グラフこんにちは日本共産党です
グラフこんにちは日本共産党です(グラフこんにちはにほんきょうさんとうです)は、日本共産党中央委員会が1983年 - 2000年に発行していた日本語の雑誌(総合誌)である。政治・社会の他、大衆芸能の情報も積極的に取り扱っていた。略称はグラこん[1]。
概要
編集第二次世界大戦前の『無産者グラフ』の伝統を引き継いで、1983年8月24日、創刊号(1983年9月号)が発行された[2]。
写真を前面に押し出す構成は、当時相次いで創刊された写真週刊誌と共通であったが、プライバシー侵害や強引な取材を避ける態度が取られ、政治や社会の問題、同党の活動を伝えた。1冊200円。
題字は「こんにちは」の文字が中央に大きく、その左側に「グラフ」が縦書きで、「こんにちは」の右下に「日本共産党です」の文字が、小さく配されていた。
表紙にはアイドル・俳優が起用されていた。旬の芸能人を起用する点ではしんぶん赤旗日曜版(終面インタビュー欄)の路線と共通するも本誌はより大衆路線を追求しており、政党が発行するものとしてはかなり異色の存在であった。
表紙になった主な人物
編集脚注
編集- ^ 青梅市議会議員 田中みずほの市政革新ブロググラフこんにちは 17年で終刊2011年1月2日-2011年8月31日閲覧
- ^ 日本共産党中央委員会『日本共産党の七十年』(新日本出版社、1994年)下p.178, 党史年表p.295
- ^ 国立国会図書館蔵書検索