テネラニ
テネラニ(Tenerani、1944年 - ?)はイタリアの競走馬。イタリアの天才馬産家であるフェデリコ・テシオの傑作でダービーイタリアーノ、ミラノ大賞典等に勝ったほか、イタリア国内にとどまらず、イギリスでもグッドウッドカップ、クイーンエリザベスステークス(キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの前身)に勝った。
テネラニ | |
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品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 1944年 |
死没 | 不明(1965年?) |
父 | ベッリーニ |
母 | トファネラ |
生国 | イタリア |
生産者 | フェデリコ・テシオ |
馬主 | フェデリコ・テシオ |
調教師 | フェデリコ・テシオ |
競走成績 | |
生涯成績 | 27戦17勝 |
獲得賞金 | 42,141ドル(米貨換算) |
戦績編集
リボー、ネアルコと同じフェデリコ・テシオの生産で、テシオの生産馬の中でも特に国際的に活躍した競走馬として知られている。父はダービーイタリアーノ優勝馬ベリーニ、その父は5戦無敗でテシオが*生前生涯最良の名馬と褒め称えた程の名馬カヴァリエレダルピーノであり、テシオとしては珍しく自家生産馬を用いて生産している。(*テシオはリボーのデビュー直前に死亡している。)
競走成績、種牡馬成績共に優れ、3歳時にはダービーイタリアーノ、セントレジャーイタリアーノ、ミラノ大賞典、イタリア大賞典、伊ジョッキークラブ大賞等に勝ち1947年イタリア最優秀3歳馬に選ばれた。翌年は活躍の場をイタリア国外にも広げクイーンエリザベスステークス、グッドウッドカップの2つの権威あるイギリスの競走に勝った。イタリアでもオムニウム賞(現共和国大統領賞)に勝ち、ミラノ大賞典2着等活躍した。この年もイタリア最優秀古馬に選ばれている。
引退後は当初イタリアで種牡馬入り。1952年にイギリスに輸出され、1960年再輸入された。産駒はリボーが飛び抜けて知られているが、他にもアスコットゴールドカップ連覇の名ステイヤーファイティングチャーリー (Fighting Charlie) 、グッドウッドカップ親子制覇のテンターフックス (Tenterhooks) 、ミラノ大賞典優勝馬マルホア (Malhoa) 、セントレジャーイタリアーノ優勝馬デレイン (Derain) 、ドンカスターカップ優勝馬ボナール (Bonnard) 、イタリアリーディングサイアーティソ (Tissot) らがいる。これら産駒群の子孫は全て2,3代で滅び、直系子孫はリボーを通じてのみ伝えられている。子孫はリボー系参照。
血統表編集
テネラニの血統(セントサイモン系 / Cyllene5×4.5=12.50% St.Simon5×5.5=9.375%) | (血統表の出典) | |||
父 Bellini 1937 鹿毛 |
父の父 Cavaliere d'Arpino1926 鹿毛 |
Havresac 1915 黒鹿毛 |
Rabelais | |
Hors Concours | ||||
Chuette 1916 |
Cicero | |||
Chute | ||||
父の母 Bella Minna1923 |
Bachelor's Double 1906 栗毛 |
Tredennis | ||
Lady Bawn | ||||
Santa Minna 1915 |
Santoi | |||
Minnow | ||||
母 Tofanella 1931 栗毛 |
Apelle 1923 栗毛 |
Sardanapale 1911 鹿毛 |
Prestige | |
Gemma | ||||
Angelina 1913 |
St.Frusquin | |||
Seraphine | ||||
母の母 Try Try Again1922 |
Cylgad 1909 |
Cyllene | ||
Gadfly | ||||
Perseverance 1904 鹿毛 |
Persimmon | |||
Reminiscence F-No.6-d |