シュコダ財閥

東ヨーロッパの財閥・コングロマリット

シュコダ(またはシュコーダスコダŠkodaCs-Skoda.ogg 発音[ヘルプ/ファイル])は、シュコダ・ワークスŠkoda Worksチェコ語Škodovy závody, 1859年創立)を頂点とした、オーストリア=ハンガリー帝国及びチェコスロバキア最大の財閥。本拠地はチェコプルゼニ20世紀ヨーロッパにおける最大級の工業コングロマリットでもあり、第二次世界大戦期までは各種兵器機関車鉄道車両)、飛行機自動車工作機械蒸気タービン発電所設備などを製造していた。特に1935年に制式化されたしたLT-351938年LT-38(ČKD社設計、シュコダは一部生産を担当)はナチス・ドイツヒトラーによるチェコスロバキア併合後にそれぞれ35(t)戦車、38(t)戦車と呼ばれ、大戦序盤は主要戦車として活躍した。

第二次大戦後にチェコスロバキアが共産主義国家化すると、民間企業の国有化政策の一環から、シュコダは一部製造部門がそれぞれ国営企業として分社化された後[1]国営企業・Závody Vladimíra Iljiče Lenina社となった。

ビロード革命後に会社は民営化されたが、冷戦終結の余波から兵器部門の業績が頭打ちになるなどし、企業体制の再編成がなされた。現在は持株会社シュコダ・ホールディングŠkoda Holding a. s., 2000年発足)を中心とした企業体となっている。

脚注 編集

  1. ^ なお、この時に分社化された自動車部門は現在シュコダ・オートとなっている。フォルクスワーゲンの100 %子会社で、シュコダの名前とエンブレムを残しているが、シュコダ・ホールディングとは無関係になっている。

関連項目 編集

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