ノースバンクーバー (ブリティッシュコロンビア州)
ノースバンクーバー市(英: City of North Vancouver)は、カナダ、ブリティッシュコロンビア州のバラード入江北岸に位置する都市。バンクーバーの対岸にあり[2]、一般にバンクーバーの郊外として知られる。また、地方行政区ではメトロバンクーバーに属し、バンクーバー大都市圏の一部を形成している。
ノースバンクーバー | |
(メトロバンクーバー内の位置) | |
座標:北緯49度19分00秒 西経123度04分00秒 / 北緯49.31667度 西経123.06667度 | |
基礎データ | |
国 | カナダ |
州 | ブリティッシュコロンビア州 |
行政区 | メトロバンクーバー |
都市名 | ノースバンクーバー市 |
英語名 | City of North Vancouver |
創設日 | 1907年 |
面積 | 11.95 km² |
標高 | 海抜 60 m |
人口 | (2001年[1]) |
- 市域 | 44,303 人 |
- 人口密度 | 3,706.2 人/km² |
時間帯 | 太平洋標準時(PST)、UTC-8 |
夏時間 | 太平洋夏時間(PDT)、UTC-7 |
郵便番号 | V7G ~ V7R |
市外局番 | +1-604、+1-778 |
公式サイト |
地理
編集南はバラード入江を挟んでバンクーバーがあり、東西と北はノースバンクーバー地区に囲まれている。ロンズデール周辺には高層住宅街があり、市内の人口が集中している。
ノースバンクーバー地区やウェストバンクーバー地区と多くの共通点があり、3つの都市を合わせて1つのエリア(北岸地域)と見なすこともある。ノースバンクーバー地区とノースバンクーバー市は行政サービスに違いが見られるが、一般に区別せず総称して「ノースバンクーバー」と呼ぶことが多い。
歴史
編集バラード入江沿岸では最も早い入植が見られた場所で、19世紀後半、北岸地域全体を含む都市「ノースバンクーバー」が組織されていった。しかし、1890年代、ノースバンクーバーは財政破綻に合い、1907年、法的に破産する。この結果、都市はウェストバンクーバー地区とノースバンクーバー地区に分割され、ノースバンクーバー市はわずかなエリアだけを残し、現在の姿となる。
交通
編集対岸のバンクーバーとはライオンズゲートブリッジ、アイアンワーカーズメモリアル・セカンドナローズクロッシングの2つの道路橋で結ばれている。また、トランスリンクが運航しているシーバスと呼ばれるフェリーによっても行き来できる。市バスはこのトランスリンクとコーストマウンテンバスによって運営されており、そのハブ・ターミナルはシーバスの北側ターミナルでもあるロンズデール・キーにある。
メインストリート
編集メインストリートはロンズデール通り(Lonsdale Avenue)であり、ロンズデール・キーより北へ伸びている。
ハイウェイ
編集トランスカナダハイウェイの一部であるHWY1号線(Highway 1)が市内の北部を走っている。
経済
編集運送業や化学工業、映画制作などの産業がよく知られる。
姉妹都市
編集脚注
編集- ^ “2001 Community Profiles | Community Highlights for North Vancouver”. 2008年5月13日閲覧。
- ^ 『世界の美しい色の町、愛らしい家』エクスナレッジ、2015年、194頁。ISBN 978-4-7678-1932-7。