイツ) やり投 3位 62m47
2008 オリンピック 北京(中国) やり投 2位[3] 66m13
2012 オリンピック ロンドン(イギリス) やり投 2位 65m16
2013 世界選手権 モスクワ(ロシア) やり投 優勝 69m05
  • qは予選

脚注

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  1. ^ 五輪=北京五輪銀のロシア選手アバクモワ、薬物陽性でメダル剥奪
  2. ^ 陸上競技社 編(2013):114, 123ページ
  3. ^ マリア・アバクモワのドーピング違反による繰り上がり

参考文献

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  • 陸上競技社 編『月刊陸上競技 2013年10月号』陸上競技社・講談社、平成25年10月1日発行、9月14日発売、305p.

外部リンク

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