パン・バニャ
パン・バニャ、パン・バーニャ[1][2](フランス語: pan bagnat)はフランス・ニースのサンドイッチ[1][2]。
「パン・バニャ」は「湿った(濡れた)パン」の意である[1][2]。(厳密にはフランス語ではpainがパンの総称であり、panはもう少し狭い意味のパンになる。)
パン・ド・カンパーニュかチャバタに、生野菜、ゆで卵、アンチョビやツナ、オリーブオイル、塩、コショウなどからなるニース風サラダを挟むのが普通である[1][3][4][5]。任意でニンニク、スライストマト、オリーブ、ルッコラ、バジル、アーティチョーク、赤ワイン、酢を入れることもある[4][5]。パンをオイルに漬け込むため、「浴びたパン」とも言われる[5]。
パンと挟む食材の比率は、食材のほうが多い[6]。
出典
編集- ^ a b c d 上田淳子「パンバーニャ」『フランス人はたくさん仕込んで3度愉しむ。』誠文堂新光社、2022年、89頁。ISBN 978-4416522530。
- ^ a b c “ランチや朝食にも!ニース風サンドイッチ「パン・バーニャ」を作ろう”. macaro-ni (2018年10月1日). 2023年5月15日閲覧。
- ^ “パリの公園でピクニック! ニース名物パン・バーニャのレシピ。”. フィガロジャポン (2020年9月18日). 2023年5月15日閲覧。
- ^ a b Hertzberg, J.; Franรงois, Z.; Gross, S.S. (2013). The New Artisan Bread in Five Minutes a Day: The Discovery That Revolutionizes Home Baking. St. Martin's Press. p. 101. ISBN 978-1-250-01828-1 May 19, 2022閲覧。
- ^ a b c David, E.; O'Neill, M. (1955). Summer Cooking. New York Review Books classics. New York Review Books. pp. 32–33. ISBN 978-1-59017-004-5 May 19, 2022閲覧。
- ^ ナガタユイ「定番サンドイッチの考え方」『サンドイッチの発想と組み立て:世界の定番サンドイッチとその応用』誠文堂新光社、2012年、22頁。ISBN 978-4416812723。