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グランド・ブークル(Grande Boucle)は、例年7月頃にフランスで開催された、女子自転車競技ロードレースのステージレースの名称。かつてはツール・ド・フランスの女子レース版とも言われた。

概略編集

1984年に創設されたものの、女子の場合、男子と違ってステージレースでの戦いは選手の実力差が大きすぎることに起因して、レースの迫力に欠けると見られてスポンサーがなかなかついてくれず、主催者側は常にスポンサー探しに奔走する羽目に陥った。ついには1980年代終盤には大会運営そのものが困難になり、1990年1991年は休止を余儀なくされた。

1992年より再開されたものの、人気面は相も変わらず今一つだったこともあり、主催者側は名称変更を検討。1997年、ツール・ド・フランスの略称名であるツール(Le Tour)をもじって、ウーマンズ・ツール(Women's Tour)という名称に変えたが、「ツール」という名称をこのレースの正式名として使用するのは相応しくないとして、翌1998年には元のグランド・ブークルに戻った。

当レースは当初より、10~15ステージ程度で行われてきたが、2004年にはそれだけのコース設定を組むことが不可能になったとして、3度目のレース中止を余儀なくされた。翌2005年からは5ステージ以内に限定することで再開するが、ステージ数を減らしてもなお、開催場所を特定するのが困難な情勢だった。加えて国際自転車競技連合(UCI)のこのレースに対する評価は低く、むしろ女子選手の栄誉としては、夏季オリンピック世界自転車選手権での優勝や、ワンデーレースのシリーズ戦である、UCI女子ロードワールドカップにおける総合優勝のほうが価値が高いと見られ、年によっては参加選手数が著しく少なくなるケースがあった背景により、2009年の開催を最後に休止している。

かつては、ジロ・ドンネ(Giro Donne)、ツール・ド・ロード・シクリスト・フェミナン(Tour de l'Aude cycliste feminin)とともに、女子ロードレースの3大ステージレースとして位置付けられていた。

歴代優勝者・上位入賞者編集

優勝 2位 3位
2009   エマ・プーリー   クリスティアーネ・ゼーダー   マリアンヌ・フォス
2008   クリスティアーネ・ゼーダー   カリン・テュリヒ   ニコール・クック
2007   ニコール・クック   プリスカ・ドップマン   エマ・プーリー
2006   ニコール・クック   マリリーヌ・サルヴェタ   タツィアーナ・シャラコワ
2005   プリスカ・ドップマン   ウドヴィージュ・ピテル   クリスティアーネ・ゼーダー
2004 レース中止
2003   ホアネ・ソマリバ   ニコーレ・ブレンドリ   ユーディト・アルント
2002   ジナイダ・スタルスカヤ   スザンヌ・ユンスコック   ホアネ・ソマリバ
2001   ホアネ・ソマリバ   ファビアーナ・ルペリーニ   ユーディト・アルント
2000   ホアネ・ソマリバ   エディタ・プチンスカイテー   ジェラルディーヌ・ロウェンギュト
1999   ディアナ・ジリウーテー   ヴァレンティナ・ポルハノワ   エディタ・プチンスカイテー
1998   エディタ・プチンスカイテー   ファビアーナ・ルペリーニ   アレッサンドリア・カッペッロット
1997   ファビアーナ・ルペルリーニ   バルバーラ・ヘープ   リンダ・ジャクソン
1996   ファビアーナ・ルペリーニ   ラサ・ポリケヴィチウーテー   ジャニー・ロンゴ
1995   ファビアーナ・ルペリーニ   ジャニー・ロンゴ   ルーツィア・ツベルク
1994   ヴァレンティナ・ポルカノワ   ラサ・ポリケヴィチウーテー   セシル・オダン
1993   レオンティエン・ファンモールセル   マリオン・クリニェ   ハイディ・ファンデファイヴェル
1992   レオンティエン・ファンモールセル   ジャニー・ロンゴ   ハイディ・ファンデファイヴェル
1991 開催中止
1990 開催中止
1989   ジャニー・ロンゴ   マリア・カニンス   インガ・トンプソン
1988   ジャニー・ロンゴ   マリア・カニンス   エリザベス・ヘップル
1987   ジャニー・ロンゴ   マリア・カニンス   ウーテ・エンツェナウアー
1986   マリア・カニンス   ジャニー・ロンゴ   インガ・トンプソン
1985   マリア・カニンス   ジャニー・ロンゴ   セシル・オダン
1984   マリアンヌ・マーティン   ヘレン・ハーヘ   デボラ・シュムウェイ