ハワード・ザ・ダックHoward The Duck)は、マーベル・コミックの世界に登場する架空のキャラクター、及びそれを主人公としたアメリカン・コミック作品である。スティーヴ・ガーバー英語版ヴァル・メイエリック英語版によって創造された。初登場は1973年12月の『Adventure into Fear』第19号。

Howard the Duck
出版の情報
出版者マーベル・コミック
初登場Adventure into Fear』#19(1973年12月)
クリエイタースティーヴ・ガーバー英語版
ヴァル・メイエリック英語版
作中の情報
本名ハワード・ダックソン
種族Duckworldian
出身地ダックワールド
所属チームサーカス・オブ・クライム英語版
ディフェンダーズ
オールナイト・パーティー
デイドリーマーズ
A.R.M.O.R.
フィアーサム・フォー
ダッキー・ダズン
パートナーマンシング英語版
ビバリー・スウィッツラー英語版
著名な別名レオナルド・ ザ・ダック
ハワード・ザ・ヒューマン
アイアン・ダック
エージェント・ダック
シニカル・ダック
能力
  • クワック・フーの達人
  • 最小限の魔法操作
  • アイアン・ダックの機能
    • 超人的な強さと耐久性
    • 脚部に取り付けられた跳躍コイル
    • 胸部に取り付けられたサーチライト
    • 両腕の火炎放射器

概要

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日本では、ジョージ・ルーカスによって製作された同名の映画作品が有名だが、内容や設定などは大きく異なる。

あらすじ

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水鳥が知的生命体に進化した別次元の惑星の出身。ある時トグ・ザ・ネザースポーン(Thog The Nether-Spawn)の魔術に巻き込まれ、ハワードは地球のフロリダに落下。元の世界に戻るため、ジェニファー・ケイルや沢地の番人マン・シングと共にリージョン・オブ・ナイトを結成しトグと戦った。トグとの戦いに勝利し帰還を試みるが失敗。今度はオハイオ州クリーブランドに落下。クリーブランドでは仕事も家もうまく見つけられなかったが、元絵画モデルであり女優のビバリー・スウィッツラーを悪党から救い出した後、相思相愛となったビバリーと共に人とアヒルの共同生活を開始する。その後もミュータントハンターに狙われた若いミュータントを助け友情を結んだりした。

シビル・ウォーでは超人登録法に従うことを選んだが、いざ登録しようとしたら超人(ヒーロー)として認識されていなかったことが判明する。シークレット・インベージョンでも地球に襲来するスクラル軍に果敢に立ち向かっている。

日本語版

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ヴィレッジブックスより発売の『デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベルユニバース』でデッドプールに丸焼きにされてしまっている。同社より発売の『シークレット・インベージョン』では数多くのヒーローに紛れて登場している。

アシェット・コレクションズ・ジャパンより販売の分冊百科『マーベル グラフィックノベル・コレクション』では67号(2024年8/21号)のラインナップとして『ハワード・ザ・ダック』が2024年8月7日に発売。

映画版

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MCU版

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マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では、セス・グリーンが声優を務める。日本語吹替は伊丸岡篤が担当。

本項では、“アース616”におけるハワード・ザ・ダックを主軸として表記する。

キャラクター像

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小柄なアヒルのような容姿と、人間と同等の四肢を有してスーツを着用し、言語も話す宇宙人。出番は多くないものの、そのユニークな外見とは裏腹に、登場する度に長広舌をふるっている。

『ホワット・イフ...?』版

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現在のところ、“アース21818”と、“アース72124”におけるハワードの存在が描写されており、双方ともに正史のハワードと同等のキャラクター像である。

描写

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
物語のエンドロールにカメオ出演する形で初登場。採掘コロニー「ノーウェア」のタニリーア・ティヴァン/コレクターコレクションルームにいた、ティヴァンの収集物の一つとして登場し[1]、コレクションルームを荒らされたティヴァンに、「なんで犬に舐めさせる、気色悪い」と声をかけ、酒を口にして「染み渡るぜ」と呟く[2]
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
コントラクシア」の「アイアン・ロータス」で「ロボット娼婦」相手に酒を飲みながら彼女を口説く。
アベンジャーズ/エンドゲーム
クライマックスの最終決戦にのみ登場。“デシメーション”の影響で消滅していたかどうかは不明だが、銃器を携えて「ラヴェジャーズ」と共にアベンジャーズに加勢し、サノスの群勢に戦いを挑んでいる。
ホワット・イフ...?』シーズン1
第2話
アース21818におけるハワードが登場。正史と同様にノーウェアのティヴァンコレクションルームで収集物の一つとして登場し、来訪したティ・チャラ/スター・ロードに解放されるとコレクションルームの案内をさせられ、途中で辿り着いたバーカウンターについて酒を飲みながら、ティ・チャラを見送る。
第7話
アース72124におけるハワードが登場。地球のラスベガスにやって来て、ソーが催したパーティーに参加すると、そこにやってきたダーシー・ルイスを「ナチョス食う?」とデートに誘い、彼女との結婚式まで開いた。後日ダーシーを「ミセス・ダック」と呼び、ジェーン・フォスターから八つ当たりされる姿も見せる
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3
クラグリン・オブフォンテリ、コスモらとカードゲームに興じていた。

関連項目

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脚注

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出典

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  1. ^ Lussier, Germain (2014年7月29日). "James Gunn and Kevin Feige Tease 'Guardians of the Galaxy' Easter Eggs" (英語). /Film. 2022年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月10日閲覧
  2. ^ Webb, Charles (2014年8月1日). “WHO WAS THAT VOICE IN THE GUARDIANS OF THE GALAXY END CREDITS SCENE? [MASSIVE SPOILERS]” (英語). Nerdist. 2014年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月2日閲覧。

外部リンク

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