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ロケット・ラクーンRocket Raccoon)は、マーベルコミックスが出版するコミック作品に登場するキャラクター、スーパーヒーローである。ビル・マントロ英語版キース・ギッフェン英語版によって創造されたこのキャラクターは『マーベル・プレビュー英語版』第7号(1976年夏)で初登場した。ロケットは高い知能を持った擬人化アライグマで、戦術家で狙撃手である。キャラクターの名前はビートルズの1968年の楽曲「ロッキー・ラクーン」("Rocky Raccoon")から来ている。

Rocket Raccoon
出版の情報
出版者 マーベルコミックス
初登場マーベル・プレビュー英語版』第7号(1976年夏)
クリエイター ビル・マントロ英語版
キース・ギッフェン英語版
作中の情報
所属チーム ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー
能力 戦術家・現場指揮官
狙撃手
宇宙船パイロット

ロケット・ラクーンは2008年にリランチされたスーパーヒーローチームのガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーの一員である。ロケットは同チームのメンバーとしてテレビアニメやテレビゲームに登場している。2014年の実写映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』では原語版ではブラッドリー・クーパーが日本語吹き替え版では加藤浩次が声優を務めた。

出版上の歴史編集

キャラクターはビル・マントロ英語版キース・ギッフェン英語版が創造し、ビートルズの楽曲「ロッキー・ラクーン」に触発されている[1]。楽曲の引用は「Now Somewhere In the Black Holes of Sirius Major There Lived a Young Boy Named Rocket Raccoon」と題された『インクレディブル・ハルク英語版』第271号(1982年5月)でも見られる[2]

ロケット・ラクーンは『マーベル・プレビュー英語版』第7号(1976年夏)で「ロッキー・ラクーン」の名で初登場した。次に登場した『インクレディブル・ハルク』第271号(1982年5月)で「ロッキー」は「ロケット」の略称であったことが判明した。1985年には全4号のリミテッドシリーズ『ロケット・ラクーン英語版』がマイク・ミニョーラアル・ゴードン英語版アル・ミルグロム英語版執筆により発売された。ロケットは後に1990年に『クエーサー英語版』第15号、1992年に『センセーショナル・シー・ハルク』第#44-46号に登場した[2]

2006年に『エグザイルズ英語版』に登場後[2]、2007年のリミテッドシリーズ『アナアイレーション: コンクエスト英語版』及び『アナアイレーション: コンクエスト - スターロード』に現れ[2][3]、それに続いて新創刊された『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』で同チームのメンバーとなった[2][4]

ロケット・ラクーンは他のカーディアンズのメンバーと共に『アベンジャーズ・アッセンブル』に登場した[5][6]。ロケットはマーベルNOW!英語版の一環でリランチされた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』第3期でも登場している[7]

2014年2月、スコッティ・ヤング英語版はロケット・ラクーンのオンゴーイングシリーズを担当することを発表した[8]

キャラクターのバイオグラフィ編集

ロケット・ラクーンは「キーストーン・クアッドラントの守護者」であり、そこはギャラクティック・ウォールによって外部と隔絶された宇宙領域であった。ロケットは宇宙船「ラックン・ルイン」の船長であり、彼と一等航海士のウォル・ラス(喋るセイウチ)はキーストーン・クアッドラントに存在する、遺伝子改造されて人間並みの知能を持って二足歩行可能な動物たちが住む捨てられたコロニーの惑星ハーフワールド出身である。ロケットは様々な脅威からコロニーを守る最高法務官(「レンジャー」)である[9]

ある時、ジャドソン・ジェイクスがハーフワールド・バイブルを盗もうとした際、ロケットとハルクによって防がれた[9]。その後、ロード・ディヴィンがロケットの友人のライラを誘拐し、ジェイクスはトイ・ウォーを開始した[10]。トイ・ウォーが続くとブラックジャック・オヘアはロケットとチームを組み、ロケットはライラと再会した[11]。すぐにラックン・ルインが破壊されるとジャドソン・ジェイクスとロード・ディヴィンはロケット・ラクーン殺害のために手を組んだ[12]。ジャドソン・ジェイクスとロード・ディヴィンが死亡したとみられると、ロケットと彼の友人たちは精神疾患のルーニーズを治療した。ロケットと動物及びロボットたちは冒険のためにハーフワールドを離れて宇宙へと発った[13]。しばらくするとロケットはストレンジャー英語版の実験所となっていた惑星で監禁されるが、脱出した[14]

その後ロケットはクリー英語版の故郷を侵略するファランクス英語版を食い止める任務に挑むスター・ロードに同行した[15]。ここでロケットは恐れ知らずで洞察力に優れた戦略家として描かれた。また強迫性障害であることが示唆された[16]。ロケットのトレードマークであるロケットスケートは描かれなかった[15]

ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー編集

ロケットは友人のスター・ロードの要請により新結成されたガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーに加わった[17]。その後チームがほぼ解散状態となり、ピーター・クィルがロナン英語版によってネガティブ・ゾーンに連れされると、ロケットはチームを存続させ、グルートがメンバーになると2人は友人となった[18]。ロケットはピーターを救出し、地球をエイリアンの侵略から救うまではリーダーの役割を引き継いだ[19]。激化するウォー・オブ・キングス英語版を止めようとする際、ロケットはシャイア英語版に接触する部隊を率いた。しかしながら彼らは皇帝ヴァルカン英語版の旗艦にテレポートすることができず、スタージャマーズ英語版とロケットの旧友のチョド英語版により助けられた[20]。彼らはシャイアの正統な女王を連れ帰ることができず、ロケットが去った後に彼女は殺害された[21]

パワーと能力編集

ロケット・ラクーンは地球のアライグマと同様に、俊敏性(訓練によりさらに強化されている)、鋭い嗅覚、視力、聴力、触覚を備えている。彼は洗練された宇宙船パイロット狙撃手で、重火器や2丁のレーザーピストルを好んで使う。軍事戦術家としても優れており、スターロード不在の時はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを指揮する。

他のメディア編集

テレビ編集

映画編集

テレビゲーム編集

  • Facebookゲーム『Marvel: Avengers Alliance』でロケット・ラクーンが操作可能キャラクターとして登場した。

コレクテッド・エディション編集

タイトル 収録内容 発行日 ISBN
Rocket Raccoon: Guardian of the Keystone Quadrant The Incredible Hulk #271, Rocket Raccoon #1-4, Marvel Preview #7 ("The Sword in the Star!: Stave 2: Witchworld!" 2011年8月 ISBN 978-0-7851-5527-0
Rocket Raccoon & Groot: The Complete Collection Tales to Astonish #13, Marvel Preview #7, Incredible Hulk #271, Rocket Raccoon #1-4, Annihilators #1-4, and Annihilators: Earthfall #1-4 2013年4月 ISBN 978-0-7851-6713-6

