フォーミュラ・マツダFormula Mazda)は、米国オープンホイールカーの1カテゴリー。ジュニア・フォーミュラの1つである。スポーツカークラブ・オブ・アメリカ(SCCA)に認可されていた[1]

フォーミュラ・マツダ・プロ

オリジナルのチューブフレームのフォーミュラ・マツダは、1998年から2019年まで、SCCAで独自のクラスを持っていた。

その後始まったプロ・マツダ選手権では、カーボンファイバー構造の全く新しい車を使用して、2017年までこの車両を使用し、インディカー・シリーズロード・トゥ・インディの一部である、インディ・プロ2000選手権になった。

フォーミュラ・マツダ (オリジナル)

編集
 
2010年のSCCA ナショナル チャンピオンシップ ランオフ優勝車

1983年、マツダロータリーエンジンを搭載したフォーミュラ・フォードのレースカーが、日本のハヤシレーシングで製造されたFJ411Jが、ジム・ラッセル・レーシング・スクールで使用するために米国に輸入された[2][3]

その後カリフォルニア州バーナーエンジニアリングのマーク・バーナーが25台の車を製作し、1984年のロングビーチグランプリで始まったワンメイクシリーズ、マツダ・プロシリーズを走らせた[4]。マシンは、鋼管フレームシャーシが採用され、180馬力のキャブレター付きマツダロータリーエンジンは、ヒューランド製5速Hパターンミッションを介して駆動する。コストを抑えるため、ルールでは許可されない限り改造は許可されないと定められており、かつては車のミラーの交換さえ禁止されていた。エンジンは改造できず、不正行為が容易に発見できるよう封印されている。

フォーミュラ・マツダ・プロ

編集
 
2009年、フォーミュラ・マツダ・プロ

2004年、スター・マツダ選手権に全く新しい車が導入された。エランモータースポーツテクノロジーズ製のカーボンファイバーシャーシ、6速シーケンシャルギアボックス、マツダ・RX-8に搭載される、250馬力の新型ロータリーエンジン13B-MSP Renesisエンジンを採用。ECUトラクションコントロールも提供し、ドライバーは車内からこれをオフにできる。新型オーリンズ製ダンパーを採用する。

2018年、選手権では新シャーシとなるタトゥース・PM-18に変更された。

その後

編集

2020年、SCCAのフォーミュラ・マツダクラスが廃止され、代わりにフォーミュラXが導入された。フォーミュラXは、フォーミュラ4フォーミュラ・コンチネンタルに出場できない、古いUSF2000マシンなどの車も参加できる。

関連項目

編集

脚注

編集
  1. ^ About Formula Mazda”. Home. 6 April 2024閲覧。
  2. ^ ハヤシレーシング ヒストリー”. ハヤシレーシング. 2022年9月29日閲覧。
  3. ^ 「全米のロータリー野郎が集結!」世界最大のREイベント『セブンストック2023』潜入取材 Part.1”. web option. 2024年1月9日閲覧。
  4. ^ Pruett, Marshall (2016年7月9日). “Jeff Krosnoff: Stay Hungry, Part 1” (英語). MarshallPruett.com. 2022年9月29日閲覧。

外部リンク

編集