パトリック・ロビンソン (コーナーバック)

パトリック・ロビンソン(Patrick Robinson 1987年9月7日- )はフロリダ州マイアミ出身の元アメリカンフットボール選手。現役時代のポジションはコーナーバック

パトリック・ロビンソン
Patrick Robinson
refer to caption
現役選手時代
(2015年)
基本情報
ポジション コーナーバック
生年月日 (1987-09-07) 1987年9月7日(36歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ
身長: 5' 11" =約180.3cm
体重: 191 lb =約86.6kg
経歴
大学 フロリダ州立大学
NFLドラフト 2010年 / 1巡目全体32位
初出場年 2010年
初出場チーム ニューオーリンズ・セインツ
所属歴
2010-2014 ニューオーリンズ・セインツ
2015 サンディエゴ・チャージャーズ
2016 インディアナポリス・コルツ
2017 フィラデルフィア・イーグルス
2018-2020 ニューオーリンズ・セインツ
受賞歴・記録
スーパーボウル制覇(1回)
第52回
NFL 通算成績
タックル 338回
パスディフェンス 81回
インターセプト 16回
タッチダウン 1回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

経歴 編集

プロ入り前 編集

高校時代はワイドレシーバーとしてプレーした。高校2年次には 32回のレシーブで491ヤードを獲得、6TD、8インターセプト、高校3年次には10TD、11インターセプトをあげた[1]

大学入学前、Rivals.com からは、四つ星、全米で16位のコーナーバックに評価された[2]フロリダ大学ミネソタ大学、フロリダ州立大学からオファーを受けた彼は、フロリダ州立大学に進学した。

1年次の2006年、左コーナーバック、トニー・カーターの控えとして12試合に出場し、11タックルを記録した。クレムゾン大学戦ではトライフォーポイントをブロック、カーターのリターンTDにつなげた。2年次の2007年、先発5試合を含む12試合に出場し、27タックル、大学記録となる5試合連続インターセプトをあげて、6インターセプトを記録、アトランティック・コースト・カンファレンスのオールチームに選ばれた[1]

3年次の2008年は、8試合の先発を含む9試合に出場、26タックル、1インターセプトであった。2009年には自己ベストの52タックルをあげた[1]

2010年のNFLドラフト1巡でニューオーリンズ・セインツに指名された[1]。7月29日、セインツと5年契約を結んだ。

ニューオーリンズ・セインツ 編集

 
セインツ時代

2010年シーズン開幕戦、ミネソタ・バイキングス戦にてプロデビュー[3]。10月10日のアリゾナ・カージナルス戦でキャリア初先発出場した[4]。ルーキーシーズンは11試合出場、4先発で28タックルを挙げた[5]。またシアトル・シーホークスとのワイルドカードゲームにも出場し、ポストシーズンも経験した。

2011年シーズン、10月2日のジャクソンビル・ジャガーズ戦にてブレイン・ギャバート相手にプロ初インターセプトを記録した。2年目のシーズンは15試合出場・7先発で、47タックル・15パスディフェンス・4インターセプトを挙げた [5]

2012年11月5日のフィラデルフィア・イーグルス戦ではマイケル・ヴィックのパスをインターセプト、99ヤードのリターンTDをあげて、ダレン・シャーパーのチーム記録に並んだ[6]。この年は全16試合で先発出場を果たし、64タックル・18パスディフェンスはいずれもキャリアハイであった。

2013年シーズンは膝蓋骨の怪我によりわずか2試合の出場に留まり、契約最終年の2014年は14試合出場・6先発で、39タックル・11パスディフェンスという成績であった[5]

サンディエゴ・チャージャーズ 編集

2015年3月19日にサンディエゴ・チャージャーズと1年契約を結んだ。

シーズン開幕戦のデトロイト・ライオンズ戦で移籍後初出場し、3タックルを挙げた他、マシュー・スタッフォード相手にインターセプトを奪取するなどの活躍でチームの勝利に貢献した[7]。このシーズンは全試合に出場し、49タックル・8パスディフェンスを記録した[5]

インディアナポリス・コルツ 編集

2016年3月23日にインディアナポリス・コルツと3年契約を結んだ[8]。しかしこの年は怪我に悩まされ7試合出場に留まり、オフに放出された。

フィラデルフィア・イーグルス 編集

2017年3月28日にフィラデルフィア・イーグルスと1年契約を結んだ。

このシーズン、イーグルスは13勝3敗の成績で地区優勝を果たした。プレーオフではミネソタ・バイキングスとのNFCチャンピオンシップゲームにて、ロビンソンはチーム初得点となるインターセプトリターンタッチダウンを挙げる活躍を見せた[9]。チームも38-7で大勝し、スーパーボウル進出を果たした。迎えたニューイングランド・ペイトリオッツとの第52回スーパーボウルでは、ロビンソンは3タックルを記録した他、試合終了間際にて相手QBトム・ブレイディが投じたヘイルメリーパスを弾き、イーグルスのスーパーボウル優勝を決定させた。

イーグルス退団後 編集

2018年3月14日に古巣・セインツと4年契約を結ぶ[10]も、シーズンでは怪我の影響もあり3試合の出場に留まった[11]2019年シーズンは試合出場が無かった。2020年シーズンでは12試合に出場し、14タックルという成績であった。

2021年8月10日に現役引退を表明した[12]

脚注 編集

  1. ^ a b c d Saints select CB Patrick Robinson in the 1st Round”. ニューオーリンズ・セインツ (2010年4月22日). 2013年4月30日閲覧。
  2. ^ 2006 Prospect Ranking rivals.com Cornerbacks 2006”. rivals.com. 2013年4月30日閲覧。
  3. ^ Minnesota Vikings at New Orleans Saints - September 9th, 2010” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2022年5月12日閲覧。
  4. ^ New Orleans Saints at Arizona Cardinals - October 10th, 2010” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2022年5月12日閲覧。
  5. ^ a b c d NFL Player Profile: Patrick Robinson”. NFL.com. 2022年5月12日閲覧。
  6. ^ Brees, Robinson lead Saints past Eagles 28-13”. FOXスポーツ (2012年11月6日). 2013年4月30日閲覧。
  7. ^ Detroit Lions at San Diego Chargers - September 13th, 2015” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2022年5月12日閲覧。
  8. ^ Meyer, Max (2016年3月23日). “Patrick Robinson signs three-year deal with Colts”. NFL.com. 2016年5月12日閲覧。
  9. ^ “【2017年カンファレンス】イーグルスとバイキングス、NFCチャンピオンの称号を手に入れたのは?”. NFL JAPAN. (2018年1月22日). https://nfljapan.com/headlines/29734 2022年5月22日閲覧。 
  10. ^ Bergman, Jeremy (2018年3月14日). “Patrick Robinson re-joining Saints on four-year deal”. NFL.com. 2022年5月12日閲覧。
  11. ^ Smith, Michael David (2018年9月25日). “Saints place cornerback Patrick Robinson on injured reserve”. Pro Football Talk. NBC Sports. 2022年5月22日閲覧。
  12. ^ New Orleans Saints cornerback Patrick Robinson retires”. NewOrleansSaints.com (2021年8月10日). 2022年5月12日閲覧。

外部リンク 編集

先代
マルコム・ジェンキンス
ニューオーリンズ・セインツ
ドラフト1巡指名
2010年
次代
キャメロン・ジョーダン