参考文献編集

  1. ^ Reed, Bill (2007年6月12日). “365 Reasons to Love Comics #163”. Comics Should Be Good. Comic Book Resources. 2012年9月10日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年9月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e Cronin, Brian (2014年2月19日). “The Unlikely Journey of "Guardians of the Galaxy" Star Rocket Raccoon”. Comic Book Resources. 2014年2月21日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2014年2月21日閲覧。
  3. ^ GETTING EXCLUSIVE AT MARVEL’S CUP O’ JOE”. WizardUniverse.com. 2007年3月30日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2007年2月25日閲覧。
  4. ^ Rogers, Vaneta (2008年5月14日). “Greeting the Guardians: Rocket Raccoon, Groot”. Newsarama. 2009年2月21日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2009年2月21日閲覧。
  5. ^ Beames, Robert (2012年6月14日). “Marvel Teasing Guardians of the Galaxy As Next Movie?”. WhatCulture!. 2012年9月12日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年9月11日閲覧。
  6. ^ Truitt, Brian (2012年3月12日). “Comic-book Avengers assemble ahead of movie version”. USA Today. オリジナルの2012年9月12日時点によるアーカイブ。. https://www.webcitation.org/6AbubUugA?url=http://www.usatoday.com/life/comics/story/2012-02-28/Avengers-Assemble-comic-book-series/53503232/1 2012年9月11日閲覧。 
  7. ^ Richards, Dave (2012年10月14日). “NYCC: Bendis, McNiven & Wacker Relaunch the "Guardians of the Galaxy"”. Comic Book Resources. 2012年10月15日閲覧。
  8. ^ Meylikhov, Matthew (February 28, 2014)"Rocket Raccoon Blasts Off (and Probably Other Puns) in New Skottie Young Series", Multiversity Comics (accessed March 10, 2014)
  9. ^ a b ビル・マントロ英語版 (w), サル・ビュッセマ英語版 (p). "Rocket Raccoon!" The Incredible Hulk #271 (1982年5月), Marvel Comics
  10. ^ ビル・マントロ英語版 (w), マイク・ミニョーラ (p), アル・ゴードン英語版 (i). "Rocket Raccoon/Animal Crackers" Rocket Raccoon #1 (1985年5月), Marvel Comics
  11. ^ ビル・マントロ英語版 (w), マイク・ミニョーラ (p), アル・ゴードン英語版 (i). "The Masque of the Red Breath" Rocket Raccoon #2 (1985年6月), Marvel Comics
  12. ^ ビル・マントロ英語版 (w), マイク・ミニョーラ (p), アル・ゴードン英語版 (i). "The Book of Revelations!" Rocket Raccoon #3 (1985年7月), Marvel Comics
  13. ^ ビル・マントロ英語版 (w), マイク・ミニョーラ (p), アル・ゴードン英語版 (i). "The Age of Enlightenment" Rocket Raccoon #4 (1985年8月), Marvel Comics
  14. ^ マーク・グリューンワルト英語版 (w), マイク・マンリー英語版 (p), ダン・パノシアン英語版 (i). "Death Watch (Journey Into Mystery Part 3 of 4)" Quasar #15 (1990年10月), Marvel Comics
  15. ^ a b キース・ギッフェン英語版 (w), ティモシー・グリーン二世英語版 (p), ヴィクター・オラザバ (i). Annihilation: Conquest - Star-Lord #1 (2007年9月), Marvel Comics
  16. ^ キース・ギッフェン英語版 (w), ティモシー・グリーン二世英語版 (p), ヴィクター・オラザバ (i). Annihilation: Conquest - Star-Lord #2 (2007年10月), Marvel Comics
  17. ^ ダン・アブネット, アンディ・ランニング (w), ポール・ペルティエ英語版 (p), リック・マグヤー (i). "Somebody's Got To Do It" Guardians of the Galaxy vol. 2, #1 (2008年7月), Marvel Comics
  18. ^ ダン・アブネット, アンディ・ランニング (w), ブラッド・ウォーカー (p), リック・マグヤー (i). "Past Mistakes" Guardians of the Galaxy vol. 2, #8 (2009年2月), Marvel Comics
  19. ^ ダン・アブネット, アンディ・ランニング (w), ブラッド・ウォーカー (p), リック・マグヤー、ジョン・リヴゼイ (i). "Blastaared" Guardians of the Galaxy vol. 2, #10 (2009年4月), Marvel Comics
  20. ^ ブラッド・ウォーカー (p), ヴィクター・オラザバ (i). "Peacemakers" Guardians of the Galaxy vol. 2, #13 (2009年6月), Marvel Comics
  21. ^ ダン・アブネット, アンディ・ランニング (w), ポール・ペルティエ英語版 (p), リック・マグヤー (i). "The Head That Wears the Crown" War of Kings #3 (2009年7月), Marvel Comics
  22. ^ by dailypop (2011年9月11日). “New characters and more in Avengers: Earth’s Mightiest Heroes season 2”. Dailypop.wordpress.com. 2014年5月7日閲覧。
  23. ^ Sneak Peak: Images on Upcoming Ultimate Spider-Man episode "Guardians of the Galaxy"”. comicbookmovie (2013年7月19日). 2014年8月1日閲覧。
  24. ^ Marvel's Avengers Assemble Clip: Teaming with the Guardians of the Galaxy - IGN Video”. Ign.com (2014年4月4日). 2014年5月7日閲覧。
  25. ^ "It's a Wonderful Smash". Hulk and the Agents of S.M.A.S.H.. Disney XD. 2014年7月6日放送. 25回,シーズン1.
  26. ^ Kit, Borys (2012年7月14日). “'Comic-Con 2012: Marvel Names 'Avengers' Follow-Ups; Robert Downey Jr. Makes Surprise Appearance'”. The Hollywood Reporter. オリジナルの2012年8月5日時点によるアーカイブ。. https://www.webcitation.org/69gDu8lmx?url=http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/comic-con-2012-marvel-movies-robert-downey-jr-349346 2012年7月16日閲覧。 
  27. ^ OFFICIAL: Bradley Cooper to Voice Rocket Raccoon in Marvel’s Guardians of the Galaxy”. Marvel (2013年8月30日). 2014年3月10日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年8月30日閲覧。
  28. ^ Sinclair, Brendan (2011年7月20日). “GameSpot - Ultimate Marvel vs. Capcom 3 roster leaked”. comic-con.gamespot.com. 2011年7月22日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2014年8月1日閲覧。
  29. ^ Rocket Raccoon joins Marvel Heroes”. Marvel Heroes (2012年7月16日). 2012年8月7日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年7月19日閲覧。
  30. ^ Goofing Around With Mr. Fantastic - Lego Marvel Super Heroes - Xbox 360”. www.GameInformer.com (2013年8月21日). 2014年5月7日閲覧。
  31. ^ Disney Infinity Marvel Super Heroes Announced”. IGN (2014年4月30日). 2014年4月30日閲覧。

外部リンク編集